
価格戦略のキモは「競合調査」|プライドと現実のバランスをどう取るか?
こんにちは!
いつもありがとうございます。
V-Spiritsグループ代表で、
爆アゲ税理士 中野さんです。
価格戦略の続き:今回は「競合戦略」へ
起業や新規事業における
ビジネスモデル構築。
価格の決め方の続きです。
モノやサービスの価格を決めるときには
以下の5つの要素を検討するのが基本中の基本です。
- 自社コスト →原価構造
- 顧客受容性 →ターゲット層の予算感や値頃感
- 競合戦略 →競合他社の価格との比較
- ブランディング →自社が高いか安いかのイメージづけ
- 提供価値との適合 →満足と価格とのバランス
価格と原価構造の話をしてきましたが、
次は(3)競合戦略の話に移ります。
「プロ意識」は大切、でも価格は相手が決める
売る側はその商品・サービスに関する
「プロ」だといえますよね。
だから、
オレはすごいんだ。
こんな実績があるんだと、
プライドを持っていて当然です。
会社自身の社会的価値についても
相当に自負していて当然かと思います。
そのぐらいのプライドで働くのは
とてもいいことですよね。
だからといって、
- 絶対に●●万円じゃなきゃ売らない
- 時間●●万円は絶対にもらう
とか言っても、
お客様という相手があることなので、
必ずしも叶うとは限りません。
独占市場は存在しない?
完全なる独占市場であれば、絶対的な価格決定権を
持つので、どんな価格もつけ放題ですが、
独占禁止法などで禁止されているため、
実質的に存在していません。
あるとすれば、市場に数社しかない寡占市場です。
寡占市場だったら、価格は高騰する可能性もあります。
ただ、そんな商売はなかなか存在しないので、
通常は、競合(ライバル)企業との
価格競争に打ち勝つ必要があります。
これは経済学でも基本中の基本だといえるでしょう。
価格決定における「競合調査」の重要性
そのため、
価格決定に関しては、
競合企業の調査(競合調査)がキモだと
言っても過言ではないでしょう。
あなたも「比較」して選んでいるはず
なぜならば、考えてみたらわかりますよね。
自身がプライベートで買い物をするときだって、
A社とB社、C社。
どこの食品を買うか、お弁当を買うか、
どこのお店を利用するか、など。
十分に吟味して選んでいると思います。
クオリティやブランドもあるかもしれませんが、
価格だって重要な要素のはずです。
価格を気にせず生活していたら
すぐに破産するかもしれないですよね。
自分が事業者側になったとしたら
その反対側なわけですから、
すごく重要なことなのです。
次回につづきます
次回、また詳しくお話しします。
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