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是非御覧ください。
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
株式会社と合同会社、どちらを選ぶ?実務家が語る“費用”と“信用”の本音
はじめに
起業を考えるとき、必ずといっていいほど出てくる質問があります。
「株式会社と合同会社、どちらで設立すべきか?」
パッと見の費用面だけでいえば、合同会社(LLC)の方が安く設立できます。
そのため、「とりあえず安い方で」という考えで合同会社を選ぶ方も少なくありません。
しかし、実務的な視点で見ると、設立費用だけで決めるのはちょっと危険です。
今回の記事では、動画でお話しした内容をベースに、中野裕哲風にわかりやすく整理しました。
費用だけでは見えない、合同会社のメリット・デメリットや、将来の展開を見据えた会社形態の選び方をお伝えします。
株式会社と合同会社の大きな違い
1. 合同会社のメリット
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設立費用が安い(株式会社の半分以下)
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株主総会などの形式的な手続きが不要
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出資者(社員)の合意でスピーディーに意思決定できる
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Amazonや外資系企業でも採用されている柔軟性の高い形態
2. 合同会社の主なデメリット
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知名度・信用度が株式会社に比べて低い
日本では「会社=株式会社」というイメージが根強く、名刺や商談で「合同会社」と名乗ると「小規模」な印象を持たれやすい。 -
外部からの出資を受けにくい
合同会社では、出資者=経営に関わる社員となるため、純粋な投資家が参加しにくい構造。ベンチャーキャピタル等の資金調達には不向き。
合同会社が向いているケース
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小規模でスモールスタートしたい場合
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店舗名やブランド名が前面に出る業態(飲食店・ネットショップなど)
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当面は外部出資を受ける予定がない場合
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意思決定をスピーディーに進めたい場合
株式会社が向いているケース
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将来的に投資家やVCからの資金調達を視野に入れている
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取引先や業界内で信用を重視されるビジネス
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上場やM&Aなど、規模拡大を前提にしている場合
途中で形態を変えることは可能?
はい、可能です。
合同会社から株式会社への組織変更は、社名変更と同じような感覚で行えます。
公告や法的手続きは必要ですが、設立当初は合同会社でスタートし、事業が大きくなった段階で株式会社へ変更するケースは近年増えています。
判断のポイント
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短期的視点:設立費用、手続きの簡単さ、経営の自由度
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中長期的視点:信用力、資金調達のしやすさ、事業の成長戦略
「今の事業規模」だけでなく、「3年後、5年後の事業像」を想定して選ぶことが大切です。
まとめ
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費用だけで判断すると、後から不便になる可能性がある
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合同会社はスモールスタートや信用面を気にしない事業に向く
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株式会社は信用力や資金調達面で有利
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将来のビジョンが不透明な場合は、合同会社で始めて後から株式会社化する方法も有効
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