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経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
創業融資の“よくある勘違い”にズバリ回答!
起業準備でつまずかないための実務的ポイントまとめ
起業準備を進めていると、必ず出てくるのが「創業融資」に関する不安や疑問です。
今日は、実際の現場で起業家の方々から何度も寄せられる質問を素材にしながら、よくある勘違いをスッキリ解消していきましょう。
この記事は、まさに動画で語られている内容を、より噛み砕いて、より分かりやすく、より“起業家目線”に寄り添ってまとめ直したものです。
「創業融資の基礎をサクッと理解したい」「審査で恥をかきたくない」そんな方にピッタリですよ。
動画とあわせて読めば、理解がグッと深まります。ぜひ最後までお付き合いくださいね。
目次
自己資金の要件は本当に“なくなった”のか?
——10万円で1,000万円は借りられるの?
最近とても多い質問がこれです。
「自己資金要件がなくなったと聞いたので、10万円しかなくても、1,000万円を借りて起業できますよね?」
ズバリ言います。
10万円で1,000万円は…まず無理です。
「え!自己資金要件って緩和されたんじゃないの?」と驚く方も多いのですが、ここに大きな誤解があります。
●“要件がなくなった”≠“どんな人にも際限なく貸す”
融資の審査担当者が見ているのは、
**「自己資金の額」ではなく「事業全体の成り立ち」**です。
10万円しか持っていない方が、
いきなり1,000万円を使いこなす力があるのか?
運転資金が不足しないか?
生活が破綻しないか?
こういった基本的な観点で、「事業が回るかどうか」が判断されます。
たとえば、フランチャイズ加盟の場合、教育やサポートがあるためリスクが下がるのは事実ですが、それでも自己資金10万円では現実的ではありません。
要はこういうことです。
「自己資金ゼロでもいい」という制度上の文言だけを信じないでください。
現場は“実現可能性”で判断しています。
「多めに書けば減額されても希望額に近づく」は本当?
——なぜ創業融資は“減額”されるのか
これもとてもよく聞かれます。
「融資額って減額されることが多いので、
最初から多めに書いたほうがいいんですよね?」
これも、ズバリ言います。
多めに書く必要はありません。むしろ逆効果です。
●なぜ減額されるのか?
その理由はシンプル。
「事業内容に対して必要な金額に見えない」から。
たとえば、
「塾を開きたい」という方が、
実際は40~50万円で最低限の開業が可能なのに、
「1,000万円欲しい」と書けば、
「この人、事業の構造を理解していないのでは…?」
と判断されてしまいます。
●特に“運転資金”は減りやすい
設備資金は明確に「何に使うか」が決まっていますが、
運転資金は曖昧だと容赦なく削られます。
「半年の運転資金」と書いたつもりでも、
審査側が「この売上計画なら3ヵ月で十分」と判断すれば、
その金額に減額されるわけです。
だからこそ—
適正な金額を、根拠とともに書く。これが最も通りやすい申請です。
事業計画書は“分厚さ”ではない
——提出は1つでOK、質疑応答の準備を厚くする
一部の起業塾などで、
「事業計画書は何パターンも作り、
分厚くして提出しろ!」
という指導があるようですが、
これも大きな勘違いです。
●提出する事業計画書は「1つだけ」
審査担当者が見るのは、「あなたの本気度」ではありません。
見るのは、
-
事業が成立するか
-
売上が上がる根拠があるか
-
返済できるか
ただそれだけです。
分厚さや熱意は、計画書ではなく、
面談時の質疑応答で伝えるものです。
●ただし“裏資料”はたくさん準備しておく
-
売上が下がった場合のシミュレーション
-
設備投資を削った場合の収益性
-
売上が好調だった場合の人員計画
こうした「想定問答集」を持っておくと、
面談での回答が格段にスムーズになり、評価が上がります。
創業融資は“申し込む時期”を見計らえば有利になる?
——7月・12月は忙しいのでチャンス?これは迷信!
ネット上でしばしば見かけるのが、
「ボーナス時期(7〜8月、11〜12月)は忙しいから
融資が通りやすい」
という“都市伝説”。
結論から言えば、
時期による有利不利は存在しません。
忙しい時期は審査の時間が多少延びるだけで、
融資の姿勢そのものが変わることはありません。
-
申し込み時期
-
曜日
-
時間帯
こうした外的要因ではなく、
あなたの事業内容そのもので審査されます。
「時期を選ぶより、内容を磨く」
これが本質です。
生活費、役員報酬、設立費用…
創業融資の資金使途に“何でも入れていい”のか?
こちらも誤解されがちなポイント。
「生活費とか家のローン返済も入れていいって聞きました!」
結論から言うと—
●生活費は“入れて良い場合と悪い場合”がある
事業の性質や収益性によって、
生活費を正面から“必要経費”として認める場合もあります。
たとえば個人事業の場合、
-
開業直後は売上ゼロ
-
生活費も含めて運転資金として融資する
こうしたケースも現実にあります。
●ただし判断は「収益構造」で決まる
審査担当者はこう考えます。
「この人は、今後の売上で本当に生活費を払えるのか?」
「赤字が続いても、返済はできるのか?」
つまり、
生活費を“入れるかどうか”より、
“返済できる構造かどうか”が核心です。
また、「何でもかんでも書く」のはもちろん避けるべきです。
書かなくても審査側が必ずチェックする項目なので、
-
家のローン
-
家族構成
-
現在の生活レベル
-
必要最低限の生活費
こうした情報は、自然と会話の流れで明らかになります。
書き方より“事業としての筋の通し方”が大事。
ここを押さえておけば大丈夫です。
まとめ
——創業融資は“情報の正しさ”で9割決まる
創業融資は「書き方テクニック」で左右されるものではありません。
本当の意味で大切なのは、
実現可能な事業計画を丁寧に作り、
審査担当者に“安心感”を与えること。
今日ご紹介した誤解をひとつずつ解消すれば、
不安は驚くほど軽減します。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!
フリーダイヤル 0120-335-523



























