
Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
定期的な事業見直しのススメ:惰性経営は衰退の始まり
はじめに
「惰性で経営すれば、いつか潰れる。」
これは私が日ごろからお伝えしているフレーズです。長く経営を続けていると、成功体験や過去のやり方に固執しがちです。しかし、世の中の変化は待ってくれません。気づけば市場やお客様のニーズが変わり、昔の勝ちパターンが通用しなくなる——そんな場面を、私は多く見てきました。
今回の動画では、定期的な事業見直しの重要性と、スクラップ&ビルドの発想で変化に対応する方法についてお話しています。
日本の文化と「スクラップ&ビルド」
日本は古いものを守るだけでなく、「作り替える文化」が根付いています。
例えば伊勢神宮は20年ごとに建て替える「式年遷宮」を行います。建物は新しくなりますが、伝統や精神は受け継がれていく。これが日本流のスクラップ&ビルドです。
経営も同じです。たとえ過去に積み上げた成功があっても、世の中の変化に対応できなければ衰退します。だからこそ、自分のビジネスを定期的に「壊して」新しく作り直す必要があるのです。
私の実践例:4年ごとのオフィス移転
私は4年に1回、オリンピックイヤーに合わせてオフィスを移転します。
内装工事費や仲介手数料など、正直に言えば「無駄」に見えるコストもかかります。しかし、この移転には明確な狙いがあります。
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世の中の変化に自動的に追随できる
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古い形に固執せず、新しいチャレンジを強制的に取り入れられる
たとえば、以前のオフィスにはセミナールームがありましたが、コロナ禍で人の行動が変わり、リアル交流会は減少。そこで移転時にセミナールームをやめ、Zoom会議や動画配信に対応できる環境を整えました。結果、新たなサービス展開が可能になりました。
定期見直しの目安:「2年・5年・10年」の法則
昔から経営の世界で言われている目安があります。
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2年経ったら再考せよ
→ 現状のやり方が本当に最適か見直すタイミング -
5年経ったら疑え
→ 成功していても「このままでいいのか?」と自問する -
10年経ったら捨てよ
→ 大きな時代の変化に合わせて大胆に方向転換する
この考え方は何十年も前からありますが、今の時代はさらにスピードが速まっています。もしかすると「2年経ったら疑え」「半年で見直せ」というくらい短期化しているかもしれません。
変化のスピードは加速している
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スマートフォンの普及
わずか10年ちょっと前、スマホはほとんど普及していませんでした。それが今では生活の中心です。 -
生成AIの登場
ChatGPTや画像生成AIの登場からまだ1年ほどしか経っていませんが、すでに多くの業界に影響を与えています。
つまり、ビジネスの寿命は確実に短くなっているのです。2年先でも状況は大きく変わる可能性があります。
惰性経営から抜け出すための実践ポイント
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定期的に事業を棚卸しする
売上・利益だけでなく、市場の動きや顧客の変化も確認。 -
あえて壊す勇気を持つ
成功している部分も含めて、一度ゼロベースで再設計する。 -
環境を強制的に変える
オフィス移転や新規設備導入など、行動を促す仕組みをつくる。 -
短期スパンでの試験運用
新しい取り組みは小さく試し、反応を見て素早く修正。
まとめ
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惰性経営は衰退の入り口。
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日本のスクラップ&ビルド文化を経営にも応用する。
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「2年・5年・10年」の法則を今のスピード感に合わせて短縮。
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変化を恐れず、自ら壊して作り直す姿勢が生き残りの鍵。
今の時代、変化を待つのではなく、自ら変化を仕掛ける経営が必要です。半年先・1年先を見据えた柔軟な事業見直しを、ぜひ習慣にしてください。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!
フリーダイヤル 0120-335-523