コピーライティングは「信じられる文章」を作ることから始まる

こんにちは。前回は「読んでもらうためのライティング術」をお話しましたが、今回は【読まれた後の“信じない壁”】について掘り下げます。

コンテンツマーケティングが主流の今、どんな業種であっても「文章で信頼を得る」力は欠かせません。ただ書くだけじゃ伝わらない。信じてもらえる文章を書くには、どうすればよいか――あなたと一緒に一歩踏み込んでみましょう。

「信じない壁（Not Believe）」とは何か？

コピーライティングの世界には、「読まない」「信じない」「行動しない」の3つの壁、いわゆる“3つのNOT”という考え方があります。

このうち第2の壁が「Not Believe＝信じない」というもの。

いくら開いて読まれたとしても、読者は「怪しい」「自分にとって本当に価値あるの？」と疑っているものです。これを乗り越える工夫をしないと、どれだけ心に響く文章であっても、実際の行動（購入や問い合わせ）にはつながりません。

信じてもらうには、ある“仕掛け”が必要です。以下のエッセンスを取り入れてみましょう。

顔出しや人柄を打ち出すことで、人間味が伝わり、信頼感が増します。たとえば、ケーキ屋さんなら「このケーキは店主の想いが詰まっている」と伝えることで、お店の温かさが感じられます。

どんなビジネスであっても、「誰がやっているのか」が見えると、読み手は自然と安心しやすくなります。

ただ商品やサービスを紹介するだけではなく、「この事業を通じて叶えたい未来」を語ってみましょう。

「この商品で、こんな未来を目指しています」「こういう社会の役に立ちたいと思ってこの事業を始めました」といった“夢の共有”は、人を惹きつけ、応援したくなる気持ちを生み出します。

「～かもしれません」より、「～です」と言い切る表現のほうが、読み手には安心感が伝わります。

これは専門家としての信頼性を高めるのにも効果的です。さらに、文章や写真のトーンも大切。暗い印象の写真や冷たい言葉よりも、明るいトーンのほうが人の心をつかみやすいですよね。