
ワイン・バー開業完全ガイド
ビジネスの特徴
ワイン・バービジネスは、店舗を構えてワインや食事、空間の提供を行なうことで収益を得るビジネスです。厳選されたワインの品揃えと、それに合わせた料理やチーズ、シャルキュトリーの提供により、質の高い味わいと体験を顧客に提供するサービスです。
ワインの専門知識を持つスタッフが、お客様の好みや食事に合わせたワインを提案することで、個々の顧客に対するカスタマイズされたサービスを実現します。また、季節ごとに変わるワインリストや限定品の取り扱いによって、常連客にも新鮮な驚きを提供します。
ワインバーの雰囲気やデザインも重要な要素であり、落ち着いた空間やおしゃれな内装は、お客様にリラックスした時間を過ごしていただくために不可欠です。
市場トレンド
⑴ ソムリエの役割拡大
ワイン講座やテイスティングイベントを通じて、消費者にワインの知識を広め、より深い体験を提供しています。
⑵ ローカルワインの需要増
地域の特色が反映された地元産ワインの需要が拡大しており、地域経済との連携も図られています。
⑶ バーチャルテイスティング
オンラインでのテイスティングイベントが普及し、ワインバーも新たな顧客接点として活用しています。
⑷ テクノロジーの活用
AIによるレコメンド、オンライン予約、タブレットメニューなどで体験価値を向上させています。
開業形態
- 個人事業主
- 法人の設立
許認可
■ 食品衛生法に基づく許可
保健所に申請し、施設基準を満たす必要があります。
■ 防火対象物使用開始届
厨房設備や管理者の情報を消防署に届け出る必要があります。
■ 深夜酒類提供飲食店営業開始届
深夜0時以降のアルコール提供には、警察署への届け出が必要です。
そのほか、商品やサービス内容により追加の届出が必要になる場合があります。
開業ステップ
- 事業計画書の策定
- 開業資金の確保
- 適切な立地の選定
- 許認可等の取得
- 店舗の設計・工事
- スタッフの採用と研修
- プロモーションと開業
開業資金
おおよそ900万〜1500万円が必要で、厨房機器費・内装工事費・広告費などが主な支出です。
資金調達や事業計画については、弊社の融資専門チームが支援いたします。
会社設立
法人設立による信頼性向上や取引先との関係構築が期待されます。
- 申請書類作成
- 免許申請
- 審査
- 許可取得
手続きが煩雑な場合は、弊社の会社設立支援サービスをご利用ください。
収益モデル
ターゲット層、客単価、来店頻度などをもとに、事業計画書に収益見込みを明記しましょう。
弊社では、専用の事業計画フォーマットを提供しています。
最後に
開業は複雑で手間のかかる大仕事ですが、綿密な計画と正しい知識があれば乗り越えられます。
競争が激しい中で生き残るためには、顧客視点を忘れず、長期的な戦略を立てて挑みましょう。
しかしながら‼
【無料相談のご案内】
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!

この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。


























