スタートアップ創出促進保証制度の魅力
新たなビジネスを始める際、資金調達は大きな壁となります。しかし、この制度を利用すれば、その壁を乗り越えるための強力なサポートを受けることができます。以下に、その詳細をご紹介します。
融資対象
この制度は、創業・分社化を目指す方または創業後間もない中小企業者を対象としています。具体的には、以下のいずれかの要件を満たす方が対象です。
- 事業を営んでいない個人で、2か月以内(※)に会社を設立し、事業を開始する具体的な計画がある
- 中小企業にあたる自らの会社で事業を継続しつつ、新たな中小企業にあたる会社を設立し、かつ新たな会社に事業を開始する具体的な計画がある
- 事業を営んでいない個人が設立した会社で、設立した日から5年を経過していない
- 中小企業にあたる自らの会社で事業を継続しつつ、新たに設立した会社が、設立した日から5年を経過していない
- 事業を営んでいない個人が開始した事業を法人化し、個人創業時から5年を経過していない
※市区町村が実施する認定特定創業支援等事業により支援を受けて創業する方は、6か月以内となります。
資金使途と保証限度額
この制度では、運転資金、設備資金として利用可能です。保証限度額は3,500万円で、保証申込受付時点において、これから事業を開始予定または税務申告1期未終了の方は、創業資金総額の1/10以上の自己資金が必要となります。
保証期間と貸付利率
保証期間は10年以内(据置期間1年以内)です。特定の条件を満たす場合、据置期間は3年以内となります。貸付利率は金融機関所定利率です。
保証料率と特別制度
通常の保証料率は年1.00%ですが、創業等連携サポート制度を利用する場合は年0.80%、経営資源引継ぎサポート制度を利用する場合は年0.65%となります。さらに、創業される代表者が女性、若者(35歳未満)、シニア(55歳以上)の場合、保証料率は年0.65%です。
保証人と担保
この制度では保証人不要、担保不要です。また、責任共有制度の対象外となっています。
必要書類
申請には、創業計画書(スタートアップ創出促進保証制度用)が必要です。
結び
この制度を活用することで、あなたのビジネスのスタートを力強くサポートします。ぜひ、この機会に制度を利用して、夢の実現に向けた一歩を踏み出してみてください。
融資の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル tel:0120-335-523
この記事を書いた人
小峰精公/Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。