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コラム

未経験からアプリ会社を起業する方法|異業種出身者の始め方ガイド

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未経験からアプリ会社を起業する方法|異業種出身者の始め方ガイド

技術も人脈もない異業種からアプリ起業、何から始める?

異業種から独立・起業を考える方から、こんなご相談をよくいただきます。

「これまでITとは関係のない仕事をしてきましたが、アプリ開発の会社を立ち上げたいと考えています。技術も人脈もない状態で、何から始めればいいでしょうか?」

三浦高

この記事を書いた人

三浦高/Takashi Miura

元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
融資・資金調達コンサルタント
行政書士法人V-Spirits 補助者

産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。

融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。

中小企業診断士として、業種を問わず起業相談の窓口をしている三浦と申します。アプリ開発に限らず、技術者出身ではない方から同じような相談を受けることは珍しくありません。結論から言うと、技術や人脈がないことは、最初の一歩を止める理由にはなりません。順番を間違えなければ、異業種からでも十分に進められます。

最初にやるべきは「アプリを作ること」ではない

まず誤解していただきたくないのは、アプリ会社を立ち上げる最初の一歩が「アプリを作ること」ではないという点です。技術のない方が焦って外注先やエンジニアを探し始めると、たいてい「誰に頼むか」より先に決めるべきことを飛ばしてしまいます。

最初にやるべきは、自分が解決したい課題を一文で言えるようにすることです。「どんな人が、どんな場面で困っていて、それを解決すると何が変わるのか」を、できるだけ具体的な言葉に落とし込みます。たとえば「忙しい人向けの便利なアプリ」では課題が見えません。「個人経営の飲食店が、予約の電話対応に手を取られて営業中の接客が落ち着かない」くらいまで絞り込めると、ようやく次の工程に進めます。

この段階では、自分の異業種での経験が強みになります。前職で見てきた業界特有の困りごとは、他の起業家が気づきにくい着眼点になることが多いからです。技術がないことより、課題の輪郭がぼやけていることのほうが、この先の遠回りの原因になります。まずは身近な人や前職の関係者に実際の困りごとを聞きに回り、仮説を言葉にする作業から始めてみてください。

開発体制は「外注」と「共同創業」の二択で考える

課題が見えてきたら、次は開発体制です。技術者ではない方が開発を進める方法は、大きく分けて外注と共同創業の二つです。それぞれ向き不向きがあるので、最初からどちらかに決め切らず、段階に応じて使い分けることをお勧めしています。

外注は、まだ事業として成立するかどうか分からない初期段階に向いています。小さく試作品を作ってもらい、反応を見てから投資を広げる、という進め方ができるからです。ただし外注先に丸投げすると、仕様がずれたり、後から仕様変更のたびに追加費用がかさんだりしやすくなります。発注する側が「何を」「なぜ」作るのかを明確に説明できるよう、先ほどの課題の整理を先にしておくことが前提になります。見積もりを取る際は、1社だけで決めず、複数の外注先に同じ内容を伝えて比較すると、金額だけでなく説明の分かりやすさや質問への答え方からも相性が見えてきます。契約の範囲や成果物の権利関係など契約面の細かい取り決めは、専門家に確認しておくと安心です。

共同創業は、長く一緒に事業を育てる前提で、技術の分かる人に経営の一員として加わってもらう形です。外注より関係は深くなりますが、株式や意思決定の配分など、後から揉めやすい論点も増えます。異業種出身の方が技術側の共同創業者を見つける場としては、勉強会やコミュニティ、知人からの紹介といった地道な接点づくりが基本です。人脈がないからと諦めるのではなく、まず自分の課題仮説を資料にまとめて、誰かに話してみることから始めると、思いがけず話が広がることがあります。

どちらを選ぶにしても、最初の開発は必要最小限の機能に絞ることを意識してください。最初から完成度の高いアプリを目指すと、開発費も時間もかさみ、肝心の「この課題は本当にお金を払ってもらえるのか」という検証が後回しになってしまいます。

小さく検証してから、本格的な開発に進む

アプリの開発に入る前に、もう一つ挟んでいただきたい工程があります。課題と解決策の仮説を、実際に動くアプリを作らずに検証する段階です。

具体的には、想定する利用者に仮説をそのまま話して反応を見る、簡単な資料やスプレッドシートで代用できる仕組みを手作業で試してみる、アプリの画面イメージだけを作って意見を聞く、といった方法があります。これらはプログラミングの知識がなくても取り組めますし、費用もほとんどかかりません。この段階で「お金を払ってでも使いたい」という反応が得られるかどうかを見極めることが、後の開発費を無駄にしないための分かれ道になります。

反応が薄ければ、課題の設定自体を見直す機会だと捉えてください。ここで一度立ち止まることは、遠回りではなく、むしろ最短ルートです。何度も仮説を話す中で、最初に思い描いていた課題とは少し違う部分に強い反応が出ることもあります。その違いに気づけるかどうかが、検証の段階を丁寧に踏んだかどうかで差が出るところです。

反応が良ければ、その段階になって初めて、外注先や共同創業者を交えた本格的な開発に進みます。開発の規模が大きくなるほど、必要な資金や進め方の見通しも具体的にしておく必要が出てきます。異業種からの起業は、技術面の不安が目立ちやすいものですが、実際には事業全体の進め方を整理できるかどうかが分かれ道になることのほうが多いと感じています。一人で抱え込まず、立ち上げ段階から相談できる相手を持っておくことをお勧めします。私のところでも、そうした立ち上げ前の整理のご相談を受け付けています。

技術や人脈がないことは、起業できない理由にはなりません。課題を明確にし、身の丈に合った開発体制を選び、小さく検証してから進む。この順番を守っていただければ、異業種からでも着実に前へ進めます。

【無料相談のご案内】

弊社では、中小企業診断士・元補助金審査員の三浦を中心とした専門家チームが、業種を問わない幅広い起業・新規事業のご相談に対応しております。何から始めればいいかわからないという段階でも、適切なアドバイスを無料にて行っております。無料相談も行っているので、ぜひ一度ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!

フリーダイヤル 0120-335-523
お問い合わせフォーム https://v-spirits.com/contacts

三浦高

この記事を監修した人

三浦高/Takashi Miura

元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
融資・資金調達コンサルタント
行政書士法人V-Spirits 補助者

産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。

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