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是非御覧ください。
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
借り替えという“奥の手”を使いこなす!~創業後3年目からの資金繰り改善術~
目次
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はじめに:資金繰りが楽になる「借り替え」とは?
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借り替えの仕組みを“図”でわかりやすく解説!
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実は「誰でもできるわけではない」!借り替えの2つの条件
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民間から民間は超ハードル高い?借り替えの現実
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タイミングが命!業績と借入残高の見極め方
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借り替えで気をつけたい「関西(かんさい)しない」戦略
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まとめ:借り替えは「切り札」。上手に使えば資金繰りが一気に改善!
はじめに:資金繰りが楽になる「借り替え」とは?
ズバリ言います。「借り替え(かりかえ)」とは、すでに借りている融資を一度精算し、新たな条件で借り直すことです。
えっ、それってただ借り換えるだけじゃないの?と侮るなかれ。このテクニック、実は事業を始めて3年目、5年目、7年目……と経営が少し落ち着いてきた頃、現実的に“非常に有効”な資金調達手段となるのです。
創業当初の「創業融資」ではなく、既存の借入の“リニューアル版”。その結果として、実質的に「新たな資金」が手元に残ることもあるのです。
借り替えの仕組みを“図”でわかりやすく解説!
たとえば、創業時に800万円を借りて、10年で返済予定だとします。5年が経過した時点で、単純計算で元本は約400万円返済済み。つまり残りの借入残高は400万円です。
ここで登場するのが“借り替え”。
いったん、再度800万円で融資を申し込んで、もし承認されれば、この800万円の中から400万円を既存の借入の返済に充てます。そうすると、残りの400万円は“新たな手元資金”として自由に使えるわけです。
図にするとこうです:
つまり、新しい借入で古い借入を完済し、同時に新たな運転資金も確保する、という一石二鳥のスキームです。
実は「誰でもできるわけではない」!借り替えの2つの条件
ここで大事なポイントです。
借り替えは、誰でもできるわけではありません。
条件その1:すでに融資を受けていること
当たり前ですが、借り入れが存在しない人が「借り替えます!」とは言えません。まずは“借入実績”があることが前提条件です。
条件その2:業績が安定していること
「借り替え」とは、金融機関にとっては新規融資です。したがって、業績が極端に悪化している場合には、借り替え自体が認められないこともあります。逆に、業績が伸びていれば、増額して借り替えるチャンスも生まれます。
民間から民間は超ハードル高い?借り替えの現実
たとえば「A銀行から借りている分を、B銀行で借り替えたい」と思っても、これはかなりハードルが高いです。
また、「日本政策金融公庫で借りた分を、民間銀行で借り替える」といったケースも、理屈上は可能ですが、現実的には難易度が高め。
解決策:同じ金融機関内での借り替えが王道
A銀行で借りたら、借り替えもA銀行で行う。これが一番現実的でスムーズな方法です。
タイミングが命!業績と借入残高の見極め方
借り替えにおいて、最も重要なファクターは「タイミング」です。
たとえば、既存借入の残りが300万円くらいの段階で、業績が伸びていれば、新たに500万円、600万円の借り替えも可能になるケースがあります。
逆に、売上が下がってきたタイミングで動くと、審査が通らなかったり、希望額より大幅に減額されるケースも。
だからこそ、経営が“良い時”に借り替えを相談するのが鉄則です。
借り替えで気をつけたい「関西(かんさい)しない」戦略
最後にもうひとつ大事なポイントを。
「借金は早く返せば偉い」と思って、元気よく全額返済してしまうと、借り替えの“原資”がなくなってしまいます。
つまり、「もう借入が残っていない=借り替えができない」という状態になるのです。
手元資金に余裕があるとしても、戦略的には“あえて完済せずに残しておく”ことで、必要なときに「借り替え」の道を残しておけるのです。
まとめ:借り替えは「切り札」。上手に使えば資金繰りが一気に改善!
借り替えは、ある意味、創業時には使えない「奥の手」です。
しかし、事業を継続していく中で必ず「資金繰りが厳しいな……」「でも新規融資はちょっと……」という局面が訪れます。
そんな時、この“借り替え”というスキームを知っているかどうかで大きな差がつきます。
「借り替えって何?」「ウチの会社もできるの?」と思った方、ズバリ、今が相談のタイミングかもしれません。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!
フリーダイヤル 0120-335-523