CIC開示にかかる「時間」ってどれくらい？
こんにちは。起業コンサルタント（R）、税理士、行政書士、FPの中野裕哲です。今回は「CIC開示にかかる時間」についてやさしく解説します。
「起業前に融資の準備をしたいけれど、自分の信用情報はどれくらいで確認できるの？」
そんな疑問をお持ちの会社員の方に向けて、具体的な時間の目安や、最短で結果を得る方法を丁寧にお伝えしていきますね。
CIC信用情報の開示手段は3つ
CICの開示は、次の3つの方法から選べます。
| 方法 | 所要時間 | 特徴 |
|---|---|---|
| スマートフォン | 最短10分程度 | 即日対応・24時間受付 |
| 郵送 | 約10日前後 | 書面で届く・記録が残る |
| 窓口 | 即日（所要30〜60分） | 紙で受け取れるが予約制・平日のみ |
それぞれの方法ごとに詳しく見ていきましょう！
スマホで開示：最短・最速でおすすめ！
スマートフォンからの開示が、もっとも早く簡単です。
所要時間：10〜15分
- 開示完了後、すぐに画面に結果が表示されます
- PDFで保存しておけばいつでも確認可能
手続きの流れ：
- CICの公式サイトにアクセス
- 「スマホで開示」を選択
- 本人確認書類（マイナンバーカード・運転免許証）をアップロード
- クレジットカード決済（手数料500円）
- 即時で結果が表示！
注意点：
- スマホ開示は“1回限り”の表示です。必ずスクショやPDF保存を！
郵送で開示：紙で欲しい人向け
紙での記録が欲しい方や、スマホに不慣れな方は郵送開示が安心です。
所要時間：申込から約10日前後
- 書類準備・発送・審査・返送に時間がかかります
手続きの流れ：
- CICのサイトで申込用紙をダウンロード
- 本人確認書類のコピーを同封
- 手数料500円（定額小為替）を同封
- 郵送（簡易書留がおすすめ）
- 10日ほどで結果が到着
窓口で開示：対面で安心
対面で丁寧に確認したい方には、CICの窓口開示も選択肢です。
所要時間：30〜60分（当日結果交付）
注意点：
- 東京（原宿）など一部地域のみ
- 平日9:30〜16:00、予約優先制
- 必要書類（本人確認証・手数料500円）を忘れずに
どの方法が自分に合ってる？
| 条件 | おすすめの方法 |
| すぐに知りたい | スマホ開示（即日） |
| 紙で欲しい・証拠を残したい | 郵送開示 |
| 対面で確認したい | 窓口開示 |
【よくある質問：FAQ】
Q1：スマホ開示は夜中でもできますか？
A：はい、24時間いつでも利用可能です。
Q2：郵送で申し込んだけど2週間経っても届かない？
A：CICに問い合わせましょう。書類不備や郵送事故の可能性もあります。
Q3：開示にかかる費用はどの方法でも同じ？
A：はい、いずれも手数料は500円です。ただし郵送の場合、別途切手代などが必要です。
Q4：何回でも開示できますか？
A：回数制限はありませんが、再開示のたびに費用が発生します。
まとめ：起業融資前の“時間管理”も成功のカギ
信用情報の開示は、融資準備の“入り口”としてとても大切。
そして、「いつ」「どれだけの時間がかかるか」を知っておくことも、計画的な準備には欠かせません。
最短10分で結果がわかるスマホ開示を活用して、早め早めの準備を進めていきましょう！
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この記事を書いた人
中野裕哲／Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授（起業論、ゼミ等）
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援！「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル（事業計画＋融資＋補助金＋会社設立支援）＋起業後の総合サポート（経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関）など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。
この記事を監修した人
多胡藤夫／Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫（旧国民金融公庫）に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。
