
ターゲティングとペルソナ設定で顧客像を明確に!ビジネスの解像度を上げよう
こんにちは!いつもありがとうございます。
V-Spiritsグループ代表で、
爆アゲ税理士 中野です。
今回は、起業や新規事業を考えるうえで避けて通れないテーマ、
「お客様は誰なのか?」について、さらに一歩踏み込んで解説します。
ビジネスがうまくいかない原因の多くは、
商品やサービスそのものではなく、
お客様像がぼんやりしていることにあります。
目次
- STP分析とは?全体像をおさらい
- これまでの復習:セグメンテーション
- 今回のテーマ:ターゲティングとは何か
- ターゲット層の具体例
- ペルソナとは?ターゲットとの違い
- ペルソナの具体例
- ターゲットとペルソナの決定的な違い
- 解像度が上がると何が変わるのか
- まとめ
- よくある質問(FAQ)
STP分析とは?全体像をおさらい
起業や新規事業を考える際の基本フレームワークとして、
STP分析があります。
STPとは、次の3つの頭文字です。
- S:Segmentation(セグメンテーション)=市場の細分化
- T:Targeting(ターゲティング)=狙う市場・顧客層の決定
- P:Positioning(ポジショニング)=自社の立ち位置の明確化
この順番で考えることで、
「誰に、どんな価値を、どの立場で提供するのか」が整理されます。
これまでの復習:セグメンテーション
前回までにお話ししてきたのが、
(1) Segmentation(セグメンテーション)です。
セグメンテーションとは、
市場を年齢・地域・職業・ライフスタイルなどの軸で細かく分けること。
ここでは、
「世の中には、どんなお客様が存在しているのか?」
を洗い出す作業だと考えてください。
今回のテーマ:ターゲティングとは何か
次に行うのが、
(2) Targeting(ターゲティング)です。
ターゲティングとは、
セグメンテーションで細分化した市場の中から、
「今回は、ここを狙う」と決めることです。
ズバリ言います。
ターゲティングをしないビジネスは、
「誰にも刺さらないビジネス」になりがちです。
ターゲット層の具体例
例えば、スポーツジムを開業するとしましょう。
ターゲット層の設定例は、次のようになります。
- 豊島区東池袋周辺に住む
- 20代〜40代の男女会社員
- 平日夜、会社帰りに利用
ここまで決めるだけでも、
営業時間、立地、料金帯の方向性が見えてきます。
ペルソナとは?ターゲットとの違い
ターゲティングとセットで語られるのが、
ペルソナです。
ターゲットが「一定の顧客層」という集団なのに対し、
ペルソナは、たった一人の典型的なお客様を具体的に描きます。
ペルソナ設定の目的は、
「この人だったら、どう感じるか?」をリアルに想像できるようにすることです。
ペルソナの具体例
同じくスポーツジムの例で考えてみましょう。
ペルソナ設定例
- 住所:豊島区東池袋1丁目24番1号
- 氏名:ヤマダ 太郎さん
- 年齢:40歳
- 職業:コンサルティング企業勤務の会社員
30代後半から管理職となり、仕事が忙しく運動不足。
健康診断では毎年「軽肥満」と言われ、少し危機感を感じている。
帰宅は毎日22時頃。
着替えや荷物を持たず、30分程度でサクッと運動できるジムが理想。
月のお小遣いは5万円。
できるだけコスパの良いジムを探している。
ターゲットとペルソナの決定的な違い
ここまで読むと、
ターゲットとペルソナの違いがはっきりしますよね。
ペルソナは、
ターゲット層を極限まで具体化した存在です。
この解像度の高さが、
商品設計・価格・コピー・導線設計に大きな差を生みます。
解像度が上がると何が変わるのか
- 「誰向けの商品か」を説明しやすくなる
- 刺さる言葉・キャッチコピーが作りやすくなる
- 無駄な機能・サービスを削れる
- 価格設定に自信が持てる
つまり、
迷いが減り、判断が速くなるのです。
まとめ
- STP分析はビジネス設計の基本
- ターゲティングは「誰を狙うか」を決める工程
- ペルソナは「一人のお客様」をリアルに描くこと
- 解像度が上がるほど、ビジネスは強くなる
次回は、
(3) Positioning(ポジショニング)について、
さらに掘り下げていきます。
よくある質問(FAQ)
Q1. ペルソナは1人だけでいいのですか?
基本は1人でOKです。
まずは最重要ペルソナを1人決めることが大切です。
Q2. 実在の人物をモデルにしてもいいですか?
問題ありません。
むしろ、実在の顧客をベースにするとリアリティが増します。
Q3. ターゲットを絞りすぎると売上が減りませんか?
短期的には不安になりますが、
実務上は「広く浅く」より「狭く深く」の方が成果が出やすいです。
Q4. ターゲットやペルソナは途中で変えてもいいですか?
もちろんOKです。
実際の反応を見ながら、ブラッシュアップしていきましょう。
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この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。



























