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他行の融資、借り換えますか?〜銀行からの提案にどう対応するか〜
はじめに
「他行の借り換え、どうですか?」 そんな一言を銀行の担当者から受けたこと、あるかもしれませんね。今回は、銀行から提案されることのある「借り換え」について、中小企業の経営者や財務担当の皆さまに向けて、メリット・デメリットを踏まえてわかりやすくお話ししていきます。
借り換えってなに?
ズバリ言います。借り換えとは、今借りているお金を、別の銀行やローンに置き換えることです。住宅ローンの借り換えをイメージしてもらうと分かりやすいですね。
たとえば、A銀行から2,000万円を年利2%で借りていたとします。そこにB銀行が現れて「ウチなら金利1%で貸しますよ」と言ってきたらどうでしょう?金利が下がれば、当然、返済額も軽くなります。
これが借り換えです。
借り換えのメリット
借り換えには、以下のようなメリットがあります。
- 金利が下がることで、支払総額が減る
- 借入金額が増えることもある
- 担保が外れるケースもある
たとえば、A銀行では社長の自宅が担保になっていたけれど、B銀行では担保なしでOKというような場合も。
借り換えのデメリット
でも、ちょっと待ってください。メリットだけに飛びつくのは危険です。
借り換えには以下のようなデメリットもあるのです。
1. 元の銀行との信頼関係が崩れる
「裏切られた」と感じてしまうのが銀行の本音です。一度借り換えで関係を切ってしまうと、将来困ったときに支援を受けられないリスクも。
2. 新しい銀行との関係は未知数
条件はよくても、今後の支援体制は未知数。特に業績が悪化した時に本当に助けてくれるかどうかはわかりません。
銀行から借り換えを提案されたら?
ここが本題です。銀行から「借り換えしませんか?」と言われたらどうするか。
ポイントは2つに分かれます。
財務体質に自信がある企業
・財務が健全 ・他の銀行からも声がかかる
このような企業であれば、借り換えも選択肢の一つです。むしろ銀行同士を競わせて有利な条件を引き出すこともできます。
一般的な中小企業
一方、まだ財務体質が盤石でない企業はどうするべきか。
結論から言えば、「安易な借り換えは避けましょう」。
できれば、複数の銀行とお付き合いをしながら、新たな借入はB銀行、既存はA銀行と棲み分けていくのがベストです。
借り換えを検討する際のチェックリスト
- 本当に金利差で得になるか
- 諸費用(手数料・登記費用など)を加味してもメリットがあるか
- 今後の金融支援体制に不安はないか
- 元の銀行との関係性を壊すリスクはないか
まとめ
他行の借り換え提案——魅力的に見えることもありますが、判断を誤ると大きなリスクを背負うことにもなります。
特に中小企業においては、**「金利」よりも「信頼関係」**の方がよっぽど重要な場面が多いのです。
借り換えの提案を受けたときは、ぜひ一度立ち止まって、自社の財務状況と将来の資金繰りをしっかり見つめ直してみてくださいね。
そして、悩んだら専門家にご相談を。V-Spiritsでは、こうした融資相談についても幅広くサポートしております。お気軽にお声かけください!
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