税理士/社労士/行政書士/司法書士/中小企業診断士/FP/元補助金審査員/元日本政策金融公庫支店長/各種コンサルタントなどが常駐する他に類を見ないワンストップサービス
オフィスは池袋駅から徒歩3分の日本政策金融公庫池袋支店と同じビルです。起業・経営の無料相談実施中

コラム

引越し業の創業融資と必要な許認可・資格|開業資金の受け方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

引越し業で独立するには?必要な許認可・資格と創業融資の受け方をやさしく解説

引越し業での独立を考えると、まず気になるのが「どんな許認可や資格が必要か」と「開業資金をどう用意するか」の2点です。引越し業はトラックや人手が欠かせない一方で、車両の購入や車庫の確保、開業当初の運転資金など、まとまった資金が先に必要になります。そこで選択肢になるのが、日本政策金融公庫の創業融資です。

この記事では、引越し業の開業に必要な許認可・資格を整理したうえで、創業融資の基本と、引越し業ならではの資金計画のポイントを解説します。制度や金利は変わりやすいため、数字は執筆時点(2026年6月時点)のものとして扱い、申請前には必ず運輸局や日本政策金融公庫の公式情報で最新の内容をご確認ください。

引越し業の開業に必要な許認可・資格を整理する

引越し業は「貨物自動車運送事業」にあたり、使う車両の種類によって必要な手続きが分かれます。どちらを選ぶかで、開業資金の規模も融資の考え方も変わってきます。

トラックで本格的に営業するなら「一般貨物自動車運送事業」の許可

2トントラックなどの事業用トラックを使って引越しを請け負う場合は、一般貨物自動車運送事業の許可が必要です。これは運輸局への許可申請が必要な制度で、一般に、事業用車両を一定台数そろえること、営業所や車庫を確保すること、運行管理者・整備管理者を選任することなど、複数の要件を満たす必要があるとされています。許可が下りるまでには一定の審査期間がかかるため、開業スケジュールは余裕をもって組むことが大切です。要件の詳細は年度や地域によって異なる場合があるため、運輸局や許認可に詳しい専門家に確認しておくと安心です。

軽トラック1台で小さく始めるなら「貨物軽自動車運送事業」の届出

軽トラック(黒ナンバー)1台から小規模に始める場合は、貨物軽自動車運送事業の届出で開業できます。こちらは許可制ではなく届出制で、一般貨物に比べると手続きの負担は軽い傾向があります。単身者の引越しや小口配送を中心に、まずは一人で始めたいというケースに向いています。将来的に規模を広げてトラック営業へ移行する場合は、あらためて一般貨物の許可を検討することになります。

必要な資格・人員

一般貨物自動車運送事業では、運行管理者や整備管理者の選任が求められます。運転そのものについては、車両の大きさに応じて普通・準中型・中型などの運転免許が必要です。軽貨物であれば普通免許で始められることが多く、この点も小さく始めやすい理由の一つです。人員体制は許認可の要件にも資金計画(人件費)にも関わるため、開業形態を決める段階で整理しておきましょう。

引越し業の開業資金と創業融資の基本

引越し業の開業では、トラックなどの車両費、車庫の賃料や保証金、制服・資材費、そして売上が安定するまでの運転資金が必要になります。これらを自己資金だけで賄うのは負担が大きいため、創業融資を組み合わせるのが現実的です。

創業融資とは、主に日本政策金融公庫が提供する、起業時の資金調達を目的とした融資制度です。政府系金融機関が提供するため、民間金融機関では対応が難しいケースにも積極的に取り組むのが特徴で、原則として無担保・無保証人での借り入れが可能です。事業の実績がなくても、事業計画書と自己資金をもとに審査が行われます。

現在の主力制度は、日本政策金融公庫の「新規開業・スタートアップ支援資金」です。融資限度額は7,200万円(うち運転資金4,800万円)で、創業時に必要な資金規模をカバーできる設計になっています。2026年6月1日現在の基準利率は、無担保で創業期(税務申告を2期終えていない場合)に利用するとき年3.45〜5.15%です。創業期に無担保で利用する方には、原則0.65%(雇用の拡大を図る場合は0.9%)の利率引下げが適用される可能性がありますが、実際の適用可否は制度・審査・条件によって異なるため、詳細は申請先での確認が必要です。

元金返済の据置期間は5年以内で設定でき、据置期間中は利息のみの支払いとなるため、開業初期の資金繰りに余裕を持たせられます。申請から融資実行までは、書類提出後おおむね3週間〜1か月が目安です。書類準備を含めると合計2か月程度を見ておくと安心です。

\ で、結局「今の自分」は? /

その要件、あなたは何点クリアできていますか?

上で解説した条件の充足度を100点満点で自動採点し、不足点と「次の一手」を1枚レポートで即お渡しします。記事を読むより、自分の数字を見た方が早いかもしれません。

特典
診断後、多胡監修の4大特典(ロードマップ/チェックシート/面談対策/事業計画書)を無料プレゼント

自分の融資スコアを見る(無料)→

多胡藤夫
監修元日本政策金融公庫 支店長 多胡藤夫/執筆 元朝日信用金庫 融資担当営業 小峰精公

💬 無料相談のご案内

弊社では、元日本政策金融公庫支店長の多胡や元信用金庫法人営業の小峰を中心とした専門家チームが、幅広い融資を含む資金調達支援・起業支援・経営支援を行っております。「何から始めればいいかわからない」という段階でもお気軽にご相談ください。

V-Spiritsでは年間1,000件以上の融資などの資金調達支援や起業・経営支援を行っております。専門チームが伴走支援を行います。

引越し業ならではの資金計画のポイント

引越し業の資金計画では、次のような業種特有の事情を押さえておくと、事業計画書の説得力が高まります。

車両は「設備資金」、日々の支払いは「運転資金」で分けて考える

トラックや軽トラックの購入費は設備資金、燃料費・人件費・車庫の賃料などは運転資金にあたります。新規開業・スタートアップ支援資金を利用する場合、返済期間は設備資金で20年以内、運転資金で原則10年以内が一つの目安とされています。車両という大きな設備投資と、開業直後の運転資金を分けて見積もることで、無理のない返済計画を立てやすくなります。

中古トラックの活用と見積書の準備

開業コストを抑えるために中古トラックを選ぶケースも多くあります。融資申請では、購入予定の車両や設備について見積書を用意し、資金使途を具体的に示すことが重要です。「何にいくら使うのか」が明確なほど、計画の信頼性は高まります。

運転資金に含められるもの・含められないもの

運転資金は「事業に必要な支出」であることが前提です。従業員の給与や役員報酬は運転資金の対象になりますが、創業者自身の生活費は対象になりません。引越し業は繁忙期と閑散期の差が出やすい業種でもあるため、売上が安定するまでの人件費や固定費を運転資金として計画に織り込んでおくと安心です。

自己資金と事業計画書で押さえること

公庫の創業融資では、自己資金の額が審査の重要な判断材料になります。ただし、制度上「自己資金は総額の何分の1が必須」といった固定の要件は定められていません。額や割合の決まりはないものの、自己資金が多いほど審査で有利になりやすい、という理解が実態に近いといえます。自己資金は、面談の時点で口座に確認できる形にしておきましょう。

また、創業前に自費で購入した資材や設備、テストマーケティング費用などは、一定の範囲で「みなし自己資金」として評価されることがあります。領収書は必ず保管しておきましょう。

引越し業で特に意識したいのは、許認可の取得と融資申請のスケジュールを並行して進めることです。一般貨物の許可には審査期間がかかり、融資にも準備・審査で2か月程度を要します。開業予定日から逆算して、どちらも間に合うように段取りを組むことが、スムーズな開業につながります。なお、法人を設立して開業する場合の登記手続きや、税務・労務の手続きは専門分野が分かれるため、それぞれ司法書士・税理士・社会保険労務士などの専門家に相談することをおすすめします。

よくある質問(FAQ)

Q. 許可が下りる前でも創業融資は申し込めますか?

許認可の取得見込みや事業計画をもとに、許可前の段階で融資の相談・準備を進めることは実務上あります。ただし、事業の実現可能性が審査で見られるため、許認可の取得段取りを事業計画書のなかで具体的に示せることが望ましいといえます。許認可と融資の両方を見据えて準備を進めるのが安全です。

Q. 軽貨物と一般貨物で、必要な資金や融資の考え方は変わりますか?

軽トラック1台で始める軽貨物は初期投資が小さく、必要な資金も比較的抑えられます。一方、トラックを複数そろえる一般貨物は車両費・車庫費・人件費が大きくなり、その分だけ必要な資金も融資額も大きくなりやすい傾向があります。どちらの開業形態を選ぶかで資金計画が変わるため、早い段階で方針を決めておくとよいでしょう。

Q. 審査に落ちると信用情報に傷がつきますか?

日本政策金融公庫の審査に落ちても、そのこと自体が信用情報に記録されることはありません。公庫は個人信用情報機関に加盟しておらず、申し込みや否決の記録が信用情報に残るわけではないためです。ただし、過去の延滞や債務整理など別の事由による情報が信用情報に登録されている場合は、それが審査に影響することがあります。

まとめ

引越し業での独立は、「どの開業形態を選ぶか(軽貨物の届出か、一般貨物の許可か)」と「必要な資金をどう調達するか」をセットで考えることが成功の鍵です。トラックで本格営業するなら一般貨物自動車運送事業の許可、軽トラックで小さく始めるなら貨物軽自動車運送事業の届出が基本となり、それぞれ必要な資金の規模も変わります。

資金面では、日本政策金融公庫の「新規開業・スタートアップ支援資金」が有力な選択肢です。無担保・無保証人での借り入れが原則可能で、据置期間も設定できるため、開業初期の資金繰りを支えてくれます。許認可の取得と融資申請を並行して段取りよく進めることが、スムーズな開業への近道です。制度は変わりやすいため、申請前には最新の公式情報を確認し、判断に迷う場合は早めに専門家へ相談することをおすすめします。

創業融資 無料オンライン診断

あなたは今、いくら受けられる?

記事で要点はつかめたはず。あとは「あなた自身の数字」を知るだけです。いくつかの質問に答えると、印刷できる1枚の結果レポートをその場でPDFでお届けします。

  • 融資条件の充足度を100点満点で採点(A〜D判定)
  • 起業段階と悩みに応じた課題と「次の一手」を提示
  • 印刷できる1枚レポートをPDFで即送信

豪華特典
元日本政策金融公庫 支店長 多胡監修|4大特典を無料プレゼント

診断を受けるだけで、いますぐ全部お受け取りいただけます。

創業融資ロードマップ
申請から着金までの流れが1枚でわかる
創業融資 直前チェックシート
申込前に“落ちる穴”を最終チェック
公庫融資 面談対策指南書
元支店長が教える、面談の通し方
V-Spirits式 事業計画書テンプレート
数千人が融資を獲得した実績の雛形

無料診断を受けて特典を受け取る →

登録不要・その場で結果。「数字が見えてから相談したい」「まず気軽に壁打ちしたい」——どちらにも対応します。

多胡藤夫
監修
多胡藤夫 / 元日本政策金融公庫 支店長
現場で融資審査 約63,000件。その審査基準を診断ロジックと特典に反映しています。

小峰精公 / 元朝日信用金庫 融資担当営業
金融機関の現場目線で、創業者がつまずきやすい点を踏まえて設計。

【無料相談のご案内】

弊社では、元日本政策金融公庫支店長の多胡や元信用金庫の法人営業の小峰を中心とした所属専門家チームが一丸となって、幅広い融資を含む資金調達のご支援・起業支援・経営支援を行っております。
融資を受けるには何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル 0120-335-523
お問い合わせフォーム https://v-spirits.com/contacts

小峰

この記事を書いた人

小峰精公/Kiyotaka Komine

元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。

この記事を監修した人

多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

中野裕哲紹介画像

この記事を監修した人


中野裕哲

中野裕哲/Nakano Hiroaki

税理士法人V-Spiritsグループ代表/税理士/行政書士/特定社会保険労務士/採用定着士/ファイナンシャルプランナー/起業コンサルタント/経営コンサルタント/大正大学招聘教授

税理士法人V-Spiritsグループ代表の中野裕哲は、中小企業経営者のために、税務・会計だけでなく、採用、人事、資金繰り、融資、補助金、助成金、営業、Webマーケティング、売上導線設計まで横断的に支援する実戦型経営税理士です。

経営の悩みは、突き詰めると「人・金・売上」に集約されます。中野裕哲は、大企業人事部、人材紹介会社の採用エージェント、中小企業の財務責任者、大手不動産会社での営業、出版・Web制作による集客導線構築など、幅広い実務経験をもとに、経営者の意思決定を支援します。

【対応領域】
税理士顧問、社労士顧問、補助金支援、助成金支援、資金調達支援、採用力診断、売上導線診断、経営参謀顧問。税務・会計・決算・節税に加えて、経営分析、労務管理、社会保険、助成金、採用体制づくり、融資、補助金、事業計画、営業戦略、Webマーケティング、出版、メディア活用まで一体的に相談できます。

中野裕哲は、家業の倒産危機からの壮絶な貧乏体験を原点に、お金で苦しむ経営者をひとりにしないことを掲げています。資金繰り、採用、売上づくりの壁に対して、経営者目線で伴走します。

【主な実績】

  • 起業支援・経営支援の豊富な実績
  • 起業相談件数3,000件以上
  • 資金調達支援1000件以上
  • 大企業Webサイト多数監修
  • 商業出版著書監修約32冊(累計30万部超)

V-Spiritsグループでは、融資・補助金・金融機関対応に詳しい社内役員チームも伴走します。元経済産業省系補助金審査員・事務局員、元日本政策金融公庫支店長、元信用金庫融資担当営業などの専門家が、補助金申請、事業計画、資金繰り、金融機関対応を実務面から支援します。

税理士顧問、社労士顧問、融資、補助金、助成金、採用、営業、マーケティングまで、経営者が本当に悩む領域をワンストップで相談できます。V-Spiritsグループは、起業支援・会社設立・創業融資・補助金助成金・税務会計・人事労務・許認可・経営顧問をワンストップで支援する、起業家・中小企業向けの専門家グループです。


関連記事

無料相談
お客様の声

新着コラム

  1. ...
  2. ...
  3. ...
  4. ...
  5. ...
ダウンロードはこちら
全国対応の補助金申請を専門家がサポート|中野裕哲の無料相談V-Spirits
All Aboutガイドの原点
多胡藤夫ブログ
中野裕哲ブログ
渋田貴正ブログ
三浦高ブログ
小峰精公ブログ
坂井優介ブログ
嶋田大吉ブログ
行政書士法人V-Spirits
充実の福利厚生制度
採用情報
業務提携先募集情報
V-Spirits Group SDGsの取り組み
弊社グループ専門家への取材対応について
爆アゲ税理士の起業経営チャンネル
脳卒中フェスティバル

他社広告欄

クラウドPBX