
【創業融資】業界未経験でも融資を受ける2つの方法について解説
ここ数年、創業融資における未経験業種で起業する方への審査は年々厳しくなっています。融資審査は申込人の過去に基づいて軌道に乗るかどうかを判断しているといっても過言ではありません。
明確に分けて考えなくてはいけないのが、起業することと、業界未経験は一緒ではないということです。起業する人はほとんどが初めてかもしれませんが、業界経験の有無は重要な判断材料になります。
挑戦するのだから経験がなくて仕方ないじゃないかと思うかもしれませんが、融資はあくまで返済されることを前提と考えますので成功するかどうかわからない場合は融資できません。
そんな未経験でも融資を受けるためのポイントが3つありますので紹介をします。
1.自己資金を潤沢に用意する
未経験という大きなマイナスを乗り越えるためにも、自己資金を潤沢に用意しましょう。自身で事業へ投下する金額が多ければ多いほど金融機関も多少は頑張って融資をしてみようかと模索をします。
2.1年でも良いから経験を積む
そもそも知らない業界で従業員として雇用されるのではなく、起業するのであれば余計に業界の内部事情などまで本来は熟知しておく必要はあります。そうでないと失敗する確率が増えてしまうからです。
創業融資を断られてしまったけど、どうしても諦められないという人もいると思います。その場合は、いきなり起業でなく、その業界で働いて経験を積むことをお勧めします。
3.結果を出して融資を受ける
最初から融資を受けずに自己資金のみで事業をスタートさせ、目に見える結果を決算という形で出した後に金融機関に融資を申込みをします。未経験であっても事業として一定の成果を出したあとであれば未経験だからといって断られることはないでしょう。その代わり、誰が見ても納得する数値である必要もあります
未経験で始めることが悪いことではありませんが、金融機関の内部統計データなどでは未経験で創業融資を受けて事業を始めて3年以内に返済が難しくなったケースが少なくありません。そういったデータから厳しい審査となっていることも覚えておきましょう。
V-Spiritsでは、未経験でも融資を受けて起業したいという方の相談にも乗っています。ぜひ、下記フォームより無料相談のお申込みお待ちしております!
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この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura 元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員 中小企業診断士、起業コンサルタント®、 1級販売士、宅地建物取引主任者、 補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、 産業能率大学 兼任教員 2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。 融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。