
Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
【ビジネスモデルを見直せ!】「顧客のお財布事情」を知らずに価格は決められない!
はじめに|“いい商品”が売れない理由、それは「価格のズレ」かもしれません
「頑張って商品やサービスをつくったのに売れない…」
そんな経験はありませんか?
ズバリ言います。それ、お客様のお財布事情を理解していないのが原因かもしれません。
今回のテーマは、「顧客理解」と「値付け」の関係。
ビジネスモデルを構築・改善するうえで、**価格設定の裏にある“予算感”**をどう読み解くか、じっくり解説してまいります。
第1章:ビジネスの基本「3C」を今こそ思い出そう
■ 自社目線だけでは見誤る!
ビジネスモデルを考えるとき、大事なのは「3C分析」――
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Customer(顧客)
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Competitor(競合)
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Company(自社)
この中で、**見落とされがちなのが「Customer=顧客」**です。
自社の商品に自信があるからこそ、自分都合の発想になりがち。
ですが、**「お客様がいくら出せるか?」**を知らずして、適正価格は決められません。
第2章:BtoCの世界で見る「価格の基準」は?
■ コンビニの「700円以上くじ」に学ぶ
たとえば、コンビニでよく見る「700円以上購入で1本くじ引き」。
これ、平均客単価が650円前後だからこその仕掛けなんです。
あと少し買えばクジが引ける――という行動心理を突いた施策ですね。
このように、「顧客がどのくらいお金を使うのか?」という基準を知らなければ、キャンペーンも空回りしてしまうんです。
■ 教育費の“月予算”は家庭によって大違い!
教育関連サービスでは、「小1と高3で月の支出は全然違う」という点を理解せねばなりません。
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小学低学年なら月1万円前後
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高校受験・大学受験になれば月10万円以上かかるケースも
つまり、同じ「学習支援」でも、想定すべき価格帯はまったく違うのです。
第3章:BtoB市場でも“財布の中身”を理解する
■ 広告予算の相場ってどれくらい?
企業向けのサービスでも、「予算感」を把握することは必須です。
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一般的な広告費は売上の2~5%程度
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美容業界などでは10~30%、極端な場合は50%超の例も
どの業界に何を売るのかで、「払ってもらえる金額」の常識が変わってくるわけですね。
■ 採用費も「常識の相場」がある!
新卒・中途の採用には、1人あたり平均90万円~100万円かかるといわれます。
人材紹介や求人広告、採用管理システム…そのどこに何%割り当てるのかも、業種によって全然違います。
第4章:「いくら出せるか」×「何に価値を感じるか」で価格は決まる
■ 顧客の“強制支出”を避けて考える
特定の支出(例:学校の授業料、家賃)がどうしても重なる層には、価格が“割高”に見えてしまうことも。
逆に、「ここだけは出したい!」という分野なら、多少の価格でも購入に踏み切ることが多いものです。
■ 「この人には売れない」と割り切る選択もあり!
時には、“予算的に見合わない層”を切る判断も必要です。
「これ以上値下げしたらサービスの質が落ちる」
「どうしてもこの価格でしかやれない」
という場合には、無理に広げず、別のペルソナ層を狙うべきです。
第5章:価格設定に必要なのは「数字」と「想像力」
■ 市場調査と仮説づくりがカギ
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平均的な利用額をデータで把握する
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顧客の月収・属性・支出傾向から仮説を立てる
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競合の価格と比較して、自社の強みで納得感を演出する
価格は“感覚”ではなく“戦略”で決めましょう。
おわりに|「価値がある」と思ってもらえるかがすべて
値付けのミスは、顧客を逃がす最大の原因。
そして、それは多くの場合「顧客理解の欠如」から起こります。
本記事を読んでいただいた方には、ぜひこう言いたい。
**「売る前に、買う人の財布の中身を想像しよう」**と。
フリーダイヤル tel:0120-335-523