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コラム

自宅で起業するメリット・デメリット──自分らしい一歩を応援するヒント

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「自宅で起業って、どんな良さがあるの?」
「でも、家だと集中できないのでは?」

こんな疑問を抱いている方は多いと思います。そこで今回は、自宅起業の“いいところ”と“気をつけるところ”をバランスよくご紹介し、あなたのスタイルに合った起業のヒントをお伝えします。


■ メリット:自宅起業が選ばれる理由

① 家賃や光熱費などのコストが圧倒的に抑えられる

オフィスを借りない分、固定費が削減できます。創業期ほど資金が大切ですので、コスト削減は大きなアドバンテージになります。

② 起業のハードルが低く、フットワークよくスタートできる

法人登記をするだけでビジネススタート可能。副業から始めたい方や、まずは試してみたい方にぴったりです。

③ 家族と一緒にいる時間を増やしやすい

子育て中や介護中でも、家庭と両立しやすいのが魅力。変化に柔軟に対応できる環境が整います。

④ オンライン化が進む時代にマッチ

Web会議やクラウドツールで、世界中どこにいても仕事ができます。都市に縛られず、ライフスタイルも兼ねた働き方が可能になります。

⑤ プライベートを事業に活かせる

自宅を活用した活動(料理教室、相談業務など)では、お客様に“安心感”を与えやすく距離感も近くできます。


■ デメリット:起業する前に知っておきたい注意点

① 家と仕事の境界が曖昧になりやすい

プライベート空間で仕事をするため、オン・オフが混じり、集中しづらくなるケースもあります。時間・場所・服装のルールづくりが大切です。

② 経費の按分や税務手続きが複雑

自宅兼オフィスにすると、光熱費や通信費の按分が必要になり、帳簿付けや確定申告がやや煩雑になります。専門家への相談も得策です。

③ 信用面でのマイナス評価の可能性

「自宅兼オフィスです」というと、取引先やお客様に不安を与えることもあります。名刺や登記住所に工夫をしたり、サービスオフィス・バーチャルオフィスなどを活用すると良いでしょう。

④ 家族との関係・生活リズムに影響する可能性

家族がおらず自由な一方で、孤立しやすいと感じる方もいます。また、仕事音や来客によって家族に負担をかけることもあるため、事前につながりのルールを共有すると安心です。

⑤ 自分自身でモチベーションを維持する必要がある

在宅環境では、自由度が高い反面、孤独やサボりの誘惑との戦いになります。オンラインサロンや交流会などを活用して、人との接点を持つことが大切です。


■ パターン別:自宅起業が向いている人

状況 特徴
副業から起業に移行したい 住居兼スタジオ・事務所として手軽に利用可
育児・介護と両立したい人 家族のそばで働けて柔軟なスケジュール化が可能
専門サービス提供者(士業・講師など) オンラインと組み合わせて自宅でも仕事が回ります
手元に初期投資資金が少ない方 小さい予算でスタートできる環境が整います

■ 対策アイデア:リスクを減らす工夫

  1. 仕事スペースを明確に区切る
     ロールスクリーンや家具で区切ることで、仕事モードに切り替えやすくなります。

  2. 業務時間はあらかじめ時間割を作る
     「午前中はメール対応、午後は執筆」のようにルーティン化すると、オンオフの境界がつきやすくなります。

  3. 郵便や名刺に注意事項を記載
     自宅を晒したくない場合は、バーチャルオフィスを借りる、名刺に「オンライン対応します」などの案内を盛り込む工夫が有効です。

  4. 交流できる場に参加して孤立防止
     月1回程度はコワーキングや起業セミナーに参加し、仲間と繋がる場を作りましょう。

  5. 会計や税務の記録は早めに整理
     経費按分(家事按分)や減価償却など複雑な部分は、専門家に事前相談することで、後の負担を軽減できます。


■ 自宅起業も“本気”で取り組めば立派なビジネス

「自宅だから」と気後れせず、本気で取り組めば、自宅起業も立派なビジネスです。
小さなスペースから始まった会社が、やがて多くの人に支持される存在になることも珍しくありません。
重要なのは、“どこで始めるか”ではなく“どう育てていくか”。あなたの想いや強みを、ぜひ自宅からカタチにしていってください。


■ 自宅起業からの“次のステップ”も見据えておこう

自宅で始める起業は、気軽さと柔軟性が魅力ですが、事業が成長してきた段階で“次のステージ”に進む準備も大切です。

売上や顧客数が増えてくると、「自宅では手狭」「打ち合わせの場が欲しい」と感じることも出てきます。そんなときには、コワーキングスペースやシェアオフィスを活用することで、低コストで事業スペースを拡張できます。

また、法人化を検討するタイミングでも、「登記住所」「社会的信用」などを踏まえて、自宅から独立したビジネス空間を用意することが望ましい場合もあります。

つまり、自宅起業は“終着点”ではなく、“はじめの一歩”。
成長とともに柔軟に形を変えながら、自分らしい働き方をステージアップさせていく。その道のりこそが、起業家としての醍醐味なのです。


おわりに──自宅起業は「あなたらしい働き方」の第一歩

自宅起業は、コストや時間の自由を活かしつつ、家庭との両立を叶える現代的な働き方です。
ただし、自由には責任もついてきます。メリットを活かしながら、デメリットに対しての手を打つことが、成功の鍵になります。

「自宅で起業したいけれど不安…」という方も、まずは少しずつ環境を整えながらスタートしてみてください。あなたの“自宅ビジネス”が育つよう、私たちも全力で応援いたします!

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