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アナロジー思考とは?他業界の知恵を自社ビジネスに活かす方法
こんにちは、中野裕哲です!
今回は「アナロジー思考」についてお話ししましょう。これは、新しいビジネスを創るうえで非常に重要な“発想法”のひとつです。
ポイントはズバリ、「他業界のアイデアを、自分の業界に応用する」こと。
これができるようになると、発明や技術革新がなくても、新しいビジネスを創り出すことが可能になります。
■アナロジー思考の基本
アナロジー思考とは?
アナロジー思考とは、ある分野の考え方や仕組みを別の分野に応用する発想法。
もともとは「類推」という意味で、経済学者シュンペーターが提唱した“イノベーション=新結合”の考え方にもつながります。
つまり、**「既存の要素を別の形で組み合わせ直すこと」**がイノベーションの正体なんですね。
■新規事業の8割はアナロジーから生まれている
経済学の研究によると、成功した新規事業の約8割は、他業種のアイデアを応用したものだと言われています。
つまり、
- まったく新しい技術
- 誰も見たことのない発明
である必要は、まったくありません!
むしろ重要なのは、他の業界を観察して“これは使えそう”という視点を持つこと。
■アナロジー思考の実践事例①:オフィスグリコ
中野がオフィスで導入している「オフィスグリコ」。
これは、一見すると新しいビジネスモデルに見えますが、実は“置き薬”のモデルそのもの。
共通点:
- 商品(お菓子や薬)を無料で置いておく
- 欲しい人だけが代金を支払う
- 補充と管理は業者が担当
つまり、江戸時代からある仕組みを、現代風にアレンジしたものなんですね!
■アナロジー思考の実践事例②:オフィスオアシス(飲料版)
さらに、中野のオフィスでは「オフィスオアシス」というドリンク版のモデルも導入しています。
こちらも原理は同じ。
- ドリンクを常備
- QR決済や現金で購入
- 管理は外部業者
仕組みはオフィスグリコとまったく一緒。商品が“お菓子”か“飲料”かの違いだけなんですね。
これぞ、アナロジー思考の見事な活用例です!
■アナロジー思考の代表格:カミソリモデル(会場モデル)
ジレットのビジネスモデルとして知られる「カミソリモデル」も有名です。
- 本体(ホルダー)は安く提供
- 消耗品(刃)で継続収益を得る
このモデルがプリンターやゲーム機にも応用されていることはご存じのとおり。
- プリンター+インク
- ゲーム機+ソフト
これらもアナロジーの賜物です。
■アナロジー思考を実践する3つのポイント
- 他業種を観察する目を持つ
- 同業他社ばかり見ていては発想が狭まります
- 成功事例を分解するクセをつける
- なぜ売れている?どういう仕組み?
- 自社の課題と照らし合わせて応用する
- 「自社ならどう使えるか?」という視点で見る
■まとめ:真似ることは悪ではない!
アナロジー思考は、ただの真似とは違います。
- 「模倣」ではなく「応用」
- 「コピー」ではなく「再設計」
この視点を持てると、発明や特許がなくても立派な新規事業を創り出せるんです。
ぜひ、日々のビジネスの中でも“他業界の成功事例”に目を向けてみてください。
私たちも日々、そうやってビジネスの種を探していますよ!
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