
自己資金ゼロ…それでも起業したいあなたへ
こんにちは。起業コンサルタント(R)、税理士、行政書士、FPの中野裕哲です。今回は「自己資金なしの創業融資」について、丁寧にご説明しますね。
「来年こそ起業したい。でも貯金がない。融資も無理かな…」
そんなお悩み、じつはとても多く寄せられています。
ズバリ言います。「自己資金ゼロでの融資は難しい」が、「完全に不可能ではない」のです。
どういうことか?さっそく見ていきましょう。
融資の現実:自己資金があると信頼されやすい
創業融資で最も一般的なのは、「日本政策金融公庫」の創業融資。
公庫では「総事業資金の1/3以上の自己資金」が推奨されています。
つまり、300万円の起業資金を希望するなら、最低でも100万円の自己資金があると望ましい、ということですね。
これは、「自分のリスクを背負っている人は、真剣に事業に取り組む」という信用の基準でもあるのです。
自己資金がゼロでも融資を受けられる可能性があるパターン
ここからが本題です。
以下の条件を満たすことで、自己資金ゼロでも融資が通るケースがあります。
1.事業内容が堅実で利益が見込める
しっかりとした事業計画書があり、「現実的に利益が見込める」ことが示されていれば、自己資金が少なくてもチャンスがあります。
2.業界経験・職務実績がある
例えば飲食店を開業したい人が、10年間飲食業界で勤務していた、などの強みがあると評価が高まります。
3.家族などの協力がある
自分名義ではないものの、家族の支援(お金など)があると安心材料になります。
4.すでに副業などで実績がある
開業前から売上が立っていると「事業の信頼性」がぐっと上がります。
自己資金ゼロで挑むなら、ここがポイント!
ポイント1:預金通帳を“きれい”にしておく
通帳の動きは審査でチェックされます。給与の入金、生活費の出金などがはっきりしていると、管理能力を評価してもらえます。
ポイント2:創業計画書は数字で語る
「夢」だけでは融資は通りません。売上見込・経費・利益などを具体的に記載した、現実的な計画書が重要です。
ポイント3:準備した「証拠」を添付する
店舗の内見資料、設備見積書、仕入れ先とのやりとりなど、準備が進んでいることがわかる書類をそろえておきましょう。
審査官はここを見ている!
- 本当に返済できるか?(収支計画)
- 覚悟があるか?(自己資金や準備状況)
- 信頼できる人か?(面談の受け答えや態度)
面談では「なぜ起業したいのか?」を熱意と論理の両方で語ることが大切です。
【よくある質問:FAQ】
Q1:自己資金ゼロだと、どれくらいの融資が現実的ですか?
A:50万円〜200万円程度が目安です。300万円以上を希望する場合は、自己資金を貯めてからのほうが無難です。
Q2:家族や友人から借りたお金は自己資金になりますか?
A:原則NGですが、通帳上で“コツコツ貯めたように見える形”なら評価されることもあります。
Q3:副業の売上があると有利ですか?
A:はい、非常に有利です。売上実績は「信頼」の証です。
Q4:他の融資と併用できますか?
A:制度融資や助成金と併用は可能です。計画的に活用しましょう。
まとめ:お金がないから起業できない、は時代遅れ
確かに、自己資金ゼロでの創業融資は簡単ではありません。
でも、「ゼロだからダメ」とあきらめるのではなく、
「ゼロでも通るために、どう見せるか」を工夫すれば、道は開けます。
創業融資は、単なる“お金の話”ではなく、あなたのビジョンと準備の証明でもあるのです。
貯金がない今だからこそ、時間を味方につけて、しっかり準備を進めていきましょう!
不安がある方は、どうぞお気軽にご相談くださいね。一緒に夢を形にしていきましょう!
【無料相談のご案内】
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。



























