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音感で売上が変わる!商品・サービス名の決め方完全ガイド
〜マクドナルドから缶コーヒーまで、響きが与える印象の力〜
はじめに
あなたの会社名やサービス名、音の響きを意識してつけていますか?
ビジネスにおいて名前は単なるラベルではなく、第一印象を左右し、記憶に残り、購買意欲に影響を与える重要な要素です。
今回の記事では、中野裕哲流に「音感(おんかん)」を活用したネーミングのポイントを解説します。実際の事例を交えながら、商品やサービスの名前の付け方で売上やブランド浸透が変わる理由を掘り下げます。
音感とは何か?ビジネスにおける重要性
音感とは、言葉の響きやリズム、口にしたときの感覚のこと。
日本人には3・5・7のリズムが心地よく響くとされ、名前の長さや構成にも影響します。
また、文字の並び方や濁音・清音の使い方も印象を大きく左右します。これらをうまく使うことで、覚えやすく、愛されるブランド名を作ることが可能です。
事例① マクドナルドの日本上陸戦略
1971年、日本にマクドナルドが上陸しました。
本来の英語発音に近い「McDonald’s(マクダーナルズ)」では、日本人の舌には馴染みにくい。
そこで、日本法人創業者の藤田田(ふじたでん)氏は、3・3のリズムを意識した「マクドナルド」という呼び名を採用しました。
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覚えやすく、言いやすい
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略称も自然に「マック」や「マクド」として定着
結果、日本市場で圧倒的なブランド浸透に成功しました。
事例② 缶コーヒーと濁音の関係
缶コーヒーの主要ブランドを思い浮かべてください。
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ワンダ
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ボス
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ジョージア
これらに共通するのは、**濁音(が・ぎ・ぐ・げ・ご/ざ・じ・ず・ぜ・ぞ/だ・ぢ・づ・で・ど/ば・び・ぶ・べ・ぼ)**が入っていることです。
濁音は男性向け商品のネーミングに多用され、力強さや重厚感を与える効果があります。缶コーヒーの主要ターゲットである男性に強く響くため、ブランドイメージと一致するのです。
例外として「ファイヤ」のように濁音がない例もありますが、これは登場当初かなり珍しいケースとして話題になりました。
男女別の音感戦略
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男性向け商品:濁音を使い、力強さ・存在感を演出
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女性向け商品:濁音を避け、柔らかく、美しい響きを意識
女性向けブランドでは、発音がスムーズで軽やかな名前が好まれます。音感から受ける印象が購買心理に直結するため、性別ターゲットに合わせた設計が重要です。
近年のトレンド:4文字ネーミング
ここ10数年、特にスタートアップやWebサービスで4文字ネーミングが流行しています。
例:
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アスクル(翌日届く → 明日来る)
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メルカリ(マーケット+ラテン語のcarī)
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ラクスル(楽に刷る)
短くて覚えやすく、検索性が高いことが特徴です。
ネーミング時の検索対策
昔は電話帳で「あ行」に来るように社名をつける戦略がありましたが、今は検索エンジン対策が重要です。
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入力しやすい単語か
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他社と名前がかぶらないか
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検索したときに上位表示を狙えるか
これらを考慮しないと、せっかくのブランド名がネット上で埋もれてしまいます。
音感ネーミングのチェックリスト
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ターゲット層に合った音感か?(濁音/清音の使い分け)
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リズムは心地よいか?(3・5・7、4文字など)
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略称が自然に作れるか?
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検索しやすく、被らない名前か?
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口に出して言いやすいか?
まとめ
ネーミングは、単にかっこいい言葉を選ぶだけではなく、響き・リズム・発音のしやすさ・検索性まで含めて戦略的に考えるべきものです。
マクドナルドの成功や缶コーヒーの音感戦略が示すように、音の響きは消費者の記憶や印象に深く刻まれます。
今後新しい商品やサービスを作るときには、音感を武器にしたネーミングでブランド力を高めていきましょう。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!
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