商業近代化資金融資制度
弘前市では、地域の商業力を強化し、魅力ある商店街を形成するための商業近代化資金融資制度を設けています。この制度は、特に中小企業者や商店街振興組合にとって、資金調達の大きな助けとなることでしょう。以下に、融資対象や資金使途、融資限度額などの詳細をまとめました。
融資対象
市内で卸売業、小売業、サービス業等を営み、又は営もうとする中小企業者及び商店街振興組合等が対象です。
資金使途
以下の資金使途が認められています:
- 店舗の新築若しくは増改築(これに伴う土地購入費及び運転資金を含む)
- 情報機器等の導入資金
- ショッピングセンター等への出店に要する資金
- ショッピングセンター等の運営に要する資金
融資限度額
融資限度額は以下の通りです:
- 1企業 … 3,000万円
- 1商店街振興組合等 … 7,000万円
- 有効事業については 1億円
利率
利率は、長期プライムレートより1.5パーセント優遇した利率以内です。ただし、算出した利率が0.9パーセントを下回る場合は0.9パーセントとします。
特例条件
以下の特例に該当する場合、利息分を市が全額負担します:
- 卸売業、小売業、サービス業等を営む中小企業者が、高度化資金の貸付けを受けずに、弘前広域都市計画地区計画に基づく改築を行う場合
- 中心市街地区域の商店街振興組合が、高度化資金の貸付けを受けずに行う商店街の共同施設を設置する場合
- 中心市街地区域における有効事業として、市長が適当と認めたもの
- その他、魅力ある商店街形成に資する事業として弘前商工会議所の推薦を受け、市長が適当と認めたもの
期間
融資期間は10年以内(1年以内の据置を含む)ですが、有効事業については15年以内(2年以内の据置を含む)となります。
担保・保証人
必要に応じて担保を徴求し、保証人は金融機関所定となります。
申込機関
融資の申し込みは以下の金融機関で受け付けています:
- 青森銀行
- みちのく銀行
- 東奥信用金庫
この制度を利用して、あなたのビジネスを次のステージへと進めてみませんか?地域の商業力を高めるための大きな一歩を踏み出すチャンスです。ぜひご検討ください。
融資の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル tel:0120-335-523
この記事を書いた人
小峰精公/Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。