税理士/社労士/行政書士/司法書士/中小企業診断士/FP/元補助金審査員/元日本政策金融公庫支店長/各種コンサルタントなどが常駐する他に類を見ないワンストップサービス
オフィスは池袋駅から徒歩3分の日本政策金融公庫池袋支店と同じビルです

コラム

【創業融資は時間がいのち!?】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

創業融資における「時間」の重要性とは?審査に影響する3つの時期を解説

はじめに:融資審査における“時間の壁”とは?

ズバリ言います。創業融資を検討するうえで、「時間」は最も見落とされやすく、かつ重要な要素です。

起業前後のどのタイミングで申請するかによって、審査の視点や難易度が大きく変わってくるのです。本記事では、創業融資の申請タイミングを「3つの時期」に分けて、金融機関の見方の変化についてわかりやすく解説します。


目次

  1. 創業融資における“時間”の考え方
  2. ① 創業前の融資申請(計画ベース)
  3. ② 創業後1〜3ヶ月の申請(初動の重要性)
  4. ③ 創業後6ヶ月以降の申請(実績評価)
  5. 創業融資の準備に「時間管理」が必要な理由
  6. よくある質問(FAQ)

創業融資における“時間”の考え方

創業融資は、いつ申請しても同じというわけではありません。実際には、創業時期の「フェーズ」に応じて、審査の基準や評価ポイントが変わってきます。

そのため、事業計画や資金計画と同様に、“時間の戦略”も非常に重要です。


① 創業前の融資申請(計画ベース)

この段階では、まだ開業届も出していない、事業が始まっていないケースが多いです。

金融機関は以下のような要素を重視します:

  • 事業計画の具体性と実現可能性
  • 起業前の職歴や業界経験
  • 自己資金の蓄積状況
  • 起業準備の進捗状況

全てが“計画”ベースになるため、資料の説得力やロジックの整合性が求められます。


② 創業後1〜3ヶ月の申請(初動の重要性)

このタイミングでは、すでに開業してはいるものの、まだ売上などの実績が乏しい時期です。

金融機関は以下の視点で評価します:

  • 事業が実際にスタートしているか(実態確認)
  • 初期の売上や取引先状況
  • 計画と現状の乖離がないか

計画+α(初動の実績)で評価される点が特徴です。


③ 創業後6ヶ月以降の申請(実績評価)

この時期になると、金融機関は事業の実績をしっかり確認するフェーズに入ります。

  • 売上が立っているか
  • 利益が出ているか
  • 返済に十分なキャッシュがあるか

ここで分かれ道になるのが、「想定通りに成長している企業」と、「売上が低迷して資金が不足している企業」の差です。

後者の場合、「資金が苦しくなってからの申請」と見られ、評価が厳しくなる傾向にあります。


創業融資の準備に「時間管理」が必要な理由

起業準備中の方で多いのが、

「そのうち準備しようと思っていたけど、気づけば半年経っていた…」

というケース。

創業融資は、スピード感を持って準備することがとても大切です。計画的に進めることで、選択肢も広がり、融資の可能性も高まります。


よくある質問(FAQ)

Q1. 創業前と創業後、どちらが審査に通りやすい?

A. 計画の精度と準備状況によりますが、創業直後(1〜3ヶ月以内)が最もバランスが良いタイミングです。

Q2. 創業から1年経過していても融資は受けられますか?

A. 可能ですが、創業融資ではなく通常融資扱いとなり、実績重視の審査になります。

Q3. 時間がかかりすぎるとどうなりますか?

A. 業績が芳しくないと判断されたり、制度対象から外れる可能性があります。

【無料相談のご案内】

弊社では、中野裕哲を中心とした所属専門家チーム(起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員など)が一丸となって、幅広い起業支援・経営支援を行っております。
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル 0120-335-523
お問い合わせフォーム https://v-spirits.com/contacts

三浦高

この記事を書いた人

三浦高/Takashi Miura

元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、

産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。

融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。

多胡藤夫

この記事を監修した人

多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。

長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

関連記事

爆アゲ税理士の起業経営チャンネル

新着コラム

  1. ...
  2. ...
  3. ...
  4. ...
  5. ...
ダウンロードはこちら
全国対応の補助金申請を専門家がサポート|中野裕哲の無料相談V-Spirits
All Aboutガイドの原点
多胡藤夫ブログ
中野裕哲ブログ
渋田貴正ブログ
三浦高ブログ
小峰精公ブログ
坂井優介ブログ
嶋田大吉ブログ
V-Spirits総合研究所株式会社
充実の福利厚生制度
採用情報
業務提携先募集情報
V-Spirits Group SDGsの取り組み
弊社グループ専門家への取材対応について
脳卒中フェスティバル

他社広告欄

クラウドPBX