
Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
信用保証協会の「代位弁済」って何?元銀行マンが語るリアルと裏話!
信用保証協会とは?──裏方だけど超重要な存在
ズバリ言います。
起業して融資を受けるなら、「信用保証協会」の存在を知らないのは“防具なしで資金調達の戦場に出る”ようなもの。
信用保証協会は、簡単に言えば、あなたの会社が銀行から融資を受けるとき、万が一返済できなくなってしまったときのために「保証人」になってくれる公的機関です。
裏方に徹しながらも、中小企業の資金調達を支える“縁の下の力持ち”。そんな存在なのです。
どうして銀行は貸せるのか?その背景に保証制度あり
民間の金融機関──たとえば都市銀行や地方銀行、信用金庫などは、「この会社、返してくれるかな…?」と慎重に審査します。
なぜなら、貸し倒れたら銀行も損をするからです。
そこで登場するのが、信用保証協会。
「この会社が万が一返せなくなっても、ウチが代わりに返しますから」という“保証”をするわけです。
このおかげで、金融機関もリスクを軽減でき、融資が実行されやすくなるのです。
「代位弁済」とは何か?その本当の意味
ここが一番のポイントです。
「代位弁済(だいいべんさい)」とは、企業が返済不能になった際に、保証協会がその債務を肩代わりすることです。
でも!ここで誤解しないでください。
「代わりに払ってもらえた=もう返さなくていい」ではありません!
あくまでも、金融機関への債務が「信用保証協会へ移る」だけなのです。
つまり、あなたの会社の返済先が変わるだけで、借金が帳消しになるわけではないのです。
どんなときに「代位弁済」が発生する?
ケースとして多いのは:
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3ヶ月以上の延滞が続いた場合
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会社が行方不明になる(夜逃げや連絡不能)
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債務者が正式に「返済不能」と申告した場合
などです。
このような状況になると、銀行は信用保証協会に対し、「代位弁済の請求」を行います。
協会はそれに応じて銀行へ返済を行い、その後は保証協会が新たな債権者となって、企業に回収を行っていくという流れになります。
代位弁済の“拒否”もある!?
実はこの制度、必ずしも「代位弁済=無条件で発動」ではありません。
信用保証協会が**「これは金融機関の過失では?」と判断するケース**では、代位弁済を拒否することもあるのです。
たとえば:
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融資実行時の審査がずさんだった
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保証を通す際に、虚偽の内容が含まれていた
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実態とかけ離れた事業計画で進めていた
このような場合、「さすがにそれは保証できません」ということになるのですね。
めったに起きないが、知っておきたい
とはいえ、こうした「保証協会による代位弁済拒否」はごく稀。
動画でも、「年に1件あるかないか」というレベルとのことでした。
とはいえ、企業側からしても、金融機関や保証協会との信頼関係を損なわないためには、
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正直な情報開示
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誠実な経営
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明確な返済計画
このあたりを大切にしないと、いざというときの“保険”も効かなくなるかもしれません。
信用保証制度は「創業融資」の力強い味方!
信用保証協会の制度は、これから創業する人にとっても、既に経営している人にとっても非常にありがたい制度です。
ただし、安易に考えず、「いざというときの保証制度である」ことをしっかりと認識しておくことが大切です。
借りたお金は、あくまで「自分の責任で返す」──その原則を踏まえた上で、この制度を最大限に活かしていきましょう!
無料相談も行っているので、ぜひ一度ご相談ください。お待ちしております!
フリーダイヤル tel:0120-335-523