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リンゲルマン効果とは?中小企業こそ知っておきたい“無意識の手抜き”現象とその対策
はじめに
皆さん、「リンゲルマン効果」ってご存知でしょうか?
ちょっと聞き慣れない言葉かもしれませんが、実はこの現象、多くの企業、特に中小企業やベンチャーでの「人材マネジメント」に深く関係してくる、とても大事なキーワードなんです。
今日はこのリンゲルマン効果について、経営者や管理職の方、これから起業を目指す方にもわかりやすく、かみ砕いてお話していきますね。
リンゲルマン効果とは?
リンゲルマン効果とは、簡単に言うと「人が増えると1人あたりのパフォーマンスが下がる」現象のことです。
これは、フランスの農学者マクシミリアン・リンゲルマンが行った綱引き実験から導き出された理論で、
- 1人で綱を引くときは100%の力
- 2人だと1人あたり93%
- 3人で85%
- 4人で77%
- 8人になるとなんと49%!
つまり、人が多くなるほど、「自分は少しくらい手を抜いてもバレないだろう」という“無意識の社会的手抜き”が働くのです。
なぜ怖いのか?~組織での典型的な現象
このリンゲルマン効果、放置しておくとどうなるか。
- 「当事者意識の欠如」
- 「ノルマ達成後の手抜き」
- 「同調行動(みんなやってないから自分もやらない)」
- 「チャレンジが損になる空気」
つまり、「みんな頑張ってないから、自分も手を抜こう」 「目立つと損だからやらないでおこう」といった空気が組織に蔓延してしまうんです。
一人ひとりに悪気はなくても、結果的に組織の生産性は大きく低下します。これは本当に怖い話です。
では、どう対策すべきか?
では、このリンゲルマン効果、どうやって予防・対策していけばいいのでしょうか。
① 少数精鋭主義の導入
最もシンプルなのが「少人数チーム」です。
実際、起業直後に「一人社長」が効率的なのも、この効果を避けるためと言えます。
チームであっても、「1人の管理者が見るのは最大でも4人まで」といった仕組みにすることで、目が行き届く環境を作ることが大切です。
② 評価の可視化(ポイント制など)
アウトプットの見える化です。
人数が増えたのに成果が変わっていない――そんな時は要注意!
「ポイント制」などを導入し、各人の成果を可視化することで、公平な評価とやる気の向上につながります。
③ 頑張り・チャレンジの承認文化を作る
これが一番大事かもしれません。
「チャレンジして失敗=減点評価」では、誰も挑戦しなくなってしまいます。
失敗を責めるのではなく、「チャレンジしたこと」自体を評価する風土を作ることで、組織に前向きなエネルギーが生まれます。
結論:リンゲルマン効果を“見える化”して、対策しよう!
リンゲルマン効果は、誰もが無意識に陥ってしまう“人間の性(さが)”。だからこそ、意識的に「仕組み」でカバーすることが大切です。
組織が大きくなる前に、この効果を理解し、対策を講じることで、会社全体のパフォーマンスを大きく伸ばすことができます。
経営者の方も、現場のリーダーの方も、ぜひ明日から実践してみてくださいね!
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!
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