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コラム

【ここに注目!】M&Aの時に見落としがちなモノ

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Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。

以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。

【M&AシリーズVol.7】「モノ」で見抜け!設備・資産の落とし穴と評価ポイント徹底解説

はじめに:「会社を買う」=「物を見る」って分かってますか?

こんにちは!

さてさて今回のテーマは、M&Aにおける企業評価シリーズの第7弾!
ここまで財務、人的資源などを見てきましたが、今回はズバリ……

「物的資産」=“モノ”の評価

に迫っていきたいと思います!

「モノって、決算書のBS(貸借対照表)見ればわかるでしょ?」
いえいえ、そんなに甘くありません。
固定資産台帳に載っているものだけが“モノ”じゃないんです!

M&Aの現場では、「知らなかった」じゃ済まされない“見落とし資産”が潜んでいます。
さあ、プロがどうやって物的資源を評価しているのか?一緒に見ていきましょう!


「物的経営資源」とは何か?

経営資源には「人・物・金・情報(ノウハウ)」の4大要素があります。
今回注目するのはこの「物」=物的資産(設備・備品・施設など)です。

M&Aではこの“モノ”を見誤ると…

  • 実は壊れていて使えなかった!

  • 思ったよりメンテナンス費が高かった!

  • 特定の人しか操作できない機械だった!

なんてことがザラに起こります。
だからこそ、「モノを見る力」=買収の勝敗を分けるスキルなんです!


【チェック1】資産は何がどれだけあるか?まず棚卸し!

最初にやるべきは、「資産の棚卸し」です。固定資産台帳を確認して…

  • どんな機械・設備があるのか

  • いつ購入されたものか

  • どこに設置されているか

  • いくらで評価されているか

…などをしっかり把握すること。

でも、ここで終わっちゃダメ!

台帳に載ってない「消耗資産」や「使用中の未登録設備」も要チェック!

たとえば、

  • 10万円未満のパソコン(消耗品扱い)

  • 事務所備え付けの什器・什物

  • ソフトウェアやクラウド設備

など、台帳に載ってない“使えるモノ”がたくさんあります。


【チェック2】その設備、本当に“誰でも使える”のか?

これは見落としがちな落とし穴!

「その機械、誰でも操作できるの?」

特殊な機械で、熟練者しか扱えないようなものだった場合……

  • 操作できる人がいなければ、ただの鉄の塊です!

  • 特定のキーマンに依存していたら、その人が辞めたら即戦力ゼロ!

たとえば:

  • 熟練職人しか使えない旋盤機

  • カスタマイズされた特殊ソフト

  • 要資格の車両や設備(例:個人タクシー用車両)

この場合、設備とセットで「人」がいないと意味がありません。


【チェック3】法定耐用年数 vs 実態耐用年数

はい、ここも超重要。

「帳簿では1円評価。でも現場ではフル稼働中!」

ってこと、よくあります。

固定資産台帳では、法定耐用年数を過ぎた設備は1円で評価されます。でも……

  • 実際はまだまだ使える!

  • 現場では主力機材として活躍中!

逆に、

  • 見た目は残価あるけど、実態はボロボロ…

  • 修理しながら騙し騙し使ってる…

こんなこともあります。

だからこそ、

「帳簿」ではなく「現場」で使えてるか?
を自分の目で確かめるのが大事なんです!


【チェック4】更新・買換えコストも忘れるな!

設備って、いずれ更新が必要になります。

  • 次に買い替えるとき、いくらかかる?

  • そもそもメンテナンスにどれだけコストかかってる?

  • 資産入れ替えのサイクルは?

このあたりを無視してM&Aすると…

買ってすぐ大規模投資が必要になる!

なんてことも。
実態耐用年数と更新費用、この2点はセットで評価しましょう。


【チェック5】メンテナンスコストの罠に注意!

はい、これが地味だけど超重要!

  • メンテが高すぎて“資産”じゃなくて“負債”!

  • 古い機械で部品がもう手に入らない!

  • メーカーがメンテ終了してる!

こんな状態の資産、買う価値ありますか?

買収後に「メンテ費が重すぎて利益が出ない…」なんて最悪のパターンを避けるために、事前にしっかり確認しましょう。


【チェック6】現場に行け!現場を見ろ!

最終的にはこれに尽きます。

「行って」「見て」「触って」確認せよ!

机上のBS(貸借対照表)じゃ分からないことが山ほどあります。

  • 現場に行ったら設備がなかった!

  • 稼働してるけど全然使い物にならない!

  • 一見キレイだがメンテ放置で寿命寸前!

こういった“見たら分かること”が現地に転がってます。


【おまけ】固定資産に載ってない“意外なモノ”もチェック!

  • 消耗品扱いの備品(10万円未満)

  • 使用中のパソコンやモニター

  • ソフトウェアライセンスやクラウド契約

こういった“見落としがちな資産”も、実は事業継続に欠かせないケースが多いです。
棚卸しと現場確認はセットで!


まとめ:「モノ」は“価値”でなく“使えるか”で見よ!

M&Aにおける物的資産の評価、ポイントをまとめましょう!

  • 固定資産台帳は入り口。現場を見てナンボ!

  • 操作できる人材がいるかも含めて評価する!

  • 帳簿評価よりも“使えてるか”が大事!

  • 更新・メンテ費用も必ずチェックする!

  • 現場に行って現物を確認せよ!

「設備がある」じゃなく「使える設備があるか」を見ろ!

これが、成功するM&Aの鉄則です。

無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!

フリーダイヤル 0120-335-523

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