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コラム

起業準備の成功者が必ず持っている「明確性」とは何か?

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明確性が未来を変える!起業準備に必須の思考整理法

はじめに:なぜ「明確性」が起業準備で最重要なのか?

これから1年後に起業を検討しているあなたに、まず伝えたいのは「起業に必要な資質は特別な才能や資金力ではない」ということです。
もちろんお金やスキルも重要ですが、それ以上に大切なのは 「明確性」 です。

「自分は何をしたいのか?」
「どんなお客様に喜んでもらいたいのか?」
「どんな未来を実現したいのか?」

この問いに明確に答えられるかどうかが、起業の成否を分けるのです。


第1章:明確性とは何か?

ビジネスにおける「明確性」とは、以下の3つをはっきり言語化できている状態を指します。

  1. 目的の明確性
    → 何のために起業するのか。自分の人生や価値観と直結するもの。

  2. 目標の明確性
    → 1年後、3年後、5年後にどんな姿を目指すのか。数値や具体像で表現。

  3. 行動の明確性
    → その目標を達成するために、今何をすべきか。具体的なタスクに落とし込む。

明確性がないまま起業すると、途中で方向を見失い、資金も時間も浪費してしまう危険があります。


第2章:明確性が起業に与える影響

1. 資金調達で有利になる

事業計画書を書く際、「なぜこの事業なのか」が明確であるほど、金融機関や投資家からの信頼が得やすくなります。

2. 集客がスムーズになる

ターゲット顧客像を明確にしていれば、「誰に届けたい商品か」がブレずに訴求できます。

3. 行動に迷いがなくなる

明確なゴールがあれば、日々の意思決定が早くなります。


第3章:明確性を欠いた起業の失敗例

ケース1:とりあえず独立したが方向性が曖昧

サラリーマン時代の不満から「自由になりたい」と起業。しかし、具体的に「何を」「誰に」提供するかが不明確で半年後に売上がゼロ。

ケース2:顧客ターゲットが広すぎる

「誰でも使えるサービスです!」と訴求した結果、誰にも刺さらず、広告費だけが無駄になった。

ケース3:目標が抽象的

「成功したい」「お金持ちになりたい」といった曖昧な目標では、行動計画が立てられず空回り。


第4章:明確性を高めるための具体的ステップ

ステップ1:WHY(なぜやるのか)を深掘りする

  • 自分の価値観は何か?

  • どんなライフスタイルを実現したいか?

  • 何を成し遂げたいのか?

ステップ2:WHO(誰に届けるのか)を決める

  • 年齢、性別、職業、ライフスタイル

  • 顧客が抱える悩みや課題は何か?

  • どんな未来を提供できるのか?

ステップ3:WHAT(何を提供するのか)を明確にする

  • 商品やサービスの特徴

  • 競合との差別化ポイント

  • 提供する価値(ベネフィット)

ステップ4:HOW(どう実現するのか)を設計する

  • 集客方法(SNS、紹介、広告など)

  • 収益モデル(単発販売、サブスク、コンサルティング)

  • 行動計画(毎日・毎週・毎月のタスク)


第5章:明確性を持つことのメリット

  1. 信頼が得られる
    ブレない姿勢が顧客や金融機関から評価される。

  2. 仲間が集まる
    明確なビジョンを語る人には、共感する仲間やパートナーが自然と集まる。

  3. 成果につながるスピードが速い
    迷わず行動できるため、結果が出るまでの時間が短縮される。


第6章:明確性を磨くための実践法

  1. 言語化する習慣を持つ
    頭の中で考えるだけでなく、ノートに書き出す。

  2. 他人に説明してみる
    自分のビジネスアイデアを友人や同僚に話してみると、不明確な部分が浮き彫りになる。

  3. 定期的に振り返る
    月に一度は目標や行動を見直し、ブラッシュアップする。

  4. 専門家に相談する
    税理士、経営コンサルタント、先輩起業家など第三者の視点を借りる。


第7章:ケーススタディ(明確性が成功を呼んだ例)

事例1:ターゲットを絞り込んだ飲食店

「誰でも来てください」から「子育て世代のランチ特化店」に明確化。結果、口コミで広まり売上が倍増。

事例2:士業のブランディング

「法律全般対応」ではなく「起業支援専門」と打ち出した司法書士。顧客からの信頼が高まり、紹介が増加。

事例3:オンラインスクール

「英語を学びたい人」から「海外赴任予定の30代会社員」にターゲットを絞り、短期間で売上1,000万円を達成。


FAQ:よくある質問

Q1. 明確性がないままでも起業できますか?
A. できますが、途中で迷走するリスクが非常に高いです。最低限の目的と目標は明確にしておきましょう。

Q2. 明確性はどうやって磨けばいいですか?
A. ノートに書き出し、他人に説明し、定期的に見直す。この繰り返しが一番効果的です。

Q3. 目標は数値化した方がいいですか?
A. はい。「年商1,000万円」「顧客100人」など、具体的な数字が明確性を高めます。

Q4. ビジョンがコロコロ変わってしまいます。問題ですか?
A. 問題ではありません。変化の中で本当に大切なものが見えてきます。ただし、一度決めたら一定期間はやり切る姿勢が必要です。

Q5. 明確性がある人とない人の違いは何ですか?
A. 明確性がある人は行動が早く、周囲から応援されやすいです。ない人は迷いが多く、チャンスを逃しやすい傾向があります。


おわりに:明確性を持てば起業は怖くない

起業には不安がつきものです。しかし、その不安の多くは「明確性の欠如」から生まれます。
自分の目的、目標、行動を明確にできれば、起業はずっと安心して取り組めるものになります。

ズバリ言います。
「明確性を持つことは、起業家の最大の武器」 です。

これから起業を目指すあなたも、まずは自分の想いを言語化し、目標を明確にすることから始めてみましょう。

【無料相談のご案内】

弊社では、中野裕哲を中心とした所属専門家チーム(起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員など)が一丸となって、幅広い起業支援・経営支援を行っております。
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この記事を書いた人

中野裕哲/Nakano Hiroaki

起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)

V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。

【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人

多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

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