
Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
M&Aで絶対に見逃してはいけない「強みの厳選」──数字だけじゃ見えない価値の本質とは?
「M&Aの最重要ポイントは何ですか?」の答えは──「強み」です!
ズバリ言います。
M&Aにおいて最も大切なポイント、それは「その会社の強みがどこにあるか?」を見抜くことです。
「え?財務内容じゃないの?」
もちろん数字も大事です。資産、負債、売上、利益──見なきゃいけない数字はたくさんあります。
でも、本当にその会社の価値を決めるのは、「強みの厳選」にあるんです。
この会社のどこに競争優位性があるのか? 他社にはない独自の魅力は何か?──ここを見抜けないと、M&A後に「あれ?こんなはずじゃなかった」となりかねません。
強みの「厳選」ってなに?源泉徴収とは違います(笑)
「厳選」とは──ズバリ、「その会社の強みの源(みなもと)」のこと。
つまり、「なぜこの会社が生き残っているのか」「なぜこの会社が選ばれているのか」という理由の核心部分です。
どんな企業でも、長く続いている以上、何かしらの強みを持っています。
商品力なのか、サービスなのか、人なのか、仕組みなのか──そこを見つけるのが、まさにM&Aにおける最重要ポイントです。
経営資源にこそ強みは眠っている
経営資源といえば、経営の四大要素。
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人(ひと)
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物(もの)
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金(かね)
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情報
この中に、その会社の「強みの厳選」は必ず潜んでいます。
特に注目すべきは「人」と「ノウハウ(情報)」。
どんな優れた製品も、誰かの知恵や工夫、技術から生まれたものです。
つまり「強み=人から生まれる」ことが多いのです。
強みを見極める「VRIO分析」とは?
M&Aの現場では、「VRIO分析」というフレームワークを使って強みを深掘りします。
V:Value(価値)
その強みは市場にとって価値があるか?
R:Rarity(希少性)
その強みは他社に真似できない、もしくは珍しいものか?
I:Inimitability(模倣困難性)
その強みは模倣されにくいか?すぐ真似されるものなら価値は続かない。
O:Organization(組織活用性)
その強みは、組織として活かせる仕組みになっているか?属人化していないか?
たとえば、職人技術が売りの町工場。
もしその技術が「一人の職人さんだけ」に依存していたら、それは大きなリスクです。
その技術がマニュアル化されてチームで再現できるなら、組織の強みとなります。
「強みの属人化」は危険信号
M&Aの落とし穴の一つが、「強みの属人化」です。
「この人がすごい」だけで回っている会社は、まさに“綱渡り”状態。
M&A後にその人が辞めてしまったら──どうなるでしょうか?
残るのは“空っぽの箱”だけになってしまうかもしれません。
だからこそ、強みが「仕組み」になっているかが重要なんです。
USB?それってパソコンのアレじゃない!
動画内では、USBという言葉が出てきましたが、これは「Unique Selling Proposition」の略。
日本語でいえば、「独自の売り(強み)」です。
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なぜ、他ではなくこの会社から買う必要があるのか?
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他社にない“価値提案”とは何か?
この「USB」が明確であればあるほど、M&A後も顧客に選ばれ続ける可能性は高くなります。
数字では見えない「強み」こそが命
数字ももちろん大切ですが、「数字だけ見て買った会社」は、意外と失敗が多いんです。
それよりも、「この会社のどこが顧客に評価されているのか?」「なぜ選ばれ続けているのか?」を、しっかりと分析すること。
そして、自社の事業との“シナジー(相乗効果)”があるかを見極める。
ここが、成功するM&Aのカギとなります。
まとめ|強みの“厳選”を見抜ける人が、M&Aを制する!
M&Aで最も大切なのは、ズバリ「強みの厳選」です。
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その会社の競争優位性はどこにあるのか?
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他社にないノウハウや人材は?
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それらは組織として活用可能か?
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自社とのシナジーは生まれるのか?
これらを一つひとつ丁寧に見ていくことが、M&Aの成功確率をグッと高めてくれます。
もし、あなたが今後M&Aを考えているなら、「数字以外」の部分も、しっかりと目を向けてみてくださいね。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!
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