
経営の「目的」と「手段」を見失わないために|惰性経営に陥らない仕組みとは?
こんにちは!いつもありがとうございます。
V-Spiritsグループ代表で、
爆アゲ税理士 中野です。
今回は少し視点を変えて、
経営者であれば必ず一度は向き合うテーマ、
「経営の目的と手段」
についてお話しします。
派手さはありませんが、
ここを見誤ると、
会社は静かに、しかし確実に弱っていきます。
目次
- 今回は閑話休題:経営の「目的」と「手段」
- 組織が大きくなると起きること
- 創業者と組織の意識のズレ
- 惰性で生まれる「無意味な活動」
- 会議のための会議が生まれる理由
- ブレた組織は外からもブレて見える
- 経営トップに求められる役割
- 目的と手段を定期的にチェックする仕組み
- 理念浸透の本当の意味
- 経営者自身が自問自答する時間を持つ
- まとめ
- よくある質問(FAQ)
今回は閑話休題:経営の「目的」と「手段」
ここまで、
起業や新規事業における
ビジネスモデル構築の話を続けてきました。
今日は少し立ち止まって、
その土台となる考え方について
整理してみましょう。
それが、
「目的」と「手段」です。
この2つは当たり前すぎて、
逆に見失いやすいポイントでもあります。
組織が大きくなると起きること
会社が小さいうちは、
経営の目的はとてもシンプルです。
・売上をつくる
・お客様に喜んでもらう
・まずは生き残る
ところが、
人が増え、部署が増え、
組織が大きくなってくると、
「いま何のためにやっているのか」
が、
わからなくなる瞬間が出てきます。
創業者と組織の意識のズレ
誤解しないでいただきたいのですが、
創業経営者本人は、
たいてい目的を忘れていません。
なぜ起業したのか。
どんな社会的価値を生みたいのか。
これは、心の奥に残っています。
問題は、
幹部・役員・部課長クラスに
その目的が共有されなくなることです。
気づけば、
- 部署ごとの最適化
- 自分の評価を守る行動
- 前例踏襲
が優先され、
全社的な目的が見えなくなっていきます。
惰性で生まれる「無意味な活動」
こうした状況で、
よく見られるのが次のような状態です。
- 仕事のための仕事
- 報告のための資料作成
- やっている感を出す行動
本来は「手段」であるはずのものが、
いつの間にか「目的」になってしまう。
多くの場合、
・今までやってきたから
・決まりだから
という理由だけで、
行動が続いています。
会議のための会議が生まれる理由
典型例が、
「会議のための会議」です。
・結論が出ない
・誰も意思決定しない
・次回に持ち越し
こうした会議が増えていくと、
現場のスピードは落ち、
社員のモチベーションも下がります。
そして何より、
「何のための会議なのか」
が、誰にも説明できなくなります。
ブレた組織は外からもブレて見える
内部で目的と手段がズレている組織は、
必ず外部にもその違和感が伝わります。
・言っていることが部署ごとに違う
・対応が一貫していない
・方針がコロコロ変わる
その結果、
お客様から見ても「ブレている会社」
になってしまいます。
これは、
信頼低下に直結する問題です。
経営トップに求められる役割
では、
この問題を防ぐのは誰の役割でしょうか。
ズバリ、
経営トップ
です。
経営トップは、
- 全体が目的と手段を取り違えていないか
- 惰性で続いている活動はないか
- 本来の目的に立ち返れているか
を、
常に俯瞰して見る必要があります。
目的と手段を定期的にチェックする仕組み
個人の意識だけに頼ると、
どうしても限界があります。
そこで重要なのが、
仕組みです。
例えば、
- この業務の目的は何かを必ず言語化する
- 会議には必ずゴールを設定する
- 定期的に「やめる仕事」を決める
こうした小さな工夫が、
惰性経営を防ぎます。
理念浸透の本当の意味
理念やビジョンを掲げることは、
もちろん大切です。
ただし、
壁に貼ってあるだけの理念
では、意味がありません。
日々の判断や行動に、
- この判断は理念に沿っているか
- 目的に近づいているか
という問いが紐づいてこそ、
理念は生きたものになります。
経営者自身が自問自答する時間を持つ
そして、
これは社員だけの話ではありません。
経営者自身も、
忙しさの中で、
惰性で経営してしまう
ことがあります。
だからこそ、
- なぜこの事業をやっているのか
- 本当に目指している姿は何か
- いまの判断は目的に沿っているか
を考える、
自問自答の時間を、
意識的に持つことが大切だと感じています。
まとめ
- 組織が大きくなるほど目的と手段はズレやすい
- 惰性で生まれる活動は価値を生まない
- ブレた組織は外からもブレて見える
- 経営トップが全体を俯瞰する役割を担う
- 理念と目的に立ち返る仕組みが重要
経営のスピードを上げるためにも、
一度立ち止まり、
「目的と手段」を整理する時間を
ぜひ持ってみてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 目的が抽象的すぎて共有できません
抽象的でも構いません。
まずは言語化し、対話を重ねることが大切です。
Q2. 惰性の業務をやめるのが怖いです
小さく試し、影響を見ながら整理していきましょう。
Q3. 経営者が考える時間を取れません
だからこそ意識的に取る必要があります。
それが最大の仕事とも言えます。
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この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。


























