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以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
知的財産は創業融資に有利?ズバリ、答えます!
知的財産は「あるだけ」では意味がない?
こんにちは、起業コンサルタントの中野です。今回は「知的財産と創業融資」の関係について、実際の相談のやりとりをもとに、わかりやすく解説していきます。
「特許や商標を持っていれば、融資は有利になるのか?」
これは起業家の方からよくあるご質問のひとつです。
ズバリ申し上げますと…
「特許や商標がある=無条件に融資に有利」ではありません。
そうなんです。知的財産は“宝の持ち腐れ”にもなり得るのです。
有利になるのは、社会的評価が伴ってこそ
知的財産そのものが非常に評価が高く、社会的にも注目されているような場合は、確かにプラスに働きます。
ですが、市場性がなかったり、実用性に欠けたりすれば、融資審査の現場では評価されにくいのが現実。要は「その知的財産をどう活用して、どんなビジネスに結びつけていくのか」が重要なポイントになります。
商標権だけでは足りない?事業との結びつきがカギ!
たとえば、かっこいいロゴマークを商標登録したとしましょう。それだけで「融資してください!」と言っても、審査の担当者は首をかしげてしまいます。
なぜなら、大事なのは「その商標をどのような商品に使い、どう展開しているか」「そのブランドが市場でどう受け止められているか」だからです。
つまり、「知的財産×事業性=評価ポイント」
これが鉄則です!
特許がある=融資が通る、ではない!
さらに気になる質問がこちら。
「創業して頑張っている会社があって、技術的に優れた製品をつくっている。でもその特許を取っていない…。これは融資においてマイナス評価になりますか?」
この答えもズバリこうです。
「特許を取っていない=融資不可」ではありません。
実際の審査では、「取っていない」こと自体をリスクと見なして融資を断る、という判断はあまりされません。
もちろん、競合が同じ特許を取ってくる可能性があるなど、将来的なリスクの観点から不利になる場合もありますが、そこだけを理由にNGということは少ないです。
むしろ、「この技術で、どうビジネスをつくっていくか?」が問われるのです。
「技術力+マーケティング力」で評価アップ!
さて、ここで重要な視点が「マーケティング」です。
どれだけ優れた技術や特許があったとしても、それが売れなければ意味がありません。
「誰に、いくらで、どのように売るのか?」
この“売り方”が極めて重要なのです。
特に知的財産を持っている方ほど、「良いモノを作れば売れる」と考えがち。でも、現実はそう甘くありません。
たとえば、販売先の選定、価格設定、プロモーション方法など、これらすべてが戦略として問われます。
特許は「道具」でしかありません。それを「どう使うか?」が評価されるのです。
資金調達は“技術力”より“事業性”
知的財産を持っているだけでは、おまけ程度の加点。
それをどう活かして、どんなビジネスモデルを構築しているか?
ここが、融資審査では最重要になります。
「この特許があるから、これだけの市場で、これだけの売上が見込める」
というように、具体的な活用戦略が描かれていれば、それは非常に強い武器になります。
逆に、「技術はあるけど売り方が不透明」「誰に売るのか不明確」なケースでは、評価はぐっと下がります。
最後に:知的財産を活かすには
結論として、こういうことです。
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知的財産は“あるに越したことはない”
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でも、融資審査で重要なのは“事業として成立しているか”
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「知的財産×事業計画」がうまくかみ合えば、評価アップ!
もし、「これぞ!」という技術やアイデアがあるのでしたら、ぜひ特許・商標などの出願を前向きにご検討ください。
ただし、それだけに頼らず、しっかりとした事業計画を練ること。これが融資を勝ち取るカギになります。
無料相談も行っているので、ぜひ一度ご相談ください。お待ちしております!
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