
射水市の中小企業融資制度|創業者支援資金のご案内
新たなビジネスを立ち上げたいと考えているあなたに朗報です!射水市では、これから起業を目指す方や、創業して間もない事業者の皆さまを対象とした「創業者支援資金」をご用意しています。
資金調達に不安を抱える創業者にとって、初期投資や運転資金の確保は大きな壁となります。この制度を活用することで、そのような資金面の課題を解消し、スムーズな事業スタートを切ることが可能になります。
ここでは、創業者支援資金の詳細について、制度内容から申込時の注意点まで丁寧に解説します。
制度内容
【対象者】
以下のいずれかに該当する方が対象となります。
- これから新たに事業を始めようとする創業予定者
- 創業してから2年未満の中小企業者
つまり、創業前の準備段階でも、創業後の初期フェーズでも申請可能な制度です。個人・法人を問わず対象となるため、幅広い起業家層が利用できます。
【資金使途】
融資は以下の資金用途に利用できます:
- 運転資金:日々の仕入れ、光熱費、家賃、人件費などの経常的な支出
- 設備資金:店舗の内装工事、備品購入、機械・車両などの導入費用
創業時には多くの支払いが重なるため、こうした幅広い資金用途がカバーされている点は大きな魅力です。
【貸付限度額】
1件あたり最大2,000万円までの融資が可能です。これは創業支援資金としては非常に高額な部類であり、比較的大型のプロジェクトにも対応できます。
【貸付期間】
- 運転資金:原則5年以内(据置期間は最大1年)
- 設備資金:最大7年以内
据置期間があることで、事業の立ち上げ後すぐに返済を始める必要がなく、キャッシュフローの安定化に寄与します。
【貸付利率】
年1.25%以内という低金利での融資が可能です。民間のビジネスローンに比べ、利息の負担が非常に軽く、創業時の資金計画にも安心して組み込むことができます。
【保証料率】
融資にあたり、信用保証協会の保証を付ける場合は、その保証協会が定める保証料率が適用されます。
【保証料補助率】
保証料の2/3を射水市が補助してくれます。これにより、保証料負担が大幅に軽減され、実質的な借入コストが下がります。
【その他必要書類】
申請に際しては、以下の書類の提出が必要です:
- 創業者支援資金融資事業計画書(様式第10号)
事業計画書は審査において重要な書類です。ビジネスの目的、収支予測、販路計画、人員計画などを具体的に記載する必要があります。
制度活用のすすめ
射水市が提供するこの創業者支援資金は、「夢をかたちにする第一歩」を応援するための制度です。制度の設計を見ると、低利・長期・補助付きといった、創業期に本当に必要な支援が丁寧に盛り込まれていることが分かります。
また、制度の適用にあたっては、必要な書類や申請スケジュール、事業計画の内容などが審査に影響します。創業の準備段階から、制度活用を前提に資金計画を組み立てることで、融資を受ける可能性が高まります。
「初めての起業で何から準備すればいいのか分からない…」という方には、専門家によるサポートもおすすめです。制度に強い行政書士、税理士、金融機関担当者などと連携しながら、スムーズな融資獲得と創業の成功を目指しましょう。
【無料相談のご案内】
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!

この記事を書いた人
小峰精公/Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。


























