
商品・サービスは「妄想」から始まる|ニーズ検証の第一歩とは?
こんにちは!
いつもありがとうございます。
V-Spiritsグループ代表で、
爆アゲ税理士の中野です。
ニーズとベネフィットの考え方(前回の続き)
商品・サービスが売れるかどうかは、
機能が優れているかでも、
価格が安いかでもありません。
最終的に重要なのは、
お客様が「それが欲しい」と感じるかどうかです。
つまり、自社の提供する商品・サービスが、
お客様の抱えているニーズ(困りごと・欲求)と、
そこから得られるベネフィット(得たい未来)に、
ピタッと合致したとき、はじめて「売れる」状態になります。
この合致は、
偶然やセンスだけで生まれるものではありません。
段階的な検証プロセスを踏むことで、
誰でも再現性をもって近づけることが可能です。
ニーズ検証の全体像
ニーズ検証と聞くと、
「いきなりアンケートを取る」
「市場調査会社に依頼する」
そんなイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし、いきなりそこまでやる必要はありません。
まずは次のステップを、
順番に進めていきましょう。
- 第1段階:妄想からスタート
- 第2段階:デスクリサーチでざっくり検証
- 第3段階以降:実際のお客様で検証(※次回以降で解説)
第1段階:妄想からスタートする
ニーズ検証の第一歩は、
ロジックでもデータでもなく「妄想」です。
ここで「妄想」と聞くと、
「そんな曖昧なもので大丈夫なの?」
と不安になるかもしれません。
ですが、ほとんどの商品・サービスは、
最初は個人の違和感や妄想から生まれています。
まずは自由に想像する
この段階で大切なのは、
制限を外すことです。
次のような問いを、自分に投げかけてみてください。
- こんな商品・サービスがあったら便利なのに
- 今ある商品は、なぜ使いにくいのか?
- ここが改善されたらもっと良くなるのに
- なぜこの業界には選択肢が少ないのか
- 自分や周囲の人が不満に感じていることは何か
このとき、
「それはビジネスになるのか?」
「本当に売れるのか?」
といった視点は、一度横に置いてください。
正解を探さないことが、
このフェーズでは何より重要です。
価格とターゲットも妄想してみる
妄想は、
商品そのものだけに限りません。
次のような点も、
あわせて考えてみましょう。
- いくらなら自分は払うだろうか
- 誰が一番困っていそうか
- 30代未婚女性なのか
- 40代既婚女性なのか
- 個人向けか、法人向けか
ここで考えた内容は、
後の検証フェーズで「仮説」として活きてきます。
第2段階:デスクリサーチでざっくり検証
妄想をある程度広げたら、
次はデスクリサーチに進みます。
デスクリサーチとは、
すでに世の中にある情報を使って調べることです。
使える情報源
デスクリサーチで活用できる情報源は、
意外と身近なところにあります。
- Web検索(検索結果・ブログ・比較記事)
- 雑誌・新聞の記事
- SNSの投稿やコメント欄
- YouTubeの動画や視聴者の反応
- 図書館にある業界本・統計資料
- 政府・民間の調査レポート
この段階の目的
この段階の目的は、
正解を見つけることではありません。
あくまで、
- 世の中ではどんな課題が語られているのか
- どんな不満が多いのか
- すでに似た商品は存在するのか
といった、
全体感をつかむことがゴールです。
注意点:ここで判断しない
デスクリサーチでありがちな失敗が、
調べた情報だけで結論を出してしまうことです。
NG例
「中国には10億人以上の人口がある」
↓
「だからおむつが爆売れする!」
一見、正しそうに見えますが、
この思考は非常に危険です。
人口が多いことと、
「誰が・どんな理由で・どの価格で買うのか」は、
まったく別の話だからです。
この段階では、
可能性を狭めないことを意識しましょう。
ここまでのまとめ
- 商品・サービスは妄想から始めてOK
- 第1段階では制限なくアイデアを広げる
- 第2段階ではデスクリサーチで全体像を確認
- この時点では結論を出さない
このプロセスは、
あくまで「ニーズ検証の入口」です。
ここを丁寧にやることで、
次の検証フェーズが格段にスムーズになります。
よくある質問(FAQ)
Q. 妄想レベルのアイデアでも本当に意味がありますか?
はい、十分に意味があります。
多くのヒット商品は、最初は「個人の違和感」や「小さな不満」から始まっています。
Q. デスクリサーチだけで商品化してもいいですか?
おすすめしません。
デスクリサーチはあくまで事前確認であり、実際のお客様での検証が不可欠です。
Q. データが少なくて不安です
最初から完璧なデータは不要です。
妄想 → 調査 → 仮説 → 検証、という流れを回すことが重要です。
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この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。



























