税理士/社労士/行政書士/司法書士/中小企業診断士/FP/元補助金審査員/元日本政策金融公庫支店長/各種コンサルタントなどが常駐する他に類を見ないワンストップサービス
オフィスは池袋駅から徒歩3分の日本政策金融公庫池袋支店と同じビルです

コラム

CIC開示のやり方をゼロから解説|起業準備中の会社員必見

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

起業前に“信用力”を知っておくことの大切さ

こんにちは。起業コンサルタント(R)、税理士・行政書士・FPの中野裕哲です。今回は「CICの開示」について、やさしく丁寧にご説明します。

「起業するには融資が必要。でも、自分の信用情報ってどうなってるんだろう…?」

そんな不安、実は多くの起業準備中の方が抱えています。

ズバリ言います。起業前に自分の“信用スコア”を確認しておくことは、融資成功のカギになるのです。


そもそも「CIC」とは?

CIC(株式会社シー・アイ・シー)は、日本の指定信用情報機関のひとつ。

クレジットカード、携帯電話の分割払い、ローンの利用履歴など、個人の信用情報を収集・管理しています。

日本政策金融公庫や銀行などの融資審査においても、CICの情報が参考にされることがあります。


CICの開示でわかること

CICに開示請求を行うと、以下のような情報が確認できます。

  • クレジットカードの利用・返済状況
  • ローン残高・契約状況
  • 支払いの延滞履歴(最大5年間)
  • 契約件数や申込履歴(申込ブラックの原因になることも)

つまり、これらの情報はあなたの“金融信用スコア”といっても過言ではありません。


開示方法は3種類

方法1:スマホからの開示(24時間OK)

一番カンタンで早いのが、スマートフォンでの開示です。

手順:

  1. CIC公式サイトにアクセス
  2. 「スマホで開示」を選択
  3. 本人確認(運転免許証やマイナンバーカード)
  4. クレジットカード決済(開示手数料:500円)
  5. 画面上に情報が表示(PDFで保存も可)

メリット:

  • 最短即時で開示できる
  • 外出不要

方法2:郵送での開示

紙で手元に欲しい方は、郵送開示がおすすめです。

手順:

  1. CICサイトから申込書をダウンロード・記入
  2. 本人確認書類のコピーを同封
  3. 手数料1,500円分の定額小為替証書等(郵便局で購入)を同封
  4. CICへ郵送

約10日前後で開示報告書が届きます。


開示結果の見方

CICの開示書類はやや見慣れない形式ですが、重要な項目は以下の通りです。

表示項目 意味
支払状況 「$」=正常、「A」=延滞、「P」=部分支払など
取引状況 契約中/完了など
申込情報 過去6か月以内のクレジット申込履歴
異動情報 返済遅延・債務整理等がある場合に記載

延滞や異動情報があると、融資審査に影響を及ぼすことがあります。


【よくある質問:FAQ】

Q1:CICの情報は他の信用情報機関と違うの?

A:はい。CICは主にクレジット会社系。JICC(消費者金融系)やJBA(銀行系)とは別機関です。全て確認したい場合はそれぞれに開示請求が必要です。

Q2:延滞があった場合、いつ消えるの?

A:延滞情報は最大5年間記録されます。その後自動的に削除されます。

Q3:過去の借金を完済したけど、まだ載っている?

A:完済後もしばらくは「契約完了」として記載されますが、異常ではありません。

Q4:開示したことが信用に影響する?

A:開示履歴は信用情報には残りませんので、安心してください。


まとめ:起業前の“健康診断”としてのCICチェック

あなたの信用情報は、いわば金融界における「健康診断書」のようなもの。

起業融資を申し込む前に、一度自分の情報を確認しておくことで、

「どこに不安があるか」「どう対策すべきか」が見えてきます。

起業は“準備がすべて”です。

金融の信用面でもしっかり準備をして、自信を持ってスタートダッシュを切りましょう!

【無料相談のご案内】

弊社では、中野裕哲を中心とした所属専門家チーム(起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員など)が一丸となって、幅広い起業支援・経営支援を行っております。
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル 0120-335-523
お問い合わせフォーム https://v-spirits.com/contacts

この記事を書いた人

中野裕哲/Nakano Hiroaki

起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)

V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。

【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人

多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

関連記事

爆アゲ税理士の起業経営チャンネル

新着コラム

  1. ...
  2. ...
  3. ...
  4. ...
  5. ...
ダウンロードはこちら
全国対応の補助金申請を専門家がサポート|中野裕哲の無料相談V-Spirits
All Aboutガイドの原点
多胡藤夫ブログ
中野裕哲ブログ
渋田貴正ブログ
三浦高ブログ
小峰精公ブログ
坂井優介ブログ
嶋田大吉ブログ
V-Spirits総合研究所株式会社
充実の福利厚生制度
採用情報
業務提携先募集情報
V-Spirits Group SDGsの取り組み
弊社グループ専門家への取材対応について
脳卒中フェスティバル

他社広告欄

クラウドPBX