
ホームページのスマホ対応が必須なワケとは?
~お客様に見てもらえなければ、存在しないのと同じです~
「起業したのでホームページを作りました!」
そんなご報告をよくいただきます。素晴らしい一歩ですね!
ですが、ズバリ言わせていただきます。
そのホームページ、スマホでちゃんと見られますか?
もし、パソコンではキレイに見えるけど、スマホだと文字が小さくて読みにくい……ボタンが押しづらい……そんな状態なら、せっかく作ったホームページが“機会損失”の原因になってしまう可能性があります。
今回は、「なぜホームページのスマホ対応が今や“必須”なのか?」その理由を、実務的かつやさしく解説していきますね。
理由①:ユーザーの約7割はスマホで見ている!
まず、最も大きな理由がこれ!
あなたのホームページを訪れる人の6〜7割はスマートフォンからアクセスしている、という事実です。
今やパソコンを持たず、すべてスマホで済ませる人も増えています。特にBtoC(一般のお客様向け)のサービスであれば、スマホからの流入が圧倒的多数。
たとえば、飲食店、美容室、サロン、塾、個人向けの士業事務所などは、ほぼスマホで検索・閲覧されているといっても過言ではありません。
つまり、“スマホで快適に見られないホームページ”は、最初から大多数の見込み客にとって「使いづらい存在」になってしまうのです。
理由②:スマホ対応していないと、検索順位が下がる!
ここも大きなポイント!
Googleは「スマホ対応していないサイトは検索結果の順位を下げる」と明言しています。
つまり、スマホ対応していない=SEO(検索エンジン対策)で不利になる、ということ。
せっかく良い内容のページを作っても、検索順位が下がってしまったら見てもらえません。これは非常にもったいない!
今や、スマホ対応は「SEO対策の一部」として当たり前になっています。
理由③:スマホでの“操作性”が顧客体験を左右する
スマホ対応していないサイトを開くと、こんな経験はありませんか?
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文字が小さくて拡大しないと読めない
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メニューが見つからない
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ボタンが押しにくい
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読み込みが遅い
こうした“ストレス”があると、ユーザーはすぐにページを閉じてしまいます。
一方、スマホ対応されたサイトは、
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レイアウトが縦長で読みやすい
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タップしやすいボタン配置
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重要な情報が上にある
といった配慮がされており、訪問者の“満足度”が格段にアップします。
結果的に、
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滞在時間が伸びる
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お問い合わせや予約につながる
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リピート訪問が増える
といった好循環が生まれるのです。
理由④:ライバルが“スマホ対応済み”だから
これも忘れてはいけません。
今やほとんどの企業・店舗のホームページは、スマホ対応が当たり前になっています。
もしあなたのホームページだけが“見づらい・使いづらい”状態だと、お客様はどうするでしょう?
はい、ライバルのホームページに流れてしまいます。
たったそれだけのことで、大切なご縁を逃してしまう。これがネットの世界の“リアル”なのです。
理由⑤:スマホからの“即行動”が増えている
近年は、スマホで見て「いいな」と思ったら、そのまま問い合わせ・予約・購入まで完了させる流れが主流です。
つまり、スマホでアクセス→即アクション!
このスピード感に対応できるホームページが、ビジネスの成果を左右します。
ですから、スマホ対応をする際は、単に「見た目がキレイ」なだけでなく、
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電話ボタンがすぐ押せる
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予約フォームが簡単
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LINEやSNSにつながる
といった“次のアクションにつながる導線”まで意識して作り込むことが重要です。
スマホ対応はどうすればいいの?
ここまで読んで、「うちのホームページ、スマホ対応できてるのかな?」と不安になった方もいるかもしれません。
確認方法は簡単です。
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自分のスマホでホームページを開く
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拡大しなくても読めるか?
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ボタンやメニューは押しやすいか?
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表示が崩れていないか?
これらをチェックしてみてください。
もし「うーん、ちょっと見づらいかも……」と感じたら、次のような対応を検討してみましょう。
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レスポンシブ対応のホームページにリニューアル(パソコン・スマホ両方に対応)
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スマホ専用のページを作成
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スマホ対応のテンプレートを使ったリビルド
最近は、ペライチやSTUDIO、WordPressのテーマなど、スマホ対応前提のサービスも増えています。費用を抑えながら対応する方法もありますので、ご安心くださいね。
最後に:スマホ対応は“信頼”そのもの
ホームページは、言ってみれば“インターネット上のあなたのお店・事務所・会社の顔”。
スマホ対応をしていないということは、「お客様に見やすく配慮していませんよ」と伝えてしまっているのと同じです。
逆に、スマホでも快適に使えるサイトは、「このお店、ちゃんとしてるな」「信頼できそう」という印象を与えてくれます。
つまり、スマホ対応は“技術の話”であると同時に、“信頼づくりの第一歩”でもあるのです。
もし「ホームページの見直し、何から手をつけていいかわからない……」という方がいらっしゃいましたら、無理にすべてを完璧にしようとせず、まずはスマホからでも見やすくすること。
ここからが、“ネットで成果を出す”ための第一歩になりますよ!
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この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。