
Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
どんぶり感情では経営は続かない!“甘さ”を脱する3つの心得
どんぶり感情とは?──聞いたことはあるけれど…
「どんぶり勘定(感情)」という言葉、聞いたことはあるけれど、いざ説明しようとすると曖昧なまま…そんな方、多いのではないでしょうか?
ズバリ言います。
どんぶり感情とは、“お金の出入りをなんとなく”で済ませてしまう経営姿勢のことを指します。レジの中身が増えていれば「儲かってる」と思い、減っていれば「苦しい」と思う。帳簿はおろか、現金の管理さえ感覚任せ。これが「どんぶり感情」の正体です。
そんな姿勢では、どんなに熱意やビジョンがあっても、事業は長続きしません。
今回は、元信用金庫の現場で中小企業の経営支援をしてきた方の実体験をもとに、「どんぶり感情」に陥りやすい経営者の傾向と、その対策についてお話しします。
どんぶり感情に陥る経営者の共通点
1.対交際費が異常に多い
「接待も営業のうち」と、何の計画もなく飲食や娯楽にお金を使ってしまうタイプ。特に飲食業や建設業の社長に多く見られます。「付き合いだから」と軽く考えているうちに、経費が膨らみ、利益を圧迫することに…。
2.見栄のための無駄遣い
「いい車に乗りたい」「いいゴルフ会員権が欲しい」──気持ちはわかります。しかし、それは“経営の余力がある時”にすべきこと。売上が不安定な時期に高額リースを組むのは、資金繰りを苦しめる原因になります。
3.仕入れがルーズ
「とりあえず仕入れておこう」「売れるだろう」と根拠なく商品を大量に仕入れ、結果として不良在庫の山。地方の事業者では「事務所に段ボールが積み上がってる」なんて笑えない話も少なくありません。
銀行はどこを見ているのか?
銀行が融資を検討する際、必ず見るポイントがあります。
それは、「この会社のお金の使い方は健全か?」という点。
決算書にどんぶり感情の痕跡(過大な交際費、異常な仕入れ額、利益に見合わない経費)があれば、「この会社には貸せない」と判断される可能性が高まります。
つまり、“資金繰りが苦しいから貸してほしい”と思っても、どんぶり感情では門前払いになってしまうというわけです。
今すぐ始められる“どんぶり脱却”の3ステップ
ステップ1:安易な判断をしない
仕入れでも投資でも、「売れるだろう」「いけるだろう」で動かない。数字を根拠に判断することが大切です。売れる見込み、利益率、資金繰りへの影響…これらを冷静に見極めましょう。
ステップ2:金額を“ざっくり”で見ない
「5万円も10万円も同じでしょ」と思った瞬間、どんぶり感情に逆戻りです。支出は必ず細分化し、「いくら、何に、何回使っているか」を把握しましょう。
ステップ3:毎月、試算表をチェックする
会計事務所からの月次試算表を活用しましょう。**資金の流れを「見える化」することで、自分の経営判断を客観的にチェックできます。**試算表があれば、異常値にもすぐ気づき、軌道修正が可能になります。
まとめ──“感情”ではなく“数字”で経営する
どんぶり感情から抜け出す一番のポイントは、
「自分の感覚」ではなく「数字」に基づいて判断する習慣をつけること。
中野もよくお話しすることですが、「数字に弱いから…」という言い訳は通用しません。最初はざっくりで構いません。まずは、毎月試算表を見ることから始めましょう。
最初の一歩が、あなたの経営を大きく変えるはずです。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!
フリーダイヤル tel:0120-335-523