
事業計画書の作り方|起業成功の9割はここで決まる!
こんにちは!起業コンサルタント(R)・税理士・行政書士・FPの中野裕哲です。
本日は「事業計画書ってどう作るの?」という素朴かつ重要なテーマを、実務に根ざした視点で、わかりやすく、かつ実践的に解説していきます。
事業計画書とは何か?
ズバリ言います。事業計画書とは、あなたの「夢を現実にするための設計図」です。
起業するにあたり、資金調達・補助金申請・採用・営業…あらゆる局面で必要になる「武器」です。
なぜ事業計画書が大切なのか?
以下のような場面で「計画書があるかないか」で天と地の差が出ます
- 創業融資の審査で「実現可能性」を示すため
- 補助金・助成金の申請で「納得感」を伝えるため
- 人材募集で「ビジョン」を共有するため
- 自分自身の思考整理のため
構成例と書き方のポイント
- 理念とビジョン:なぜこの事業をやるのか?
- 市場と顧客:誰に、何を、どう売るのか?
- 競合分析:他社との違いは?
- 商品・サービスの特徴:強みは何か?
- 販売戦略:どうやって売るか?
- 収支計画:売上、原価、人件費、利益は?
- 資金繰り表:キャッシュは足りているか?
- リスクと対応策:何かあったとき、どうする?
- スケジュール:何をいつまでにやるか?
「売れる理由」を明確にする
審査員や投資家は「なぜ売れるのか?」を最も重視します。
ポイントは「独自性」と「実現可能性」。
よくあるNG例
- 競合の調査が浅い
- 「気合と根性」でなんとかなると書いてある
- 数字の裏付けがない
事業計画書で創業融資に成功した事例
30代男性Aさんはカフェ開業に向けて計画書を作成。当初、数字が甘かったため修正を重ね、最終的に800万円の創業融資に成功。数字だけでなく、「なぜこの立地なのか」「ターゲット層に何が刺さるのか」まで丁寧に言語化したのが勝因でした。
フォーマットはどうすればいい?
Word、Excel、PowerPoint、何でも構いません。ただし、読み手に「想い」と「根拠」が伝わる構成にすることが大切です。写真・図表も効果的。
専門家のサポートを受けるべきか?
初めてならぜひ受けるべきです。税理士や中小企業診断士、そして私たち起業支援の専門家が「あなたの想いを伝える」お手伝いをします。
【無料相談のご案内】
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。