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コラム

【安全性分析No.5】インタレスト・カバレッジ・レシオが示す企業の真実

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Youtubeに動画を投稿しました。
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是非御覧ください。

以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。

インタレスト・カバレッジ・レシオとは何か?

今回は、企業の安全性を測る「インタレスト・カバレッジ・レシオ(利払能力比率)」について、じっくり解説してまいります。「インタレスト・カバレッジ・レシオ」――なんだかカタカナが多くてとっつきにくい名前ですが、ズバリ言います。これは「借りたお金の利息を、ちゃんと払える体力があるか?」を見る指標です。

この指標が注目される背景には、企業の資金繰りや借入姿勢、さらには金融機関の融資判断にも影響するからこそ、知っておくべき“安全性分析”のひとつなのです。

“貸借対照表”ではなく“損益計算書”で見る珍しい指標

通常、安全性分析というと貸借対照表(バランスシート)を使いますが、このレシオはちょっと変わり種。損益計算書だけで計算するんです。

計算式はこちら:

(営業利益 + 受取利息 + 受取配当金) ÷ (支払利息 + 割引料)

つまり「本業でどれくらい儲けているか(営業利益)+金融収入」が、「借金にかかる利息や手数料をどれくらい上回っているか」を示すわけですね。

なぜこの指標が重要なのか?

この指標が「1倍未満」だったとしましょう。これは“稼いだお金”より“利息などの支払”の方が多い状態。つまり、借りたお金の返済すら危うい…という、赤信号が点滅している状況なのです。

逆に2倍、3倍と高くなっていれば「余裕をもって利払いできる=経営体力がある」と評価されやすくなります。

実際に、信用保証協会の融資審査などでも「2倍は欲しい」という目安が提示されることがあります。金融機関や投資家がこの指標に注目する理由が、なんとなく見えてきましたよね。

“安全性”と“収益性”の間にある位置づけ

実はこのレシオ、安全性分析とは言いつつ、収益性の色合いもあります。「いかに効率よく稼ぎながら、ちゃんと借入の利払いもこなせるか?」を見ているからなんですね。

つまり、どちらかに偏るのではなく、バランスの取れた企業運営が求められるということ。安全性と収益性の“架け橋”的な役割を果たしている、と考えていただくとわかりやすいでしょう。

業種によって違う“目安”にも注意

例えば、安定収入が見込める不動産賃貸業などはインタレスト・カバレッジ・レシオが高くなりやすい一方、初期投資が大きいスタートアップなどは一時的に1倍を下回ることもあります。

重要なのは「単年だけで判断せず、推移や業種特性を踏まえること」。金融機関もそのあたりはしっかり見ています。

診断士試験でも頻出!要チェックな存在

実はこのレシオ、中小企業診断士試験でも2~3年に一度は登場する定番テーマなんです。受験予定の方も、ぜひ理解を深めておきましょう!

私たちにご相談ください

V-Spiritsグループでは、創業支援・資金調達・補助金サポートのほか、こうした「安全性分析」「経営診断」も専門スタッフが対応可能です。

「ウチのレシオってどうなの?」「融資通るかな?」――そんな時には、お気軽にお問い合わせくださいね。

フリーダイヤル tel:0120-335-523

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