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コラム

【重要】個人信用情報=あなたの信用度?!

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Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。

以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。

 

起業の前に“お金の履歴書”を整える——個人信用情報があなたの事業を決める

はじめに:ズバリ言います、信用情報は“経営資源”です

ビジネスモデル、ターゲット、販路……起業準備で考えることは山ほどありますよね。ですが、それと同じか、それ以上に優先すべきものがあります。
それが個人の信用情報
創業期の資金調達は、あなた個人の信用力が“会社の信用力”に直結します。銀行はこう見ています——「この人は“お金の履歴書”がきれいか?」。どれだけ立派な創業計画書でも、お金の履歴書がボロボロだと土俵にすら乗れないことがあるのです。

本稿では、起業家・小規模事業者に向けて、信用情報の考え方から立て直しの手順、審査で評価される見せ方まで、実務の視点で丁寧に解説します。読み終えたら、すぐに行動できるはずです。


信用情報とは?——「お金の履歴書」をイメージしてください

個人の信用情報=あなたの返済習慣の履歴です。
主に次のような事実が記録されます。

  • クレジットやローンの契約状況(枚数・残高・限度額)

  • 返済実績(遅延の有無・延滞日数・解消状況)

  • 新規申込の記録(短期に多数あるとマイナス評価になりがち)

ポイントは、「良い・悪い」という抽象評価ではなく、事実の積み重ねだということ。就職で履歴書をごまかせないのと同じで、信用情報も**“積み上げ”しか通用しません**。


なぜ起業と信用情報が直結するのか

創業融資は、事業実績が乏しい段階での貸付です。
だからこそ金融機関は、

  1. **計画の妥当性(売上・利益・資金繰り)**と、

  2. 返済者の信頼性(お金の扱い方)
    を必ずセットで見ます。

「売上が上がれば返せます!」
この一言だけでは通りません。
**“これまで約束どおり返してきた人か”**を、金融機関は冷静に確認します。ここで信用情報がモノを言うわけです。


審査で見られやすい“実務の着眼点”

現場で評価が割れやすいポイントを、やさしく整理します。

  • 遅延の有無と最近性:直近の遅延は痛い。長期・反復はさらに重い。

  • 借入・カードの“持ち過ぎ”:限度額の合計が大きいと“潜在債務”として見られることも。

  • キャッシング・リボの常態化:慢性的な資金不足のサイン。きれいに整理したい。

  • 申込情報の連発:短期に多数申し込むと“資金繰り悪化?”の疑念に。

  • 公共料金・通信料金の支払姿勢:小さな遅延でも“約束に弱い”印象は残る。

  • 預金口座の取引ぶり:返済原資が自然に積み上がる口座運用か。残高の“谷”が深すぎないか。

「数字」と「習慣」は嘘をつきません。“きれいな習慣”の人は、計画も実行できると評価されやすいのです。


自分でできる“信用セルフチェック”10項目

  1. クレジットカードは何枚?使っていないカードは解約候補へ。

  2. リボ・キャッシングは?残高・金利・返済計画を即棚卸し。

  3. 直近6か月で何件申し込んだ?“申し込み癖”を止める。

  4. 携帯・公共料金の遅延履歴は?オートチャージ&自動引落しに統一。

  5. 限度額の合計はいくら?必要最低限まで圧縮。

  6. 住宅・自動車ローンの返済比率は?将来の返済余力を説明できる?

  7. 事業用と私用の口座は分けている?入出金の見える化が必須。

  8. 税・社会保険の納付は期日どおり?猶予申請の記録は?

  9. 連帯保証になっていない?“見えない債務”を洗い出す。

  10. 直近12か月の返済カレンダーに“遅れゼロ”のラインがある?

チェックして、該当が多いほど伸びしろがあります。落ち込む必要はありません。今日から整えるだけです。


90日で“お金の履歴書”を整えるロードマップ

Day 1–7:現状把握と被害最小化

  • すべての借入・カード・引落しを一覧化。

  • リボ・キャッシュの高金利債務から優先的に圧縮。

  • 重要支払(家賃・税・社保)は厳守ラインに赤丸。

  • 口座を“事業用”“個人生活用”“納税用”の3本立てに整理。

Week 2–4:自動化と“見える化”

  • 主要支払は自動引落しに切替(“うっかり遅延”をゼロ化)。

  • 不要カード・使っていない限度枠は解約・減枠申請。

  • 入金予定と返済予定を週次キャッシュフロー表に落とす。

Month 2:信用“傷跡”の説明準備

  • やむを得ない遅延があった場合は事実と改善策をメモ化。

  • 通帳の“見せ方”を整える(売上→納税・返済→残高の規律)。

  • 新規申込は原則ストップ(“申込多発”を避ける)。

Month 3:創業計画×返済原資の整合性を固める

  • 月次CFから**返済比率(DSR)**を算出し、余裕を確保。

  • 売上季節性がある場合は積立口座でバッファを作る。

  • 面談用に「信用改善の取り組みメモ」を1枚で準備。

ポイントはここです:
“遅延ゼロの3か月”をつくる。この3か月は、審査で強い説得力を持ちます。


よくある誤解と正しい考え方(Q&A)

Q1. 「今は厳しいけど、売上が伸びれば返せます」
A. 未来の約束だけでは不足。**過去3–6か月の“約束を守る習慣”**を数字で示しましょう。

Q2. リボ払いもちゃんと返しているから大丈夫?
A. “常態化した高金利負担”はマイナス。元金縮減の姿勢を示し、解消計画を。

Q3. 携帯の端末分割やサブスクの遅れは軽い?
A. 金額は小さくても約束違反は約束違反。自動化して**“うっかり”をゼロ**に。

Q4. たくさん申し込めばどこか通るのでは?
A. 逆効果。“資金繰りに窮している”シグナルになります。照準を絞って準備万端で。


創業計画書と“お金の履歴書”の並べ方

審査官が読みやすいのは、「事業のストーリー」と「返済のストーリー」が同じリズムで進む計画です。

  • 事業:いつ・誰に・何を・いくらで・どれだけ売る

  • 資金:いつ・いくらを・どの口座から・どう配分する(仕入/人件費/納税/返済)

  • 返済:売上入金→必要経費→納税→返済→残高の“型”を通帳で再現

ここまで設計できていれば、面談での安心感は段違いです。


今日からできる“信用力を上げる5アクション”

  1. すべての重要支払を自動引落し化(家賃・税・社保・通信)。

  2. 高金利債務の縮減計画を紙に書く(金額・期日・原資)。

  3. 口座を3本化して“お金の通り道”を固定。

  4. 新規申込を止める(当面は計画の質で勝負)。

  5. 月次家計簿を“事業目線”で作る(可処分現金=返済余力)。

シンプルですが、効きます。継続は最大の信用です。


まとめ:信用は“つくるもの”。最短ルートは、今日、始めること

過去は変えられません。けれど信用は積み直せます
創業は資金が命。資金は信用が命。だから起業準備=信用準備です。
「何から?」と思ったら、本稿の“90日ロードマップ”から始めてください。迷ったら、お気軽にご相談くださいね。事業計画の磨き込みから資金繰り設計、面談対策まで、実務目線で伴走します。

【無料相談のご案内】

弊社では、中野裕哲を中心とした所属専門家チーム(起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員など)が一丸となって、幅広い起業支援・経営支援を行っております。
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
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