
創業融資×補助金について解説
起業後の資金調達手段は企業にとって生命線です。一般的な選択肢としては、融資・補助金・助成金などがあります。それぞれ特徴がある中で、創業融資と補助金は案外相性が良いです。
補助金と創業融資の相性の理由
なぜなら、補助金は先にお金を払って設備投資を行い、全てが完了した後に補助金が入金となります。
その間、書類を整えたり実績報告したりと補助金入金までは申請をしてから丸一年程度と相応の時間を要します。起業して間もない時期は資金的に余裕はないので、なんとか事業を回していきながら補助事業にも取り組んでいかなくてはならず、事業に支障をきたすようでは本末転倒です。
補助金ありきの資金計画は大変危険ですが、創業融資を受けながら進めていけば事業に支障をきたすリスクは軽減されます。
気をつけるべきケース
気をつけるべきは逆パターンで、補助金が通ったから融資を受けたいといったケースです。
従前は補助金採択者であれば金融機関も柔軟な対応を行っておりましたが、最近では補助金が採択となったからといって積極的に融資を受けられるとも限らなくなってきています。
創業融資のタイミングの重要性
事業が進んでからだと業績などの影響により融資を受けやすい状況、受けにくい状況と刻々と変化してしまいます。創業融資であればスタート段階になりますので、比較的融資が受けやすい状況ではあります。このタイミングを利用して、創業融資を受けながら販路拡大に向けて補助金利用してみるのもひとつの選択肢だとおもいます。
まとめ
起業して間もない時期の資金調達はとても大事です。資金調達方法がわからないなどがあれば、V-Spiritsの無料相談を活用してみてはいかがでしょうか。各種専門家が60分間出し惜しみせずに面談を行います。ぜひ、無料相談を活用してください!
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この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura 元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員 中小企業診断士、起業コンサルタント®、 1級販売士、宅地建物取引主任者、 補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、 産業能率大学 兼任教員 2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。 融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago 元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役 同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。 支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。 日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。 長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。