
E-E-A-T対策って結局なにをすればいいの?
~「誰が言っているか」が問われる時代の信頼獲得術~
「SEOで“E-E-A-T”が大事って聞くけど、いったい何をすればいいの?」
「個人事業主や中小企業にとっては難しそう…」
そんなふうに感じている方、多いのではないでしょうか?
ズバリ言います。
E-E-A-T対策=“信頼される情報発信”を整えることです。
小難しいアルファベットの並びに感じるかもしれませんが、やるべきことはとてもシンプル。
この記事では、「E-E-A-Tとは何か?」「なぜ重要なのか?」「何から始めればいいのか?」を、わかりやすく整理していきます。
E-E-A-Tってなに?なぜ必要なの?
まずは用語の意味をかんたんに整理しましょう。
E-E-A-TはGoogleの評価基準である4つの要素を表しています。
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Experience(経験)
→ 実体験に基づいた情報か? -
Expertise(専門性)
→ 専門知識に裏打ちされた内容か? -
Authoritativeness(権威性)
→ 第三者から評価される立場か? -
Trustworthiness(信頼性)
→ 正確で安全な情報か?
これらは、検索エンジンが「そのページを検索結果に出すべきか?」を判断する際に重視するポイント。
とくに健康・お金・法律などの「人生に影響を与えるジャンル」では、E-E-A-Tが非常に重要になります。
E-E-A-T対策でやるべきこと7選
では、私たちは具体的に何をすればよいのでしょうか?
起業家・フリーランス・小規模事業者にもできる対策を、順番にご紹介していきます。
①「誰が書いているか」を明確にする(著者情報の充実)
E-E-A-Tの最初の一歩は、「この情報は誰が発信しているのか?」を明示すること。
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著者プロフィールの設置
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資格や経歴の掲載
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SNSや所属団体のリンク
などをページの下部やプロフィール欄に設けましょう。
特に「経験」と「専門性」を証明する材料になります。
② 実体験を交えたコンテンツにする(Experience強化)
「経験」は、他にはない“あなただけの価値”。
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実際にサービスを使ってみた感想
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成功談・失敗談
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お客様からのリアルな声
など、“自分の言葉で語る”情報は、E-E-A-T的にも非常に評価されます。
③ 情報の正確さ・信頼性を意識する(Trust強化)
誤字脱字や事実誤認は信頼を大きく損ねます。以下もチェックポイント。
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情報の出典を明記(例:統計データなど)
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引用は信頼できるサイトから
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定期的に古い記事を見直して更新
とくにお金や健康に関する記事(YMYL系の記事)は、読者の人生に直結します。より丁寧な確認が求められます。
④ 専門性を打ち出す(Expertise強化)
あなたが専門家であることを、わかりやすく示しましょう。
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資格・実績・登壇歴を記載
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特定分野に特化した情報発信に絞る
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同じテーマで記事を複数投稿する
ブログでもSNSでも、「この人はこの分野に詳しい」と感じてもらえることがポイントです。
⑤ 外部からの評価を得る(Authority強化)
権威性を高めるためには、「他者からの評価」が重要。
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メディア掲載歴
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公的機関や業界団体からのリンク
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外部サイトに名前が出る(インタビュー、引用など)
最初は難しく感じるかもしれませんが、小さな一歩として「SNSで紹介される」「口コミされる」だけでも大きなプラスです。
⑥ サイト全体の安全性・信頼性を確保する
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SSL化(httpsで始まるURL)
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プライバシーポリシーの設置
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運営会社や連絡先の記載
など、「怪しくないサイト」だという印象を持ってもらうための基礎も整えておきましょう。
⑦ 読者にとって“わかりやすい”内容にする
いくら専門的でも、難解すぎては意味がありません。
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見出しをわかりやすく
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箇条書きや図解の活用
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結論ファーストで構成
読者目線で「読みやすい・伝わる」コンテンツづくりが、結果的にE-E-A-Tにもつながります。
個人事業主でもできるE-E-A-T対策とは?
「法人じゃないから難しいのでは?」という声もありますが、そんなことはありません。
むしろ、個人の顔が見えるビジネスだからこそ、経験・専門性・信頼性を打ち出しやすいというメリットがあります。
たとえば…
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ブログに顔写真と名前を出す
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SNSで日々の活動を発信する
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お客様とのやり取りやレビューを紹介する
など、小さな積み重ねが大きな信頼へとつながっていきます。
まとめ:E-E-A-Tとは「信頼の見える化」
いかがでしたか?
E-E-A-Tとは、難しいSEOテクニックではありません。
要するに…
・「この人の言うことなら信頼できそう」
・「ちゃんと調べて書いてある」
・「体験に基づいたリアルな話だ」
という印象を、検索エンジンにもユーザーにも与えること。
これからの時代は、“誰が、どんな想いで、どう語るか”が問われます。
だからこそ、E-E-A-T対策を通じてあなた自身のストーリーや信頼感をコンテンツに込めていくことが、起業成功への大きな力になるのです。
不安な方は、まずプロフィールの見直しから始めてみてくださいね。
“信頼される発信”の第一歩、一緒に進んでいきましょう!
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この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。