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【要注意】元日本政策金融公庫支店長解説!! 創業融資が失敗する3つの理由

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Youtubeに動画を投稿しました。
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是非御覧ください。

以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。

【保存版】創業融資が通らない!その3大理由とは?〜これだけは絶対に外せない「信用される準備」とは〜

はじめに

創業融資に挑戦しようとする起業家の皆さまへ。

「申請したけど通らなかった…」 「なんでダメだったのかわからない…」

そんなお悩み、よくいただきます。

ズバリ、ポイントはこの3つ。

  • 自己資金の説明があいまい
  • 債務履歴(支払いの遅れ)に問題あり
  • 事業経験の説明が曖昧

この3点、いずれも「信用力」に直結します。どんなに素晴らしい事業アイデアでも、「この人に貸して大丈夫か?」と思われてしまえば、融資は通りません。

さて、それぞれの理由を深掘りしてみましょう。


創業融資がNGになる3つの理由


1. 自己資金が曖昧で説明できない

ズバリ言います。

「自己資金が“ある”ではなく、“どう貯めたか”を語れないとNG」

創業融資の審査で最も重視されるのが、「自己資金の信頼性」です。

たとえば、

「50万円貯めました」 →「どこから?どうやって?」 →「うーん…」

これでは即アウト。

単に「お金を持っている」だけではダメなのです。 「どうやって貯めたか」そこに至るプロセスこそが、あなたの“計画性”や“誠実さ”を伝える材料になります。

そして、ここが重要なポイントですが、公庫の審査担当者は「現金で用意しました」という人には警戒します。

なぜなら、現金の出どころは通帳などで証明できないからです。

親からの贈与やタンス預金も、証明ができなければ自己資金として評価されません。

✅チェックポイント:

  • 通帳で証明できる貯金履歴があるか?
  • 日々の積立や給与天引きなど、地道な努力が見えるか?
  • 「いつ、どのくらいの期間で、どうやって準備したか」を話せるか?
  • 出所がはっきりしている振込記録、明細などがあるか?

また、支出の履歴も重要です。

「起業準備として機材を買いました」「HP制作費に使いました」など、創業に向けてお金を計画的に使ってきた履歴があれば、よりプラスに評価されます。

自己資金=金額の多寡ではなく、信頼と準備の証なのです。


2. 債務履歴に問題がある(支払いの遅延)

「携帯代の滞納で落ちること、あります」

これは意外と多いんです。

「1回だけです…」 「うっかり忘れてました…」

その“1回”が審査では「この人、ちゃんとお金を返せるか?」という不安材料になります。

特に、公庫側はクレジットカード利用歴や公共料金の支払いなど、日常の「信用行動」を重視して見ています。

携帯料金、家賃、水道光熱費など、あらゆる支払いが「この人の信用履歴」として評価されます。

✅チェックポイント:

  • 家賃、公共料金、携帯代など支払い履歴に遅延はないか?
  • 引き落とし口座の残高不足はないか?
  • 信用情報(CICやJICC)を確認したことがあるか?
  • リボ払い・キャッシングの利用状況はどうか?
  • 自動引き落としにしているか?紙請求書で見落としていないか?

支払いが「きちんとできているか」だけでなく、「自動化して安心か」「計画性を持って支払っているか」が見られます。

ちょっとしたミスや忘れが、大きなマイナス評価になることを忘れないでください。


3. 事業経験の説明があいまい

「経験がないこと自体は問題じゃない。でも“できる理由”を語れなければNG」

創業融資は「実行力をどう担保するか」が問われます。

「経験ありますか?」 「まあまあ…」

こんな曖昧な返答はNGです。

「○○業界で5年営業をやってきました」「この分野に10年携わってきました」というように、実績や背景が語れる人は強いです。

しかし、経験がない人でもチャンスはあります。

大事なのは、

  • その分野をなぜ選んだのか?
  • どう学び、どんな準備をしてきたのか?
  • 誰に相談してきたのか?
  • どんなシミュレーションをしてきたか?

こうしたことを、数字や事例で説明できるかどうか。

✅チェックポイント:

  • 同業の勤務経験や副業経験があるか?
  • セミナー受講、資格取得などの学習歴があるか?
  • 業界の人とのネットワークを築いているか?
  • 市場調査や試算、競合分析などをしたか?

これらの説明ができれば、未経験でも「やれる根拠」として評価されます。

逆に、漠然とした想いだけでは「熱意はあるが計画性に欠ける」とみなされてしまいます。


面談の本質は“信用されるかどうか”

面談で最も大事なのは、

「この人にお金を貸していいと思えるか」

という信頼感。

その場にいる担当者が「よし、この人なら」と思ってくれれば、 その上長に対しても「こういう理由でOKです」と後押しできるわけです。

だからこそ、

  • お金に対する意識
  • ルールを守る姿勢
  • 事業に対する熱意と準備

これらをしっかり言葉で伝える準備をしておくことが、 結果的に審査突破への最短ルートなのです。

「なぜこの事業をするのか?」「どんな人に、どう届けるのか?」「どれくらいの売上と利益が出そうか?」

これらを、自分の言葉で、具体的に語れるようにしましょう。


おわりに:創業融資は「思い」だけでは通らない

最後に、もう一度まとめます。

✅創業融資がNGになる3つの理由:

  1. 自己資金の説明が曖昧(通帳で裏付けできない)
  2. 債務履歴に遅延がある(携帯代も注意!)
  3. 事業経験の説明がふわっとしている(根拠がない)

これらは、すべて「信用」に直結する要素です。

創業は一朝一夕に決めるものではありません。

だからこそ、しっかりとした計画と、それを支える実績や態度が重要なのです。

「思い立って、すぐに創業」は理想的に見えますが、実は準備不足になりがちです。

“なぜ今なのか”“なぜこの分野なのか”“なぜ自分がやるのか”を明確に言語化することで、 あなたの「創業の本気度」が伝わります。

無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!

フリーダイヤル 0120-335-523

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