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コラム

【ここに注目!】M&Aする意味がなくなる??見落としがちな経営資源とは???

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Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。

以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。

【M&A実務】買収前に“人”を見ろ!見落としがちな人的経営資源の超重要ポイント

はじめに:M&Aで一番見落とされがちな「人」の話、してますか?

さて今回は、M&Aの現場で意外と見落とされがちだけど、実は超重要な「経営資源=人」について、じっくり解説していきたいと思います。

「え?M&Aで見るのって決算書とか設備とかじゃないの?」
そんなあなたにこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。


M&Aで見るべき“経営資源”とは?

経営資源の4要素、覚えてますか?

まずは基本からおさらいです。
企業の経営資源といえば、よく言われるのがこの4つ:

  • ヒト(人的資源)

  • モノ(物的資源)

  • カネ(財務資源)

  • 情報(知的資源・ノウハウ)

これらのうち、今回フォーカスしたいのは、ズバリ「ヒト」。
中小企業の場合、この「ヒト」が会社の命綱になることも少なくありません。


なぜ「人」がそんなに大事なのか?

中小企業は“代表者依存”が強い!

M&Aの現場では、つい「設備がどうか」「キャッシュフローがどうか」といった“数字”や“モノ”に目が行きがち。でも中小企業においては、会社=社長という構造になっているケースが非常に多いです。

つまり、

社長がいなくなったら回らない会社、めっちゃ多いんです!

これは「属人化」の典型。
このまま代表者が退任したら、その会社の価値はガクッと落ちるかもしれません。


【チェック1】代表者はどんな人物か?残るのか?

まず最初に見るべきは、代表者の人物像と去就です。

  • どんな経営をしてきたのか?

  • 組織への影響力は?

  • 今後も残るのか? それとも完全に引退か?

  • 残る場合、何ヶ月引き継ぎしてくれるのか?

特に「代表者=キーマン」の場合、
その人が抜けた瞬間に会社の信用や人脈、意思決定力がゼロになるリスクがあります。

「代表者が残るのか、去るのか?」
M&A判断の最重要ポイントの1つです!


【チェック2】キーマンは他にもいるのか?

次に見るべきは、代表者以外に“キーマン”が存在するかどうか

  • 現場を回しているのは誰?

  • 得意先と繋がっているのは誰?

  • 組織の精神的支柱になっている人は?

そして最重要なのがその人が……

「買収後も残ってくれるのか?」

です。

M&Aで最も避けたいのは、「買収した途端、キーマンがごっそり辞めてしまう」パターン。
これは、経営の安定性が完全に崩れます。


【チェック3】従業員の人数・構成・給与水準

キーマンだけではありません。
一般従業員の「数」と「質」、これも要チェック!

  • 総従業員数は?

  • 正社員とパートの比率は?

  • 高齢化は進んでいないか?

  • 離職率は?

  • 人件費コストは適正か?

特に、慢性的に余剰人員を抱えていたり、逆にギリギリで回していたりすると、
買収後の経営に大きく影響します。


【落とし穴】代表もキーマンも抜けたらどうなる?

ここまで読んで、「じゃあ、代表もキーマンも抜けたら終わりってこと?」
その通りです(キッパリ)!

中小企業では、経営者本人が技術・営業・財務・経営をすべて担っているケースも珍しくありません。

つまり、

「中身がない会社を買ってしまうリスク」すらある!

もちろん、顧客基盤や資産、仕掛中の案件など「引き継げる価値」があれば別ですが、
“人”の抜け殻になった会社を引き受けてしまうと、リスクしか残りません。


【現場あるある】属人化が生むM&Aトラブル

ここで少し、現場でよくあるエピソードをご紹介。

ケース1:職人経営者の技術がブラックボックス

町工場のM&Aで、社長の技術が唯一無二だった。
しかし、後継者が不在で技術移転に失敗……。買収後、技術品質が落ち、取引先も離脱。

ケース2:代表が抜けたら社員が次々退職

顔なじみの社長が引退後、社員が不安を抱き次々と退職。
会社として機能しなくなってしまった。


【対策】人的リスクを見極めるには?

では、どうすればよいか。

デューデリジェンスで「人」もチェック!

  • 組織図や従業員名簿を確認

  • 役職・キャリア・担当業務を把握

  • 社内キーマンのヒアリング実施

  • 退職予定者や離職傾向も要確認

 代表者・キーマンとの「継続雇用契約」の検討

買収後も一定期間、代表やキーマンが残ってくれるよう「雇用契約」や「顧問契約」を結ぶケースもあります。引き継ぎ期間を確保することで、事業継承のリスクを下げられます。


まとめ:M&Aは“人を買う”ことを忘れるな!

最後に、もう一度まとめます。

  • 中小企業M&Aで最重要なのは「人」

  • 代表者が誰なのか、残るのかは要チェック

  • キーマンが抜けるか残るかで事業の継続性が決まる

  • 従業員の数・質・給与も見逃すな!

  • 属人化リスクは買収の大敵!

  • 「人」を見ることが、成功するM&Aの第一歩!

無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!

フリーダイヤル 0120-335-523

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