
寿司屋で学ぶ!STP理論の「ポジショニング」実践講座
こんにちは!いつもありがとうございます。
V-Spiritsグループ代表で、
爆アゲ税理士 中野です。
今回は、起業や新規事業を考えるうえで欠かせない
「STP理論」の最終ステップ、
(3) Positioning(ポジショニング)について解説します。
テーマはズバリ、
「自社は、業界のどこで戦うのか?」です。
目次
- STP理論をあらためて整理しよう
- ポジショニングとは何か?
- 寿司屋で考えるポジショニング
- 寿司屋のポジションを洗い出してみる
- 自社の立ち位置を見極める視点
- ポジショニングマップの活用方法
- よくあるポジショニングの失敗
- まとめ
- よくある質問(FAQ)
STP理論をあらためて整理しよう
ここまでの復習も兼ねて、STP理論を整理します。
- (1) S:Segmentation(セグメンテーション)
市場を細かく分ける - (2) T:Targeting(ターゲティング)
狙う顧客層を決める - (3) P:Positioning(ポジショニング)
業界の中での自社の立ち位置を決める
ポイントは、この3つは必ずセットだということです。
ポジショニングだけを単独で考えても、うまくいきません。
ポジショニングとは何か?
ポジショニングとは、その名のとおり、
業界全体の中で見たときの「自社の位置づけ」を指します。
もう少し噛み砕くと、次の問いに答える作業です。
- 競合と比べて、どこが違うのか?
- お客様から見て、何屋さんなのか?
- なぜ、あなたから買う理由があるのか?
ポジショニングが曖昧だと、
「結局、何がウリなのかわからない店・会社」になります。
寿司屋で考えるポジショニング
抽象論だけだと分かりづらいので、
今回は「寿司屋」を例に考えてみましょう。
「寿司屋」と一言で言っても、
実際にはまったく違うビジネスが存在しています。
寿司屋のポジションを洗い出してみる
例えば、次のような寿司屋があります。
- ファミリー向けの手軽な回転寿司(都市部)
- ファミリー向けの手軽な回転寿司(郊外ロードサイド)
- 市場近くで新鮮なネタにこだわった寿司店
- 地元密着の街の個人寿司店
- 数席のみ・1日2回転のこだわり寿司店
- 銀座の●兵衛のような超高級寿司店
- 食べ放題を売りにした寿司店
- 観光地で地元食材を売りにした寿司店
すべて「寿司屋」ですが、
客層・価格帯・提供価値・競合はまったく違います。
自社の立ち位置を見極める視点
寿司屋で起業するとしたら、
次のような視点で考える必要があります。
① どこと市場がかぶるのか
自社にとって「直接のライバル」はどこか。
価格帯・客層・立地が近い店は要注意です。
② どことは全く競合しないのか
高級寿司店と回転寿司が直接競合しないように、
市場が違えば戦う相手も変わります。
③ ガラ空きのポジションはどこか
ライバルが少ない、または存在しないポジション。
ここを見つけられると、ビジネスは一気にラクになります。
ポジショニングマップの活用方法
ポジショニングを整理する際におすすめなのが、
ポジショニングマップです。
縦軸・横軸に2つの指標を置き、
市場を俯瞰してみます。
寿司屋の例
- 縦軸:価格(安い ↔ 高い)
- 横軸:利用シーン(日常 ↔ 特別)
このマップに競合店を配置すると、
「混雑しているエリア」と「空白エリア」が一目で分かります。
事業アイデアは、
この空白エリアから考えるのが鉄則です。
よくあるポジショニングの失敗
- 全部取りにいこうとして、誰にも刺さらない
- 強豪と同じ土俵で正面衝突する
- 自分目線だけで立ち位置を決めてしまう
ポジショニングは、
お客様からどう見えるかがすべてです。
まとめ
- ポジショニングは「業界内での自社の立ち位置」
- STPの最後だが、実務上の影響は非常に大きい
- 寿司屋のように業態を並べて考えると見えやすい
- ポジショニングマップで空白を探す
次回は、
ポジショニングを実際の価格・商品設計・メッセージに
どう落とし込むかを解説していきます。
よくある質問(FAQ)
Q1. ポジショニングは後から変更できますか?
可能です。ただし、
変更にはメッセージや商品設計の見直しが必要になります。
Q2. 小規模事業でもポジショニングは必要ですか?
むしろ小規模だからこそ重要です。
資源が限られている分、戦う場所を間違えないことが大切です。
Q3. 競合が多い場合はどう考えればいいですか?
軸を変えてマップを書き直してください。
視点を変えると、必ず違う景色が見えてきます。
無料相談もお待ちしております。
中野を指名いただければ、ZOOMなどで直接ご相談にお答えいたします。
【無料相談のご案内】
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。



























