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コラム

コロナ後の財務はこれで改善しろ!! 資本性ローン

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Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。

 

以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。

コロナ禍を乗り越える!債務超過からの脱出法とは?中小旅館の決算書から学ぶリアルな再建ストーリー


はじめに ~コロナが直撃した旅館経営の舞台裏から~

皆さんこんにちは。今回は、決算書を通して会社の経営状態を読み解くシリーズから、非常に興味深い「旅館業」の事例をご紹介します。

登場するのはD社さん。これは実在する企業ではありません。「妄想の旅館」でございます(笑)。しかし、描かれているストーリーは、コロナ禍で多くの旅館・宿泊業が直面した「リアル」そのものです。

「どんな企業も、時にピンチに見舞われる。」

それをどう乗り越えるのか――この講座では、財務の視点からその「突破口」を一緒に探っていきます。


旅館業に直撃したコロナ禍のインパクト

さびれた静かな温泉地にある、歴史ある旅館。文豪たちも通ったという、味のある名旅館。ところが2021年――そう、まさに「コロナ元年」とも言えるこの年、売上は例年の3割程度にまで減少してしまいます。

緊急事態宣言、外出自粛、旅行控え――もうお分かりですね。旅館業にとっては、まさに「全方位から売上を断たれた」状態でした。

しかも、従業員はそのまま。人件費も経費も、ほとんどが固定費です。売上が減っても、支出は減らない。これは本当に厳しい状況です。


利益剰余金が一気に吹き飛ぶ衝撃

結果、営業利益はマイナス1億円。補助金や雇用調整助成金で多少はカバーできたものの、最終的には5,000万円の赤字に。

ここで重要なのが、「利益剰余金」の項目です。これは、企業がこれまで積み上げてきた「内部留保」のようなもの。ところがこの年の赤字で、これまでの利益の積み重ねが一気に吹き飛びました

つまり、「債務超過」に転落したのです。


コロナ融資という名の「緊急措置」

このような状況に対して、国や地方自治体も黙ってはいませんでした。「コロナ融資」という形で、無利子・据置期間付きの緊急融資を実施。これによって、資金繰りの崩壊は避けられた企業も多くありました。

しかし、その一方で「借りすぎてしまった企業」も存在します。必要以上に借り入れてしまい、今となってはその返済計画に苦しんでいるという現実もあるのです。


資本性ローン(劣後ローン)という“秘密兵器”

ここで、再建のカギを握る「資本性ローン」についてご紹介しましょう。

これは一見、借入なのですが――金融機関側の判断により、資本金とみなしてくれるという特別な性質を持つローンです。つまり、バランスシート上は「負債」ではなく「資本」として扱えるのです。

この資本性ローンの導入により、D社のような債務超過の企業も、財務健全化に向けて大きく舵を切ることができるわけですね。

たとえば、5,000万円の赤字がある状態で、同額の資本性ローンを入れると、差し引きでほぼプラスマイナスゼロ。金融機関も「この会社にはまだ希望がある」と判断しやすくなり、新たな融資や支援につながる可能性が高まります。


今後の中小企業に求められる「財務戦略」とは?

動画では「財務分析ソフト」や専門的なアドバイスの導入も紹介されていましたが、ここでのポイントは明快です。

「債務超過」だからといって、すぐに諦める必要はありません。

むしろ、「正しく現状を把握し、必要な資本をどう入れるか」が問われているのです。

資本性ローンのような制度は、知っているかどうかで将来が大きく分かれる施策です。知らなければ、ただの赤字企業。でも、知っていれば、立て直しの道が開けます。


おわりに ~“コロナ決算”からの回復を目指して~

今回ご紹介した旅館D社のケースは、全国各地で同じような状況にある中小企業の「象徴的な存在」だと言えます。

資金繰り、赤字、債務超過――どれも不安を抱えるには十分な要素ですが、「手立てはある」のです。

ぜひ、財務を味方につけて、再建の道を歩んでいってください。

この講座では、財務のプロの視点から、「現実的な再建シナリオ」をわかりやすく解説しています。気になる方は、ぜひ動画本編もご覧くださいね!

無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!

フリーダイヤル tel:0120-335-523

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