
「ニッチに絞りすぎると売上が減る?」という不安にお答えします!
こんにちは!いつもありがとうございます。
V-Spiritsグループ代表で、
爆アゲ税理士 中野です。
今回は、
起業・新規事業のご相談で必ずと言っていいほど出てくる質問について、
じっくりお話しします。
それが、
「ニッチに絞りすぎると、売上が上がらないのではないか?」
という不安です。
結論から言えば、
この不安は半分正解で、半分間違いです。
目次
- 起業・新規事業におけるポジショニングの話
- ニッチトップ戦略とは何か
- よくある不安「絞りすぎたら売れないのでは?」
- 定食屋とパエリア専門店のたとえ話
- なぜニッチの方が勝ちやすいのか
- 「ちょうどいい市場の大きさ」を考える
- やってはいけない「絞りすぎ」の状態
- ニッチと売上のバランスの取り方
- まとめ
- よくある質問(FAQ)
起業・新規事業における「お客様は誰なのか」の続き
先日より、
起業・新規事業における
「お客様は誰なのか」
というテーマについてお話ししています。
その中で、STP分析の
- S:Segmentation(市場細分化)
- T:Targeting(ターゲティング)
- P:Positioning(ポジショニング)
特に最近は、
(3) P → ポジショニング
の話を深掘りしています。
ニッチトップ戦略とは何か
ポジショニングの中でも、
特にお伝えしてきたのが
「ニッチトップを取りに行く戦略」
です。
ニッチトップとは、
- 誰も注目していない
- もしくは、まだ競合が少ない
- でも、確実にニーズがある
そんな市場で、
「この分野といえば、あなたの会社」
という立ち位置を取ることです。
そのコツとして、
「誰よりも早く目をつける」
というお話をしましたね。
よくあるご相談:「絞りすぎたら売上が上がらないのでは?」
無料相談をお受けしていると、
このニッチ戦略の話をした瞬間、
ほぼ確実に出てくるのが、
次の質問です。
「そんなに絞ってしまったら、
売上が上がらなくなってしまうのではないでしょうか?」
この不安、
とてもよくわかります。
市場を広く取ったほうが、
お客さんが多そうに見えますからね。
定食屋とパエリア専門店、どちらが成功しやすい?
ここで、
一度、具体例で考えてみましょう。
もしあなたが飲食店で起業するとしたら、
ケース①:何でもある定食屋
- 和食も洋食も中華もある
- 特徴は特にない
- 「とりあえず無難」なお店
ケース②:パエリア専門店
- 「東京で一番おいしい本場のパエリア」
- 料理の軸が明確
- 好きな人には強烈に刺さる
さて、
どちらが成功する確率が高いでしょうか。
もちろん、
定食屋でも成功するケースはあります。
ただし、
何の工夫もなく定食屋をやる場合、
競合は無数に存在します。
なぜニッチの方が勝ちやすいのか
ニッチ戦略が有効な理由は、
とてもシンプルです。
- 競合が少ない
- 比較対象になりにくい
- 「選ばれる理由」を作りやすい
つまり、
価格競争に巻き込まれにくい
のです。
「あのお店に行きたい」
「あの会社に頼みたい」
という指名買いが起こりやすくなります。
「ちょうどいい市場の大きさ」を見極める
ここで重要なのが、
「ニッチ = 小さすぎる市場」
と勘違いしないことです。
ポイントは、
複数の切り口を組み合わせて、
ちょうどいい市場サイズまで絞る
という考え方です。
たとえば、
- 地域 × 業種
- 年齢 × ライフステージ
- 業界 × 悩み
こうした要素を掛け合わせていくと、
「勝てる市場」が見えてきます。
逆に危険な「絞りすぎ」の状態とは
ここで注意点もお伝えしておきます。
それは、
「不安が的中するレベルまで絞ってしまうこと」
です。
つまり、
- お客様の数が極端に少ない
- そもそも需要がほぼ存在しない
- 売上が立たない前提になっている
こうした状態は、
さすがにおすすめできません。
ニッチ戦略は、
「誰もいない場所」を狙うことではありません。
「小さくても、確実に存在する市場」
を狙うことなのです。
ニッチと売上のバランスをどう取るか
まとめると、
- 最初はニッチに絞る
- そこでトップを取る
- その後、横展開・周辺展開を考える
この順番が、
非常に現実的です。
いきなり「全部取り」に行くから、
誰にも刺さらなくなってしまうのです。
まとめ
- ニッチに絞ると売上が減るとは限らない
- むしろ成功確率は上がる
- 重要なのは「ちょうどいい市場サイズ」
- 絞りすぎて需要ゼロはNG
- まずはニッチトップを取る
次回も、
ポジショニング戦略をさらに深掘りしていきます。
よくある質問(FAQ)
Q1. ニッチかどうかの判断基準は?
競合が少なく、かつ一定の需要があるかどうかです。
Q2. 最初から広げてはいけませんか?
おすすめしません。まずは一点突破が基本です。
Q3. 売上が伸びたらどうすればいいですか?
周辺ニーズへ横展開していけばOKです。
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この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。



























