
Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
創業動機の書き方完全ガイド|事業計画書で融資担当者に響くポイントとは
はじめに
起業を目指す方にとって、事業計画書は「夢を現実にするためのパスポート」です。
その中でも「創業の動機」の欄は、多くの方が悩むポイントです。
「何を書けばいいの?」
「熱い夢を書けばいいのか、それとも冷静に分析した内容がいいのか?」
実際のところ、創業動機は融資審査の中でも意外に重視される部分。なぜなら、金融機関の担当者は、あなたの熱意だけでなく「実現可能性」を知りたいからです。
この記事では、動画で解説された内容をもとに、創業動機の評価ポイントや、やってはいけない失敗例、そして「こう書けば審査に通りやすい!」という具体的なコツを、中野裕哲風にわかりやすく整理しました。
よくある失敗パターン
1. 熱すぎる夢語り
「世界を変えたい!」「絶対に業界No.1になる!」
起業家にとって夢や野望は大切ですが、事業計画書においては冷静さも必要です。
金融機関の担当者は「夢」そのものには共感してくれるかもしれません。
しかし、融資の判断材料にするのは「その夢を実現できる根拠」です。
夢だけを長々と書き連ねても「現実味がない」と評価されてしまいます。
2. ネガティブな動機を書きすぎる
「前職の上司が無能で嫌になったから独立」
「世の中の仕組みが許せないから起業した」
こうした“怒り”や“不満”が原動力になるケースは少なくありません。
しかし、事業計画書ではマイナス要素が強調されすぎると、融資担当者に「感情的すぎる」と思われてしまう危険があります。
書くなら「前職でこういう課題を感じた。だから改善できるビジネスを立ち上げたい」と、ポジティブな表現に変換することが大切です。
3. 自分の弱みを正直に書きすぎる
「資金管理が苦手でした」「営業経験が不足しています」
正直さは美徳ですが、金融機関にとってはリスク要因です。
あえて事業計画書にマイナスを書き込む必要はありません。
書くべき5つのポイント
では、金融機関に評価される「創業動機」とはどんなものか。
以下の5つの要素を押さえると、説得力がグッと増します。
① ビジネスプランの概要
まずは簡潔に「どんなビジネスをするのか」を明記しましょう。
-
どんな商品やサービスを提供するのか
-
どんな市場をターゲットにしているのか
-
どのような収益モデルか
融資担当者はここで「全体像」をつかみます。
② 生かせる経験やスキル
壮大な夢よりも「あなた自身の実績・スキル」が重要です。
-
前職で培った経験
-
保有資格や専門知識
-
具体的な成功事例
「だから私はこの事業をやる資格がある」という根拠を提示することで、信頼度が高まります。
③ 独自性・強みの提示
「あなたにしかできない理由」を書きましょう。
-
他社にはない技術やノウハウ
-
独自の人脈やネットワーク
-
特定業界での実績や知見
金融機関は「競争に勝てる要素があるか」を重視します。
④ 顧客確保の見込み
「お客さんが本当に来るのか?」
これは融資審査で最重要ポイントのひとつです。
-
すでに取引先が決まっている
-
契約予定先がある
-
市場調査で需要が確認できている
こうした証拠を示せれば強力なアピール材料になります。
⑤ 起業準備の実績
「ちゃんと準備してきたか」を示すことも重要です。
-
自己資金を貯めてきた実績
-
クレジットや借入の返済をきちんと守っている履歴
-
必要な資格取得や研修の受講
金融機関は「お金の管理ができる人か」を重視します。通帳や信用情報でチェックされますから、普段からの行動が大切です。
結論:熱意より現実性
創業動機を書く際に大切なのは、熱意だけでなく現実性を強調することです。
もちろん、熱意がなければ事業は続きません。
しかし、融資担当者は「この人にお金を貸して返ってくるか」を冷静に見ています。
-
熱意 → モチベーションの源泉
-
現実性 → 融資判断の決め手
この両輪をバランスよく書くことが、審査通過へのカギです。
まとめ
✅ 創業動機で失敗する典型は「夢語りすぎ」「ネガティブすぎ」「弱み強調」
✅ 書くべきは「ビジネス概要」「経験」「独自性」「顧客見込み」「準備実績」
✅ 熱意よりも現実性を重視するのが金融機関の評価ポイント
事業計画書は単なる作文ではありません。
金融機関にとっては「融資判断の根拠」であり、あなたにとっては「夢を形にする設計図」です。
創業動機をうまく書ければ、融資審査はグッと通りやすくなります。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!
フリーダイヤル 0120-335-523