【CIC受付番号の取得方法】起業前にこの情報を確認しておきましょう
はじめに
「起業のために融賃を受けたい。けれど、その前にCICの情報を確認すべきだと言われた」
こんなご相談をよくいただきます。
実は、創業融賃を求めるにあたって「自分の信用情報に問題がないか」を確認するのは、リスクを回避するためにも最適なステップなんです。
CICって何？
信用情報機関の一つ
CIC（株式会社シーアイーシー）は、個人のクレジットカードやローンの利用状況を管理している信用情報機関です。
金融機関やローン企業が証言をする際、ここの情報を参照して「この人に貸しても安心か」を判断しています。
ゆえに、起業時の融賃を前にして、一度「自分の情報」を確認するのは大切なチェックなんです。
CICの受付番号とは？
情報開示サービス利用のために必要
CICに情報開示を申請する際、ネット申請の場合は特に「受付番号」が必要になります。
この番号は、「申請番号」のようなもの。これを先に取得しないと、開示抽出ができませんのでご注意を！
CIC受付番号の取得手順
第1段階: ウェブの情報開示サイトへ
CIC公式サイト：https://www.cic.co.jp/mydata/index.html
ここから、「インターネット開示」を選択し、項目を築てていくと、最終的に受付番号が発行されます。
第2段階: お支払い方法の確認
指定の支払方法の中から手数料の支払い方法を選択します。
第3段階: 受付番号の発行
登録されている電話番号から「受付番号」を取得できます。
その後は、本人確認→情報入力→手数料の決済を行い、開示報告書をダウンロードすることができます。
FAQ – よくある質問
Q. CICの情報を見るのは自分のため？
A. そうです！一度、自分の信用情報に問題が無いかを「何も起こる前」に確認するのが、リスク回避の最佳解です。
Q. 受付番号はどこで使うの？
A. CICのネット情報開示サービスで、情報を抽出するための受付番号が必要になります。
Q. 要約な準備も教えて！
A. ネット申請の場合：三要素
- 身分証明書のアップロード
- 公示コードの購入
- メールアドレスの登録
おわりに
創業は想いだけでは成り立ちません。金融機関に向けて自分を説明する前に、自分自身を確認する。
これが、正しい起業の歩みです。
CICの情報をちゃんと確認することは、自分の「重要資料」を自分で手に入れること。
さあ、当然のチェックをしっかり、本格的な準備を始めましょう！
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この記事を書いた人
中野裕哲／Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授（起業論、ゼミ等）
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援！「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル（事業計画＋融資＋補助金＋会社設立支援）＋起業後の総合サポート（経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関）など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。
この記事を監修した人
多胡藤夫／Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫（旧国民金融公庫）に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。
