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以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
信金の営業マンが「預金をお願いします」と言うワケ ~金融機関の本音をやさしく解説~
今回は、地方の中小企業経営者や個人事業主の方なら一度は経験があるであろう、
「信用金庫や信用組合の営業マンが、“預金を入れてください”とお願いしてくる」
この“あるある”現象の裏側について、ズバリ解説します。
本記事を読めば、
- なぜ新金・新組が預金を重視するのか?
- 定期積金を勧める理由は?
- 入金通帳の動きがなぜ重要?
といった“金融機関の論理”がすっきり理解できますよ。
なぜ信用金庫は「預金」にこだわるのか?
地方銀行やメガバンクと違い、**信用金庫や信用組合(以下:新金・新組)**の営業スタイルはとても地道です。
では、なぜそこまで「預金」にこだわるのか?
■理由①:預金量が“ランク”を決める
新金・新組では、実は**“規模”や“ランキング”の基準が預金残高**で決まることが多いのです。
つまり、預金をどれだけ集められたかが、
- 本部からの評価
- 地域での立ち位置
- 職員の査定
に直結しているんですね。
月末や月初に“お願い”が多いワケ
動画内でも紹介されていた「月末に預金を入れてくれませんか?」という依頼。
これには次のような背景があります。
■背景①:月末の預金残高が“勝負”だから
多くの金融機関では、月末時点の預金量が数値的な成績になります。
そのため、
- 月末の“見せ金”としてでも預金を集めたい
- 翌月初に戻してもらっても構わない
という“貸借対照表的”な動きが頻繁に行われるのです。
■背景②:ゲシ(決算期初)にも必要
金融機関には「ゲシ残高」や「平残(平均残高)」という概念もあり、 一時的でも多くの資金を集めることで成績が上がる仕組みになっているため、月初も実は重要なんです。
定期積金をすすめる理由
営業マンがよく言ってくるのが「定期積金やってもらえませんか?」というお願い。
■理由①:出金されにくく、安定預金になる
定期積金は、毎月一定額を積み立てる預金。 原則途中解約できないため、“解約されにくい安定資金”として計上されます。
金融機関にとっては、
「急に引き出されない預金=安定した“仕入れ”」
になるのです。
■理由②:昔ながらの“集金文化”の名残
定期積金はかつて“集金”というスタイルで行われており、 営業マンが定期的に訪問する口実にもなっていました。
つまり、
- 顧客接点を保つ
- 他の金融商品を提案する
という営業手法の一環でもあるのです。
預金は“仕入れ”であるという発想
ここで重要なポイントをお伝えします。
金融機関にとって「預金=仕入れ」「融資=販売」なんです。
商売の基本と同じですね。
- 預金を集めて
- 融資という形で“売り”、
- 利息という“売上”を得る
これが金融機関のビジネスモデルです。
特に新金・新組は、
- メガバンクのように預金が自動的に集まるわけではない
- 知名度が地域限定である
だからこそ、“足で稼ぐ”営業が主流なのです。
入金口座にしてほしい理由
新金・新組が「売上入金口座にしてもらえませんか?」とお願いしてくるのも、ちゃんと理由があります。
■理由①:預金残高が安定的に増える
売上が毎月入るということは、安定した預金残高が得られることを意味します。
■理由②:通帳の動きから企業の経営状況が見える
通帳の動きが見えるということは、
- 今月の売上はどうか?
- 支払いサイトはどうか?
といった**経営状況の“生データ”**が手に入るわけです。
それをもとに、
- 融資提案
- 定期預金提案
- ビジネスマッチング
などの営業展開が可能になります。
まとめ:営業マンの“お願い”は企業との関係強化のチャンス!
一見すると「なんでそんなこと頼むの?」と感じるような新金・新組の営業マンのお願い。
でもその裏には、
- 金融機関としての成績構造
- 預金の安定性と重要性
- 地域密着型の営業戦略
という、金融業界の“仕組み”が存在しているのです。
そして何より、
信用金庫・信用組合は“あなたのビジネスの伴走者”になりたいと思っている
という前提を、ぜひ忘れないでくださいね。
動画では、さらに深掘りして「金融機関側の内部事情」まで語っています。
興味のある方は、ぜひご覧ください!
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