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【起業前の個人借入、創業融資に影響する?】ズバリ、金融機関の見方と準備のポイント
はじめに:個人の借金、創業融資に響くの?
創業融資の無料相談をしていると、「事業のための融資を申し込んだのに、個人の借入についてまで聞かれました…」という声をよく耳にします。これ、実はよくある話。とくに日本政策金融公庫などの公的融資の場合、申込者の“全体像”を見て判断するため、事業用資金であっても、個人の借入状況はチェックされるのです。
では、「個人で借金があると絶対に不利?」と思われるかもしれませんが、そんな単純な話ではありません。ポイントは、その借入の中身と返済能力にあります。
この記事では、「個人の借入が創業融資の審査にどう影響するのか?」を中野裕哲流でズバリ解説。さらに、事前に準備しておきたいポイントもお伝えします。
消費者金融やリボ払いは要注意!審査での見え方とは
まず大前提として、「個人の借入があるからダメ!」という単純な判断はされません。問題は、その内容です。
✕ NGパターン:消費者金融やリボ払いで多重債務状態
たとえば、アコム、プロミスといった消費者金融や、クレジットカードのリボ払いが何件もある、という場合。これはズバリ、不利に働きます。なぜなら、こういった高金利の借入は、資金管理能力に疑問を持たれやすいのです。
金融機関から見ると、「本当にこの人、事業を運営できるのか?」「また資金繰りで失敗するのでは?」という懸念を持たれてしまうんですね。
◯ OKなパターン:住宅ローンやマイカーローンはケースバイケース
一方で、住宅ローンやマイカーローンのように、社会的にも一般的な借入であれば、返済負担が事業に影響しない範囲であれば、問題視されません。むしろ、「それでも生活が成り立っている」「資金管理ができている」と判断されることもあります。
「法人と個人は別」は通用しない?創業融資での審査の実態
よく、「法人の融資だから個人の借入は関係ない」と考える方がいらっしゃいます。でも、それは通用しません。
なぜなら、創業時の法人はまだ実績がないため、代表者個人の信用や返済能力が重要な判断材料となるからです。
つまり、「法人が稼いで、個人も生活できるか」という視点で見られます。個人の生活費が過大で、事業からの収入ではとてもまかないきれない…となると、やはりマイナス評価に。
じゃあ、消費者金融の借入があったらアウト?
ズバリ言います。「アウト」ではありませんが、かなり「イエローカード」な状況です。
創業融資の審査では、「なぜその借入に至ったのか」「どのように返済しているのか」「事業の収支計画は現実的か」などを総合的に見ます。
たとえば、「以前は資金が足りず、一時的に借入したが、現在は完済している」といった説明ができれば、それほど問題にはなりません。ただし、「金利20%で借りていて、それでも返済計画が甘い」となると、審査に影響するのは当然です。
逆に評価が下がらないために、今すぐやるべきこと
では、どうすればよいのでしょうか?ポイントは次の3つです。
① 現在の借入状況を整理する
まず、自分がどこからいくら借りていて、毎月いくら返済しているのか、表にまとめましょう。「把握していない」は、最もNGです。
② 必要があれば、整理・繰上返済を検討
リボ払いや消費者金融など、金利が高く返済の負担が大きいものについては、事前に返済しておくのも一つの方法です。
ただし、無理に返すと手元資金がなくなるため注意。返すかどうかは、専門家と相談しながら決めましょう。
③ 説明資料を用意しておく
創業計画書に記載するだけでなく、別紙で「個人の借入に関する説明書」を作成しておくとベスト。「何のために」「どう返済しているか」「今後の資金繰りと両立できるか」がしっかり説明できれば、評価が変わります。
まとめ:迷ったら相談!自分で判断しないのがコツ
ここまで、創業融資における個人借入の見られ方をお伝えしてきました。
ズバリ、「借入=NG」ではなく、「内容と管理能力」が問われるのです。
「こんな借入があるけど大丈夫?」「事業計画とどうリンクさせればいい?」と不安がある方は、ぜひ専門家に相談してみてください。
勇気を出して一歩を踏み出せば、あなたに合った資金調達の道が必ず見つかります。
フリーダイヤル tel:0120-335-523