
積極的に関わりたい提携先の見抜き方とは?
ズバリ言います。
事業を加速させたいなら、「誰と組むか」が超重要です。独立・起業したばかりの方から、「どこと提携すればいいですか?」とよく聞かれますが、その答えは実はとてもシンプルなんです。今回は、積極的に関わるべき“良い提携先”を見抜くためのポイントを、わかりやすくご紹介しますね。
1. 「価値観が近いか」を見る
最初にチェックしたいのが、「ビジネスの価値観」が近いかどうか。たとえば、「顧客ファーストで動いているか」「短期的な利益より長期的な信頼を大事にしているか」などですね。
ここがズレていると、提携後にトラブルが起きやすくなります。たとえば、こちらは丁寧にフォローしたいのに、相手は「早く売れればいい」と押し売り体質だったら……一緒にいて疲れてしまいますよね。
2. 「レスポンスの早さ」は信頼の証
やり取りのスピードも大きな判断材料です。
メールやLINE、電話など、どのツールでもかまいませんが、レスポンスが遅い相手とは、段取りが狂いやすくなります。
もちろん、すぐに返信できない状況もありますが、誠実な人は「今は立て込んでいるので、◯日までに返します」といった一言を入れてくれます。
こうした対応ができる相手は、信頼してOKです。
3. 「紹介できるかどうか」で判断する
実はとってもわかりやすい基準があります。
それは、「この人(会社)を、自分の大事なお客様に紹介できるか?」という視点です。
紹介できる=自信を持って推薦できる
紹介できない=何か不安な点がある
ということ。提携関係というのは、ある意味“自分の信用”を相手に預けることにもなります。紹介したことでトラブルが起きれば、自社の信頼まで下がってしまいますよね。
4. 「感謝の気持ちを表せるか」を見る
小さなことに「ありがとうございます」と言える人。これ、本当に大切です。
提携関係は、最初はWin-Winでも、少しずつ差が出てくることがあります。そのときに、お互いの存在に感謝できるかどうかで、関係が長続きするかが決まります。
礼儀や人間性は、意外と見落としがちですが、長く良好な関係を続けるには欠かせない要素です。
5. 「一緒に成長できそうか」を想像してみる
最後に大事なのが、「この人となら、今後もっと成長できそう」と思えるかどうか。
未来に希望が持てる関係こそ、提携すべきパートナーです。
たとえば、アイデアを共有したときに「面白いですね!一緒にやってみませんか?」と前向きなリアクションが返ってくる人。一緒にいて、どんどんアイデアが出てきてワクワクする人。
こういう相手こそ、ビジネスを面白くし、未来を広げてくれる存在です。
まとめ
いかがでしたか?
提携先を見抜くには、肩書きや実績よりも「人間性」「価値観」「信頼感」が何より大切です。
-
価値観が近いか
-
レスポンスが早いか
-
紹介できるか
-
感謝があるか
-
一緒に成長できるか
この5つのポイントを意識して、良い提携先と巡り会ってくださいね。
そして、あなた自身も“選ばれる存在”であることを忘れずに。お互いにリスペクトし合える関係こそ、ビジネスの最強エンジンです!
【無料相談のご案内】
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。