
「月給の4分の1は天引き貯金せよ」本多静六に学ぶ資本形成の極意
こんにちは!いつもありがとうございます。
V-Spiritsグループ代表で、
爆アゲ税理士 中野です。
今日は少し肩の力を抜いて、
とはいえ人生と経営の土台になる大切な話をしたいと思います。
テーマは、
「天引き貯金」です。
目次
- 今日は閑話休題。「天引き貯金のススメ」
- 本多静六という人物
- 「月給4分の1 天引き貯金」という教え
- 元手のないところに商売の成功はない
- 自己資金が少ない経営のリスク
- 天引き貯金がもたらす3つの副次効果
- 生活水準を下げるという覚悟
- 起業家・経営者にこそ必要な考え方
- 中野自身の実体験
- まとめ
- よくある質問(FAQ)
今日は閑話休題。「天引き貯金のススメ」
ここのところ、
ニーズや提供価値、ビジネスモデルについて、
実務的な話が続いていました。
今日は少し視点を変えて、
「お金の貯め方」、
もっと言えば「資本の作り方」についてお話しします。
これは投資家だけの話でも、
お金持ちだけの話でもありません。
これから起業したい人、
すでに経営者の人、
すべての人に関係する話です。
本多静六という人物
明治時代の大富豪に、
本多静六(ほんだ せいろく)という人物がいます。
林学博士であり、
東京大学教授も務めた人物ですが、
それ以上に有名なのが資産形成の達人としての顔です。
彼の著書、
『私の財産告白』は、
今でも読むことができる名著です。
100年以上前に書かれた内容にもかかわらず、
現代にもそのまま通用する考え方が詰まっています。
「月給4分の1 天引き貯金」という教え
本多静六の財産形成理論の中で、
最も有名なのが、次の教えです。
「月給の4分の1は、天引き貯金せよ」
つまり、サラリーマンであれば、
手取り収入の25%は、最初からなかったものとして貯金せよ
ということです。
余ったら貯金するのではありません。
先に貯金し、
残った75%で生活する。
これが、天引き貯金の本質です。
本多静六は、
この方法で元手を作り、
その資金を投資に回し、
大きな財産を築きました。
元手のないところに商売の成功はない
投資であれ、起業であれ、
必ず必要になるものがあります。
それが、
「元手」、つまり自己資金です。
元手がなければ、
- できる商売は極端に小さくなる
- 選択肢がほとんどなくなる
- 失敗したときのリカバリーが効かない
結果として、
得られる利益も、
本当にわずかなものになってしまいます。
自己資金が少ない経営のリスク
「融資を受ければいいのでは?」
と思う方もいるかもしれません。
しかし、金融機関は、
自己資金が少ない人に、大きなお金は貸しません。
自己資金が少なければ、
- 借りられる金額も少ない
- 条件も厳しくなる
- 交渉力がまったくない
これは、
資本主義の世界では当たり前の話です。
商売をするなら、
まずは小さくても資本家になる。
これが基本です。
天引き貯金がもたらす3つの副次効果
私が思うに、
「月給4分の1 天引き貯金」には、
資金が貯まる以上に大きな副次効果があります。
① 生活水準を下げられる
手取りの75%で生活するため、
自然と生活水準を見直すことになります。
「なくても困らない支出」が、
はっきり見えてきます。
② 不況や売上減少に耐えられる体質になる
生活水準が低くても生きられると、
起業後に売上が落ちても、
精神的にも資金的にも耐えられます。
これは、
経営においてとてつもない強みです。
③ 金融機関から信用されやすくなる
生活水準を抑え、
堅実にお金を管理できる人は、
金融機関から見ても「手堅い経営者」です。
結果として、
融資の場面で大きな信頼につながります。
生活水準を下げるという覚悟
生活水準を下げるというのは、
正直、簡単なことではありません。
自分一人だけでなく、
家族の理解も必要になります。
本多静六も、
家族にこう説得したと言われています。
「この生活の苦しさから脱するための苦しさなのだから、
耐えなさい」
短期の快適さより、
長期の安定と自由を選ぶ。
これは、起業家に共通する覚悟です。
起業家・経営者にこそ必要な考え方
この考え方は、
これから起業する人だけでなく、
すでに経営者の人にも当てはまります。
会社がうまくいき始めたときこそ、
生活水準を上げすぎない。
これができるかどうかで、
会社の寿命は大きく変わります。
中野自身の実体験
私自身、起業して17年になりますが、
実はサラリーマン時代と、
ほとんど生活水準を変えていません。
それが、
結果として会社経営の強さにつながっていると感じています。
売上が上下しても、
慌てない。
無理な判断をしない。
これも、
生活水準を抑えてきたからこそです。
まとめ
- 本多静六の「月給4分の1 天引き貯金」は今も通用する
- 元手がなければ商売の選択肢は極端に狭まる
- 天引き貯金は資金だけでなく体質を鍛える
- 生活水準を抑えることが経営の強さになる
- 短期の快適さより長期の安定を選ぶ
次回も、
人生と経営の土台になる考え方を、
引き続きお話ししていきます。
よくある質問(FAQ)
Q1. いきなり25%はきついです
最初は10%や15%でも構いません。
大切なのは「先に貯める」習慣です。
Q2. 収入が少なくても意味はありますか?
十分あります。
金額よりも、考え方と習慣が重要です。
Q3. 起業後も天引き貯金は必要ですか?
はい。
個人と法人、両方で資本を意識することが大切です。
無料相談もお待ちしております。
中野を指名いただければ、ZOOMなどで直接ご相談にお答えいたします。
【無料相談のご案内】
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。



























