
「今日できることを明日に延ばすな」|起業準備の先延ばしをやめるコツ
起業準備を進めようと思っても、「今日は忙しいから、また今度やろう」と、つい後回しにしてしまうことがあります。アメリカの政治家ベンジャミン・フランクリンの言葉として知られる「今日できることを明日に延ばすな」は、まさにこの先延ばしの癖に向き合うための言葉です。今回は、この言葉から、起業準備の先延ばしをやめる具体的なコツを見ていきます。
先延ばしは、なぜ起きるのか
先延ばしは、やる気がないからというより、やるべきことが大きすぎたり、ぼんやりしていたりすることから起きることが多いものです。「起業準備をする」という言葉のままでは、何から手をつければいいのか分からず、結局手がつけられないまま時間が過ぎてしまいます。先延ばしをなくすためには、まず先延ばしが起きる仕組みを理解することが役立ちます。
「今日できること」を、具体的に決める
先延ばしを防ぐ最初のステップは、「今日できること」を、できるだけ具体的に決めることです。「起業準備をする」ではなく、「気になっている制度を1つ調べる」「資料を5分だけ読む」といった、今日中に終わる大きさまで分解しましょう。具体的で小さな行動であれば、先延ばしにする理由が減っていきます。
「明日やろう」が、一番の落とし穴
「明日やろう」という考えは、一見無害に見えますが、実際には一番の落とし穴です。明日になれば、また別の「明日やろう」が待っていて、結局いつまでも手をつけられなくなってしまいます。今日やるべきことを、今日のうちに少しでも進めておくという意識を持つことが、先延ばしの悪循環を断ち切る第一歩になります。
完璧を目指さず、少しだけ進める
先延ばしの原因の一つに、「完璧にやろうとしすぎる」ことがあります。完璧に資料を読み込もう、完璧な計画を立てようとすると、ハードルが高くなり、結局手がつけられなくなります。今日は少しだけ進める、という気持ちで取り組むことで、ハードルを下げ、動き出しやすくなります。
先延ばしに気づいたら、小さく再開する
先延ばしをしてしまった自分を責める必要はありません。気づいたその瞬間から、小さな一歩を再開すればよいだけです。何日も先延ばしにしていたとしても、今この瞬間からできる小さなことを一つ見つけて、取り組んでみましょう。過去の先延ばしよりも、今からの一歩に目を向けることが大切です。
先延ばしを防ぐ、小さな仕組みをつくる
先延ばしを個人の意志の力だけで防ぐのは難しいものです。決まった時間に起業準備の時間を確保する、やることをリストにして見える場所に置くなど、先延ばしをしにくくする小さな仕組みをつくっておくことが役立ちます。仕組みがあれば、意志の力に頼らずに、自然と手が動くようになっていきます。
フランクリンが実践した、小さな工夫
フランクリンは、日々の生活の中で、自分の時間の使い方を記録し、見直す工夫をしていたとされています。何にどれだけの時間を使っているかを把握することで、無駄に過ごしている時間や、もっと活用できる時間が見えてきます。起業準備においても、普段の生活の中で、どこに時間のゆとりがあるのかを一度振り返ってみることが、先延ばしを防ぐ手がかりになります。
先延ばしにしがちな人ほど、締め切りを味方にする
自分で締め切りを決めるのが苦手な人は、誰かに報告する約束をしたり、他の人と一緒に進める仕組みを使ったりすることで、先延ばしを防ぎやすくなります。一人で頑張ろうとするよりも、周りの力を借りて締め切りを味方につけるほうが、結果として続けやすくなることがあります。自分に合った方法をあらかじめ見つけておくことが、長く続けていくためには大切です。
明日の自分を、助けてあげる視点
先延ばしを続けてしまうと、今の自分は楽になりますが、その代わりに未来の自分に負担が重なっていきます。今日少しだけ進めておくことは、明日の自分の負担を軽くしてあげる行動でもあります。「今日の自分が頑張れば、明日の自分が助かる」という視点を持つことで、今日の一歩に、少し違った意味を見出すことができます。
💬 執筆者の小峰から一言
相談の場でも、やることを大きなまま抱え込んで先延ばしにしてしまう方は多いですが、今日できる大きさまで一緒に分解すると、すぐに動き出せる方が多いという印象を、これまでの相談でも、何度も強く持っています。
よくある質問
Q. どうしても先延ばしにしてしまう癖を変えたいです
A. 一度に完璧を目指さず、今日できる最も小さな行動から始めてみましょう。小さな成功を積み重ねることで、少しずつ癖が変わっていきます。
Q. 先延ばしにしてしまった日が続くと、落ち込んでしまいます
A. 落ち込む必要はありません。先延ばしにした日があっても、今この瞬間から再開すればよいのです。過去より今からの一歩に目を向けましょう。
まとめ:今日からできること
今日は、先延ばしにしている起業準備のことを一つ思い出し、今日中にできる小さな大きさまで分解して、実際に取り組んでみてください。「今日できることを明日に延ばすな」という言葉が、小さな一歩を後押ししてくれます。
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弊社は、V-Spiritsグループ代表の中野裕哲を中心に、中小企業診断士・元補助金審査員の三浦をはじめとした専門家チームが、業種を問わない幅広い起業・新規事業のご相談に対応しております。何から始めればいいかわからないという段階でも、適切なアドバイスを無料にて行っております。無料相談も行っているので、ぜひ一度ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!

この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
融資・資金調達コンサルタント
行政書士法人V-Spirits 補助者
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。


この記事を監修した人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
税理士法人V-Spiritsグループ代表/税理士/行政書士/特定社会保険労務士/採用定着士/ファイナンシャルプランナー/起業コンサルタント/経営コンサルタント/大正大学招聘教授
税理士法人V-Spiritsグループ代表の中野裕哲は、中小企業経営者のために、税務・会計だけでなく、採用、人事、資金繰り、融資、補助金、助成金、営業、Webマーケティング、売上導線設計まで横断的に支援する実戦型経営税理士です。
経営の悩みは、突き詰めると「人・金・売上」に集約されます。中野裕哲は、大企業人事部、人材紹介会社の採用エージェント、中小企業の財務責任者、大手不動産会社での営業、出版・Web制作による集客導線構築など、幅広い実務経験をもとに、経営者の意思決定を支援します。
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中野裕哲は、家業の倒産危機からの壮絶な貧乏体験を原点に、お金で苦しむ経営者をひとりにしないことを掲げています。資金繰り、採用、売上づくりの壁に対して、経営者目線で伴走します。
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- 商業出版著書監修約32冊(累計30万部超)
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